新年挨拶

「「「皆様、新年明けましておめでとうございます。本年もどうぞ宜しくお願い致します」」」


3人は口を揃えて言った。


「今年で2024年だって〜美結。早いね」

「ね。今年は辰年だって」

「安斎は意外と龍のような動きをするから適してるのかもな」

「いやいや、美結は蛇でしょ。なんか不意打ちで噛んできそうだし」

「私を新年早々罵倒するの止めてもらって良い?」

からかい、と思えば私は心が傷まないから」

「何でもかんでもを付けられるよな、新年だと」

「本当の最初にしたことが罵倒になるけど、大丈夫?」

「・・・・・・美結の意地悪」

「私悪くないよね?」

「あんまりこのくだりやってるわけには行かないだろ」

「そうだね」


美結は気持ちをリセットしてコホン、と咳払いを1つ。


「先程も言いましたが、皆様新年明けましておめでとうございます。速くも2024年、やって参りました。皆さんは年が変わったことにどう感じてますか?私はもう弾んでますね。まずは横川さんからのお年玉。3万は信じてます。さて、私達の物語は最終場面を迎えていますが、どうぞ最後まで見て行ってください。私は今年こそはいい成績を取って、さらには・・・・・・」

「あの、安斎、喋りすぎ」

「あ・・・・・・。最後の方のことを忘れてください、あの、その、はい」

「美結、頑張れ。いい成績ね」

「・・・・・・う・・・・・・はい」


◆◆


皆様、新年明けましておめでとうございます。

今年も宜しくお願い致します。

作者の雪花せつか涼麗りょうれいです。

美結が言っておりましたが、2024年、速くも来てしまいました。

今年はどんなことをしようか、と楽しみにしている人もいれば、受験で忙しい人も居るでしょう。

私は後者です。

10月より連載を初めまして、まさか1月までかかるとは思ってませんでした。

皆様が楽しんで読めていれば光栄です。

お年玉代わりに、♡と☆☆☆、コメントを書いてくれれば最高のお年玉になると思います。

ぜひ、私に嬉しいお年玉をください。

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