296 カルナリアの結婚


※ここで終わってもいい、第二の最終回です。







 ――ひとしきりフィンの胸で泣きじゃくって。


 周囲も、ファラがもらい泣きし、レンカがやれやれと一仕事終えた笑みを浮かべている、いい雰囲気になっている中で。


 がしっ。


 カルナリアは、しがみつく手に力をこめた。


「む?」


「さて…………ではこれから、と、です」


 胸の谷間からあげた女王の顔は、口が耳まで裂けるような、すさまじい笑みをたたえていた。


「お、おいっ!?」


 フィンがもがく。

 しかし女王の抱擁、いや拘束を解くことができない。


「絶対に、逃がしませんよ……言ったでしょう、必ず、見つけ出して、捕まえて、お尻ぺんぺんしてやると……ふふ、うふふ……わたくしが、あんな風にお別れされて、どんな気分だったか……どれだけ、あなたを想い、寂しく、悲しい日々を過ごしたか……なのにあなたは、見ていたくせに、近づいてきてくれず、声もかけず、気配すら……!」


「お、くうっ、これはっ!?」


「あなたを捕まえるために、体を強化する魔法を、沢山習いましたし……技もトニアや、ああタランドンのあの方アイラからも――今はこちらにお招きして、色々教わっているのです。くふふ……逃がしません……もう、絶対に、、逃がしませんよ!」


「ま、待てっ、怒ってないって、言っただろう!」


「言いましたが、それは先ほどまでです。今、一気に怒りがこみ上げて来たところで……なあに、あなたが散々口になされたうそやごまかしの数々に比べればこのくらい……、わたくしに隠し事をし、白を切り、お別れの言葉を交わすことすらさせてくれずにいきなりいなくなったのかを思い返せば……この程度、可愛いものではありませんか? ねえ、そうでしょう、ご主人さま!?」


「え、あ、あ、あぁ……!」


 フィン・シャンドレンが、超絶の美貌を持つ黒髪の最強剣士が、激しく狼狽ろうばいして、助けを求めて仲間たちを見回したが。


「ま、そうなると思ってましたよ、お姉さま。あのやり口じゃ、根に持たれるに決まってるじゃないですか」


 レンカが、頭の後ろで腕を組んで苦笑した。


「むう。あれほどに追いこまれたフィンとは、珍しいものを見ているな」

「犬も食べない痴話ゲンカぁ。さて、今のうちに、そっちの人たちとぉ、私たちのこれからの住処すみかとかぁ、待遇、ごはんとかお小遣いとかそういうの、決めちゃおう?」


 新しい仲間たちは一切関係ないという態度。


 カルナリアは、捕らえた相手の肩越しに女王の声を張った。


「トニア! ライズ! これから、わたくしたちだけでいられる、邪魔の入らない場所を用意なさい! 料理も、自分でしますから! ついでに、いい機会です、わたくしは刺客しかくに襲われ、重傷、あるいは最悪の事態の可能性もあると流して、軽挙妄動する者をあぶり出しなさい!」


「御意!」


「み、三日!?」


「丸々二年も会えなかったのですよ! その間に溜まりに溜まったわたくしの気持ちを……まずはお説教から! 人を訪れる際にはいきなりじゃなくてサルの声でもいいので連絡入れてからにしなさい! 受け入れてほしいなら相手のことも考えなさい! レンカを使いによこすぐらいのことできたでしょうに! 常識をわきまえなさい! お尻ぺんぺんと胸揉みの刑を執行しながら、そのあたりを徹底的に教えこんでさしあげます!」


「ひっ!?」


「その後は…………もう二度とわたくしから離れることのないように、わたくしがどれほどあなたを大切に思っているか、ひたすら想い続けてきたか、わかるまでわからせてさしあげますから!」


 すすり泣きと共に、女王の腕に最大の力がこもった。





「おいマリエ、あれはどういう意味だ?」

「あんたにゃ一生縁のない気持ちだよぉ、自分より弱い男はいやだと婚約者片端から殴り殺して婚期逃したにはあ」

「我が棒のように、私が振るうようにまっすぐ、という意味だな。ふむ。ほめ言葉か。わかった!」

「だめだねえほんと」



「……ああも堂々と、これから閉じこもってやりまくるなんて宣言されると…………あなた、ちょっとその辺で、どう? お腹の子に負担かけないぐらいに」

「おいそこの。聞こえてんだよ。少しは控えろ。セルイ様を吸いとってぶくぶく太りすぎだ、淫ら豚」

「レンカちゃんひどいっ!」




「どうしました、トニア? 何か言いたげに見えますが」

「おわかりになるのですか」

「この覆面をつけるようになってから、今までよりもっと、人の色々なことがわかるようになってきましてね。それで、どうしたのです」

「陛下に、をお伝えしなくてよろしいのかと」

「あれほどにお喜びで、しかもようやく自分が守る側に立てたと思っておられるのですから、剣聖様ご自身の口からおっしゃるのでない限り、秘密にしておいた方がいいでしょう」

「わかりました。ひそかに、我ら全員でもって、心より感謝するのみにとどめます」

「……詳しくは聞かないようにしていましたが、に?」

「はい。こちらの忍び組織がまとまるまでの間に、入りこもうとしていた恐るべきやつらを、何人も片づけてくださっています。我が国の外で。ガルディスの乱終結直後にサイロニアに出向いていたのは、そのためでもあったようです。闇の世界で名の知られた者がその時期に何人も消息を絶っています。あのマリエという者も、本当はルーマからカルナリア様への刺客として送りこまれた者だった気配が」

「ああ……相変わらず、あの方は『剣聖』なのですね……何も言わず、どう思われようと気にせず、誰にも知られず、ただただ、愛しい者をひそかに守り続ける……」






 ――「真鏡王陛下、襲撃され重傷、もしくは死亡」という知らせは、新生カラント王国に激震をもたらしたが。


 行方不明となっていた若き女王は、『』に、人々の前に傷ひとつない姿をあらわした。


 これでもう、何一つうれいはありません。

 女王死去と勘違いし身勝手な行動を起こした者たちがそれぞれ処分されたことを受けて、素晴らしくつややかな肌、輝く笑顔と共に、そう語ったと伝えられている。


 襲撃は、謀臣たちが臣下を試すために仕組んだ芝居であったというのが、歴史家たちによる定説である。






          ※






 カラント王国暦三一一年。

 真鏡王の第四年とされる年。


 新年の祝いに続いて、新生カラントにとってきわめて重要な祝賀の儀式が行われた。


 真鏡王カルナリアの成人式である。

 それと共に、王国の今後にとってきわめて重要な発表が成されるとの話で、諸臣は多大な興味を持って、新都ナオラリエに集った。


 今までは、国王の住まう地を「王都」と呼びそれ以外の名はないとされてきたが、カルナリア女王は国難を救ってくれた女神に感謝し新たな王都を『風神ナオラルの街』とした。

 その新たな都に築かれた、規模はそれほどでもないがその分美しさを極めた、「カルナリア宮殿」の大広間。


 以前の王都、遷都に伴い旧都ダルタシアと呼ばれるようになった宮殿の大広間には存在していた、平民はここから先に踏みこんではならない、第五位以下の貴族はここまでという線引きは、この新宮殿には存在していない。

 人材不足の昨今さっこん、才能を無駄にするそのような真似をしている場合ではないという理由で撤廃された。


 当然のように最前列を占めようとする明らかな高位貴族。

 遠慮して後方に下がる平民。

 だが面白がって前に出てくる平民もいる。露骨な貴族の舌打ち。

 後方で平民の、商人たちとしたたかに交流を持っている貴族もいる。

 首輪をした奴隷階級の者すらいる。


 全体の雰囲気は不穏、しかし目に見える悶着は起きない。

 この重要な場で騒ぎを起こすことの意味、こうむる不利益は誰もがよくわかっている。


 身分の線引きはない一方で、広間に別な意図による線は引かれており――広大な広間の床に、美麗な装飾も兼ねた、縦横、格子状の模様が描かれていて。

 参列者はみな、その線沿いに、前後左右に整然と、一定の距離を開けて立つように厳命されていた。


 他人の体の後ろで何かを準備して女王を害そうとする不届き者が出ないように、という理由がつけられていたが。

 実際は、接触から起きるトラブルを避けるためだろうというのはみなが理解していて。


 ……本当の理由は、女王が『見て』、すぐに何列目何番目のあの者、とひそかに役人に伝えられるように、であるのだが……それを知る者は国家中枢のごく一部に限られている。


 この新宮殿が建てられてほぼ一年、群臣たちは新しいやり方に慣れてきて、また整然と並んだ姿の美しさを大鏡や絵画で見せられて、ほとんどの者が受け入れるようになっていた。

 整列を乱すという時点で分別をわきまえない者、頭の悪い者、すなわち出世の見込みのない者という扱いをされる中で、そんな真似をする者はいない。




 群臣が整然と並び、登場のふれと共に全員が一斉に膝を突いて最敬礼した、その先の壇上に、カルナリア真鏡王が姿を見せた。


 一時期は、王座の重責と国の建て直しの疲労から体調優れず、笑みが消え、襲撃を受け心労に倒れ数日姿を見せなかったこともあったが――。


 そこにいたのは、おもてを上げる前からすでに華麗な人物があらわれたと肌でわかるほどに、光輝く存在だった。


 モーゼルの戦いで見事な剣技を披露して全軍を鼓舞し、輝く美貌をさらしながら前線に駆けこんできた少女王を思い出す者は多かった。


 少女はそこからさらに成長し、大人びて、妖艶さすら身につけて――そして、誰かを深く愛し、愛されている者のみが放ちうる幸福の色合いに、内側から強く輝いていた。


 誰もが見とれ、魅了される輝きをを放つ女王は、この日のために招かれた風神神殿の最高神官その人より成人認定の祝祷しゅくとうを受け、すでに亡き父と母に呼びかけるかたちで感謝の辞を述べ――。


 本来なら儀式はそこまでで、あとは祝賀の宴会となるはずだったのだが。


 引き続き――戴冠式が行われた。


王のカランティス・ファーラ』とは別に、成人した王のためのきらびやかな王冠が、女王の頭に乗せられる。


 並大抵の輝きでは女王の美貌にはとても及ぶものではなかったが、その中央の『グライルの星』と名づけられた真紅の宝玉がすばらしい輝きを放って、装着者の美しさと華やかさを見事に引き立ててくれた。


 広間を祝福の歓呼がどよもして、魔導師の能力をも持つ女王は、淡い祝福の光を放ってそれに応えた。


 もはや一切足りぬものなく、完全にカラント王となった十五歳のカルナリア真鏡王は、群臣に語りかけるべく進み出た。


 広間が静まりかえる。


 いよいよだ。

 これより、女王の結婚相手、カラントの新しい権力構造が告げられるはず。

 どれだけ探りを入れても噂の域を出ない不確かな情報しか得られず、女王の婚約者に全速力で取り入ろうと目論んでいる者たちは切歯扼腕せっしやくわんしていた。


「お聞き下さい。我が父、麗夕王ダルタス陛下。国母ヘルミリア様。後を継ぎし英雄、我が兄、太陽王レイマール陛下。ルペルカお姉様。第二妃キレンクリス様。第三妃フェルミレナお母様、ランバロお兄様……」


 女王は順々に、この世を去った親きょうだいに呼びかけてゆき、続いて亡くなった縁者たち、今生きてカラントを支えてくれている皆にと一通り呼びかけてから……。


「わたくしは、この世にある誰とも、結婚はいたしません!」


 きっぱり、そう告げた。


「わたくしが結婚するのは、カラント、我が祖国、我が愛する者たちの国とです!」


 理解が広がると――とてつもない喧噪が広間に渦巻いた。


 当然ながら事前に知っていただろう、女王の背後に居並ぶ重臣たちは、ため息をつき、あるいは困り顔で首を振っている。


「そ、それでは! 王家は! 御血筋が! 次代はいかに! 王位はどのように!?」


 女王は、規制線を踏み越えて進み出てきた貴族たちの、泡を吹き唾を飛ばしながらの猛烈な問いに――。

 言葉ではなく仕草で示した。


 女官が、幼児を抱いて、進み出てきた。


 もう十分に歩ける年頃ではあるが、大人しく抱きかかえられている。

 何が起きているのかはわかっていない様子で、きょとんとしていた。


「この男の子を、わたくしの子といたします。カランタラ家はこの子が継ぐこととなります」


「そっ! その方は!」


 知っている者がいた。


「大逆者、ではありませんか!」


「ええ」


 女王は微笑むと、幼児を女官から受け取り、自分自身で抱きかかえた。


 周囲の異様な雰囲気を感じ取っておびえたのか、幼児はすぐ女王の胸元にしがみついて、大人たちから顔を隠してしまう。

 女王はその背中をぽんぽんと叩いてあやした。堂に入った手つきだった。


「ガルディスの長男ランディルの、その長男、ナルドルです」


「そんな! ありえません! 反乱を起こした者、先王を討った者の、その血筋など!」


「ガルディスがそむいた時、産まれて三月経っていなかったこの子に、どのような罪、どのような責任があるというのでしょう?

 ガルディスの血縁者だから許されぬというならば、このわたくしも大逆者の妹だから許されないということになりますが?」


「それは……しかし!」


「もはやわずかとなってしまったカランタラ家の、貴重な一員です。それも直系そのもの。女王たるわたくしが育てることに、何の問題がありましょう。

 この子はまだ何も知りません。何も知らぬこの子がよからぬ考えを持つようになったならば、それはよからぬ考えを吹きこんだ者の責任です。

 育ったこの子が、自分こそがわたくしよりも優れた王になれると思うようになるのならば、ぜひともその通りになってもらいたいものです。

 それほどの英邁えいまいなる資質を持ちあわせているようでしたら、喜んでわたくしは王位を譲り、あとは楽に過ごさせていただきますよ」


 その言葉と共に、女王の額飾りが不思議な色合いに変化して、文句をつける者たちひとりひとりが、あれこれ考えている今の自分の顔を、いきなり鏡で見せつけられたような心地に陥った。


 女王の目もまた、人の心の奥底まで入りこんでくるような、妖美きわまりない光を宿していた。


「我が子、カラント王太子ナルドルの行く末に、良き風の吹かんことを。願いたてまつるカルナル


 女王はあらゆる異議をさえぎる声音で告げると、静かに下ろして立たせた幼児に、自分もかがみこんで視線を合わせ、小さな手を自らの手で包みこんで、笑いかけた。


「大丈夫。あなたの未来は、幸せに満ちていますよ。そうなれる才を持っていると、この母が保証いたします」


「お……かあ……さま……?」


 幼児は、きょとんとした顔で言うと、相好を崩した。


 若い女王はうなずいて、我が子の頭を撫でて、新たな祝福の光を放った。


 そして、女官にまかせ退出させてから――。


「もうひとつ、この場で、みなさま方に示したいものがございます」


 背後の重臣たちが、それぞれ顔を歪めたり、頭痛をこらえるように額に手をあてたり、逆に面白がって目をきらきらさせたりした。


「わたくしは、祖国カラントと結婚することにいたしました。

 つまりこの身は、カラントのもの。

 わたくしの全てが、わたくしのものではないのです。

 その証として――」


 誰からも受け取ることはなく、女王は自ら所持していたものを取り出し、自分の手で、首に巻いた。


 驚愕のあまりに場が完全に静まり返った。


 大半の者の顔が、ものすごいことになった。


 奴隷の証。

 首輪。


 それもきわめて粗末なものを、輝く王冠と神秘の額飾りを身につけている、何もかも美しく装った麗しき女王は、自分の首に巻いたのだった。


 あまりのことに、貴婦人、老人をはじめ、何人もその場で気絶していった。

 よろめき、へたりこんでしまう者も続出した。ほとんどは貴族だったが。


「これは、わたくしが反逆の手を逃れ、一度は死神ザグルの手の中に落ち、その上でなお生き延びて、恐るべきグライルを越えて舞い戻り、愛するものと共にいられるようになった、その全ての象徴にして、幸運のお守りでもあるのです。

 祖国と結婚したこのわたくしの身はわたくしのものではなく、この『王のカランティス・ファーラ』もまたわたくしの持ち物というわけではなく、より大きく美しいものに所有されているということを、常に示し、忘れずにいるために――わたくしは、生涯、この首輪と共にあることを宣言いたします!」


 女王の高らかな声と共に、広間どころか、カルナリア宮殿全体、新都ナオラリエそのものを包みこむほどの、きらきらした光が放たれた。


 女王が放ったその輝かしい祝福の光は、包まれた者に、甘やかで狂おしいほどの恋情を感じさせたと伝えられている。


 そう、それは、恋する乙女、恋する女王の、愛の光だった…………。





        ※





 新都『風神の街ナオラリエ』。

 ガルディスの乱後に新たに開発された、元は農村にすぎなかった土地に築かれた王都。

 その西側に建つカルナリア宮殿。


 表側は、貴族による長年の芸術的蓄積あってこその、カラント様式をきわめた、万国に誇る美麗なる建築物であったが。


 その背後、裏側には、一国の王宮に付随するものとしてはきわめて乱雑な、野生のままの雑木林が、かなりの広さの「庭園」として確保されていた。

 岩山すら存在していた。


 一説には、グライル山脈越えを懐かしんだ若き女王が、それに近い状態を作るように命じたと言われている。


 そこに住みついている不届き者がいるという噂は幾度も立ったが、そのような者の実在を誰も証明できたことはなく。


 そもそも宮殿の警護者たちがそのような者を見過ごすはずはないだろうと、誇りにかけて否定された。


 カルナリア女王は、執務の合間によくその「庭園」を訪れ、供も連れずに歩き回り、一国の王とは思えぬ姿で地べたに横になり。

 藁束わらたばもしくは枯草の束を枕にして、幸せそうに昼寝をしている姿が時折見られたという。


 臣下から、首輪をしているために「奴隷王」などと陰口を叩かれている、という苦言を呈されると、「わたくしはこの国、この大地と結婚した、この国の奴隷たる身なのですから、その通りでしょう。そういうわたくしが、結婚相手にしてご主人さまと仲むつまじくしていて何がいけないのですか」とむしろ嬉しそうに反撃したという。


 どれだけ言われようとも、どれだけ年齢を重ねようとも、カルナリアのその習慣は変わることなく。


 誰も近づくことを許されない、ひとりきりのその昼寝の際には。


 まるで、草のような外見をした人間が、女王を膝枕して、その頬を優しく撫でているようにも見えることがあったという……。







【後書き】

ふたりの旅は、完全に終わった。

なぜなら、ふたりはひとつのものとなったから。

これからはずっと、ひとつの旅、ひとつの人生。いつまでも。


ここまで読んでくださってありがとうございました。



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……ここで完結として、この後の話は別に外伝として投稿することも考えたのですが、全300話という収まりの魅力に負けて、このまま投稿を続けます。


次回、第297話「新王朝略史」。時は流れ続け、とどまることはない。いいことも悪いことも、悲しい別れも、次々とやってきてしまう。

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