わたしは白熊文奈ちゃん

惑星パスタ

惑星はパスタっていう名前だった。

さいしょに聞いた時

｢｢｢えーっ？パスターっ？なんか、美味しそう...｣｣｣

ニースでも、3人とも、パスタ大好きなの。

姫の名前はサラダ姫。

｢｢｢うわっ！なんか、可愛い...｣｣｣

ニースでも、3人とも、サラダも大好き。

☆

サラダ姫には、お姉さんいて、ドレッシングっていう名前。

お姉さんは、近々、ご結婚されるらしい。

｢うちのママは、ウェディングのお仕事していて、ドレスも作ってるよ～｣

って、うちは、姫に言ってみた。

｢ぜひ、あやなっちママに作っていただきたいですわっ｣

って、姫は言う。

｢じゃあ、ママに聞いてみるね～｣

って言って、うちらは、オーロラちゃんの船に乗って、ニースに戻った。

☆

｢ママ～！お友達のお姉さん、結婚するらしくて、ママにウェディングドレスを作ってほしいんだってー｣

って、うちはママに言う。

｢あら、いいけど、それなら、お姉さんの採寸に、おうかがいしないとね～｣

って、ママは言うから

ママといっしょに、オーロラ船長の船に乗り込む。

｢船に乗って行くのー？｣

ママは、ちょっとびっくり。

｢そうだよー｣

オーロラちゃんの船は

フワッ

と空に舞い上がり

上へ上へと登って行く。

きゃあああああ

ママは、かなりびっくりしてる。

｢どこ行くのー？どこ行っちゃうのー？どこまで行っちゃうのよー？あやなっちー！｣

☆

船は惑星パスタに到着。

船から降りて、ママといっしょに宮殿のサラダ姫のところに。

｢サラダちゃーん！ママを連れて来たよー｣

｢あー、お待ちしてましたわー｣

姫も喜んでる。

お姉様もいる。

｢それでは...｣

と、ママは、お姉様の採寸をはじめる。

採寸のあと、シーチングで縫い合わせて仮縫い。

お姉様にシーチングのドレスを着てもらって、補正。

そして、型紙を作成し、本物の生地で、裁断縫製。

生地は、パスタ星にある、結婚の時に使われる生地みたい。

☆

ウェディングドレスの完成！

お姉様にぴったり。

さすが、うちのママだ！

きれいでめっちゃ可愛いドレス。

お姉様も、サラダちゃんも、めっちゃ気にいってくれた。

☆

結婚式当日。

マーリアちゃんとイレーヌちゃんも、オーロラちゃんの船に乗って、やって来た。

うちとママ、マーリアちゃんとイレーヌちゃんで、お姉様の結婚式に。

めっちゃきれいな花嫁。

ドレスも似合ってる。

うちのママの作ったドレス。

さすが、うちのママ！

☆

お姉様は、別の惑星へと嫁いで行かれた。

結婚式は、花嫁の惑星でおこなわれる習わしらしい。

新しい惑星のお姫様となられるお姉様。

きれいな花嫁。