人物・地名紹介その2(66~104話まで)
■■■ 登場人物 ■■■
・カルナリア カラント王国第四王女。
・フィン・シャンドレン 謎だらけの女剣士。
・ガルディス カラント王国第一王子。反乱を起こした。
・レイマール カラント王国第二王子。今は隣国にいる。
・コーム 色街「ラーバイ」の用心棒。
・マノン ラーバイの大店「人魚楼」の店主。若い頃は店トップの美女だった。
・オティリー 「人魚楼」で新人教育を担当している美女。身分は奴隷。
・ミオ 「人魚楼」の新人。身分は平民。恐らくさらわれてきた。
・マイネ 新人。平民。
・クリス 新人。奴隷。
・マルガ カルナリアの世話をさせるために選ばれた遊女候補。実は『台』の忍び。いわゆるくノ一。
・ライア マルガの同僚。
・アンヌ マルガの同僚。
・シャライ マルガの同僚。異民族。
・リンテ ラーバイの情報屋。「三番目のリンテ」と呼ばれているが意味はない。探りを入れてくる者を惑わせるためのあだ名。
・ロルホ 情報屋の元締めの老人。「ひとつ星」のあだ名を持つ。
・ジネール・タランドン 現タランドン侯爵。第三位貴族。カルナリアも幼い頃から知っている、信頼できる「じい」。
・グレール ジネールの長男。
・カンバール ジネールの次男。謹厳実直、生真面目、妻一筋。
・ユルリーシュ ジネールの三男。特定の年代の少女にしか興味がない。
・オーバン ジネールの娘婿、タランドン一族。河を行き来する水運業を営んでいる。豪傑タイプ。
・テランス・コロンブ 北方、カンプエール領の騎士。第五位貴族。たくましい体つきの美男子で、「騎士の中の騎士」と呼ばれ女性からの人気が高い。
・フィルマン・カンプエール タランドン領の北方、海に面した領の領主。第三位貴族、侯爵。
・エンゾ ラーバイで働く魔導師。有能だが戦闘は苦手。
・アイラ 医師の助手。整体を得意とする。猛々しい外見の女性で、関節技の鬼。
○「風」の忍び
・「1」 リーダーの男性。本名はグレン。
・「2」 巨漢。強い。本名はダガル。
・「3」 老人。本名はディラス。
・「4」 壮漢。最強の射手。本名はバンディル。
・「5」 美女。優秀な魔導師。本名はギリア。
・「6」 猫背の男。追跡者。本名はディルゲ。
・「7」 本名はレンカ。両性具有。双剣使い。
・セルイ・ラダーローン ガルディスの側近の青年。第六位貴族。策士。
・ファラ・リスティス セルイの護衛だった魔導師。平民。メガネおっぱい。シリアスブレイカー。
・リトナー セルイの護衛をつとめる魔導師。
■■■ 地名 ■■■
・カラント王国
大陸のやや西側に広がる大国。建国からほぼ300年。
・タランドン領
王国西部に広がる大領。それのみで一国が成立するほどに広く豊か。王国西側の国境守護に全力を注ぎ、その代わり中央の政治には一切関わらない、独立した軍事国家のような特殊な領。
なまじ安定して存在し続けたために、領都もまたタランドン市、領主はタランドン侯爵、タランドン家に連なるものは領の到るところにいると、タランドンまみれ。
・タランドン市
エラルモ河、グリ河、ミラン河の三本が交わるところに広がるタランドン領中心都市にして西方最大の都市。
おおむね「十」のように河が流れる地形の北西側、すなわち左上に堅牢な台地が広がっており、主城と貴族街はそちらに広がっている。南西側、「十」の左下は平民街で、多くの水路の間に建物が建ち並ぶ「水の街」。発展に伴い、「水の街」区域の外にも市街地は広がっている。
「十」の北東側には支城やそれに伴う街が別に広がっているが、この物語では登場しない。
・ラーバイ
タランドン市内の歓楽街区。その規模とサービスの濃厚さはカラント国内にも広く知られている。実はタランドン領の忍び組『
・エラルモ河
カラント王国内を東から西へ流れる大河。
・グリ河
カラント王国の西側にそびえるグライル山脈から流れ出てくる河。上流に兵站基地サーヴァ城、その先にグライル山脈に唯一開いている『
・バルカニア王国
カラントの西にある国。隣国ではあるが間にグライル山脈がそびえており直接は国境を接していない。カラントと行き来ができるのは『
過去には幾度となくカラント側に侵入してきて、まだカラント王国に編入される前のタランド王国を略奪した。タランドン領が西方国境守護に全力を尽くすのはその経験と怨念によるもの。
・グライル山脈
カラントの西側に、南北に長々と延びる巨大山脈。山がとてつもなく険しい上に危険な魔獣が多数生息しており、唯一開いている地峡『
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