05 酒井抱一の珍客への応援コメント
ラストは笑えました。
偉い人の前にひれ伏すでなく、「不届き者め!」と言って逃げるあたり、天才アーティストらしさを感じます!
四谷軒さまの取り上げるあまり知られていない(私が無知なだけですが……)人々の人生は、すごく面白い上に勉強になります。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
不届き者。
ここで御用絵師になってたまるものかという心意気(笑)が、つい口から出て来たのでしょう^^;
「らしさ」とおっしゃっていただいて、ありがたい限りです!
wikipediaの記事から記事へとリンクを飛んで見て行くのが好きで(ネットサーフィンって感じです^^;)、それで酒井抱一やその周辺の人たちを見つけたのです。
私もそれまで知らなかった人たちを、書くことによって触れていって、私自身、勉強になっております^^;
ありがとうございました!
04 酒井抱一の返歌への応援コメント
馬好きのアウトドア派には、どんな傑作でもアートの素晴らしさはよく分からないものかもしれませんね。一方で身近なテーマならピンと来る……やはり好みや趣向もありますからね。
しかしこれは凄い!
小説でもそうですが、自分の憧れるものを目指しつつも客の好みにも合わせて作品を生み出すなんて無茶苦茶難しいと思います!
作者からの返信
名馬を献上されていた、としか伝わっていない人なんで、そこから想像を膨らませるのに苦労しました(笑)
名馬が好きなら乗るし、乗るなら江戸市外へ遠駆けしているんだろうなぁ、と^^;
抱一が、風神雷神図の裏に風雨草花図を描いたのは史実なので(表裏ともに国宝になっています)、それにうまく絡めることができたなぁと、密かに満足しています(笑)
史実の抱一も、風神雷神図を超えつつも、(誰かはわかりませんが)顧客のためにあのような画を苦心して描いたのではないでしょうか^^;
ありがとうございました!
02 酒井抱一の来客への応援コメント
現在の地域振興政策にも通じる内容で興味深いです。
それにしてもアートにお金を使う事は、なかなか理解を得にくい事ですね。
作者からの返信
なかなか、江戸時代も地方自治体(?)が苦労していたようです^^;
アートにお金をかけることは、悪いことではないし、後々の財産になると思うんですが、おっしゃるとおり、理解を得にくくて……^^;
ありがとうございました。
05 酒井抱一の珍客への応援コメント
最後は追いかけっこですか。
捕まったらまた、何か描かなきゃいけないんですかねぇ?
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
やっぱりこういう「落ち」があった方がいいな、と思いまして^^;
捕まったら何か描かされることでしょう(笑)
ありがとうございました。
05 酒井抱一の珍客への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
まさかの上様を騙るふとどきものめ、に爆笑しました。
でも家斉さんだったらやりそうだから困る(≧∇≦)
最後までワクワクする展開で、面白かったです。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
抱一としては、ここで「上様~!」と、暴れん坊な将軍の悪者みたいに平伏するワケにはいかないんですね。
だって認めちゃうと、言うこと聞かなきゃいけなくなる(笑)
言われるがままに画を描かなきゃいけなくなる^^;
……家斉にはそんなつもりはないんですけど(一枚くらいは描いてもらって、あとは遊び相手になってもらうつもりでした(笑))、まあこれはこれで面白いからいいやと、鬼ごっこに興じてます(笑)
お楽しみいただけたようで何よりです。
ありがとうございました。
04 酒井抱一の返歌への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
豪胆すぎる(°°;)
これ、酒井家の御曹司だから許されただけで、他の画家だと最悪無礼打ちだよ……
本当にやったのか。史実って凄いなあ。
大変興味深く面白かったです。
作者からの返信
まったくどうしてこんなことを仕出かしたのか(笑)
御用絵師だと絶対やらない(言い出さない)し、市井の絵師なんかとてもとても……。
酒井家の連枝だから許される話ですね^^;
もっとも、おそらく史実では、ちゃんと事前に話を通した上でやっているんでしょうけど。
……そんなわけで、今ではe国宝でこの絵が見られるようになりました、表も裏も^^;
ありがとうございました。
03 酒井抱一の計略への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
何やら物取りって、ひょっとして抱一さん、風神雷神の絵を拝借してるー!?
斉札さんも抱一さんの反応を見た直後に、わかってて見逃してますよね。
驚きの展開で魅入られました。面白かったです。
作者からの返信
はい。
史実として、風神雷神図屏風を借りないとできないことをやっちゃます、この人^^;
現実はちゃんと手続して借りているんでしょうけど、これは小説なんで、斉礼さん「ま、いいか」で済ませました(笑)
果たして抱一は何を考えているのか。
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました!
編集済
02 酒井抱一の来客への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
この時代、何が詰んでるって、武士に商才や政才が要求され……。
そして究極、『それをやれるなら、武士の世である必要がない』という矛盾を抱えているんですよね(^◇^;)
もう少し先の、家茂、慶喜さんあたりは、気づいてなんとか先延ばしをはかって、ストレスで折れた気配ありますし。
ですが、財政改革に絵? どう展開するのか楽しみです。面白かったです。
作者からの返信
おっしゃるとおり、行政まではまあいいとして、ビジネスや政治まで……武士って何なのという時代ですね^^;
そのあたりの屈託が、あの維新につながったのかも。
やってられるか、と(笑)
さて、酒井抱一の絵描き話と思いきや、藩の立て直しものみたいになってきました。
いったい、姫路藩は何を目論んでいるのやら。
抱一の絵と藩財政はどうからむのか。
お楽しみいただけたら幸いです。
ありがとうございました。
01 酒井抱一の屈託への応援コメント
こんばんは、御作を読みました。
名門酒井家にこんな方が生まれていたんですね。
驚きました。勉強になりますし、どんな物語が紡がれるのか楽しみです。面白かったです。
作者からの返信
名門酒井家の部屋住みだからこそ、ここまで絵師として大成できたのかな、と思える人です。
フツーの絵師だったら、ちょっとできない名画を見ることもできますし^^;
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました!
05 酒井抱一の珍客への応援コメント
こんにちは。
抱一の絵や、俳諧を嗜んだり養子話を断ったりした逸話からすると、こんな人だったかもと思える人物像ですね。そこに姫路藩の財政再建を絡められるとは、さすがです。
楽しませていただきました!
作者からの返信
酒井抱一って、おっしゃるとおり、結構「自由」なイメージがあるので、こんな風に描かせてもらいました(笑)
それで調べているうちに、ちょうど姫路藩の財政の転機があって……これは盛り込まないとという謎の使命感で書きました^^;
お楽しみいただけたようで何よりです!
ありがとうございました。
05 酒井抱一の珍客への応援コメント
拝読致しました。
確かに江戸の大名社会、妬みとか横槍とか凄そう(;´∀`)
出る杭は打たれると言いますが、確かに目の前で借金地獄からいちヌケしたら、そこに手を出したくなる気持ちもわかります。
それをブロックする手段、それが将軍様の威光ということですか。
そして控え要員同士が仲良くなったと思いきや、今度は大ボスが。
なかったことにして尻をからげて逃げ出すのも愛嬌がありますね(^.^)
面白かったです!
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
お姫様作戦……これ最初は江戸や大坂の商人への言い訳として使うつもりだったみたいです。
それが結構儲かったため、このように他藩から嫉視を買うことになったのでしょう。
しかしここは、手に入れたジョーカーをとことん使ったのでしょう……河合寸翁のことですから(笑)
……何はともあれ、これでめでたしめでたしと思いきや、抱一の庵に、とんでもない人物が。
暴れん坊将軍よりは大人しいと思いますが、抱一にとっては、逃げるしかない(笑)
この辺、ちょっと落語っぽくていいかなと思って、エスケープエンドにしました^^;
お褒めいただき、恐縮です。
ありがとうございました!
04 酒井抱一の返歌への応援コメント
拝読致しました。
過去の巨匠の対を描くとは、なんとも豪胆極まると申しましょうか(^_^;)
見得を切っているところあたりからも、出家しているクセに傾いている様子がうかがえて、てやんでぃっとか言いながら書いたのかなぁ、とか思ったりもして。
そう言えば、貴重な絵を前にしてキセルふかしてましたねΣ(゚∀゚ノ)ノ
うまくハマッて良かったです!
作者からの返信
この「裏」の絵が史実だから困る、という話です(笑)
きっと酒井家の御曹司だったからできる技だと思います。
でなきゃ一橋家のお宝にそんなことできませんって^^;
……史実の抱一はもうちょっと真面目に画に取り組んでいたと思いますが、拙作では、やはり外連味のある感じの方が面白いと思って、こうしました^^;
いずれにしろ、抱一は名画の裏に名画を描くという快挙を成し遂げました!
ありがとうございました。
また、近況ノートへのコメント、ありがとうございます。
実は過去作が大半で、あとはストックしていたものを出していたのです^^;
お褒めいただき、どうもありがとうございます!
ではではノシ
03 酒井抱一の計略への応援コメント
拝読致しました。
なるほど、控え要員の悲哀という共通項をきっかけにしたのですか。
斉礼さんの人となりをあまり知らない筈の抱一さん。
斉礼さんと抱一さんの掛け合い、どこまでが計算でどこまでが天然なのか?
いまひとつ読み切れない(^^;)
この不思議なやりとりの先に何を見ているのか、楽しみです!
作者からの返信
御三卿って御三家への対抗馬ですけど、結局将軍家の控えメンバーという意味合いが強いですし。
斉礼はその辺からキャラ設定しました。
抱一としては、控えメンバー同士ということは計算に入れてないんですけど、でも何となく波長が合うなぁぐらいは感じているかも^^;
一方の斉礼も、何か波長が合うから、乗ってみようという雰囲気。
はてさて、そんな二人のやりとりは、どんな結果を生み出すのか^^;
お楽しみいただければ幸いです。
ありがとうございました。
05 酒井抱一の珍客への応援コメント
点と点、線と線を結びつけるのが巧いですね。
そして最後はコメディ風に。
絵を巡る真剣勝負を読んで凝った肩をほぐす趣向が憎いです。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
このお話は、調べているうちに、あれとあれが……とうまく重なったイメージがありますので、おっしゃるとおり、想像(妄想?)の勝利かと思います^^;
そして締め。
やはり最後はオチをつけるのが、この国の「話」あるいは「語り」の流儀なのかな、と^^;
抱一と家斉は、そういうことをしても許されるイメージがありますし(笑)
ありがとうございました。
05 酒井抱一の珍客への応援コメント
上様登場!
いやまあ、オットセイとか言われてますが、松平定信の寛政の改革のあとは自由放任で町人文化を花開かせたお方ですからね。お気楽にこんなことしてても不思議じゃないかもしれません(笑)。
にしても、そのセリフは某暴れん坊な上様に出てくる悪代官そのものなんですが(笑)。
いや、地味なテーマにもかかわらず、非常に面白かったです!
作者からの返信
「風雲児たち」でも、何かそんな書かれ方されてますね、オットセイどの(笑)
チーズや生姜も大好きなお方ですが(笑)、まあこの人なら、こういうお笑いな役割をさせてもいいかな、と^^;
悪代官そっくりと言われても……まあ、女好きなところは悪代官みたいだし(酷
文化がからむ話、やってみたら面白いので、しばしば書いています。
たしかにチャンバラとか無くて地味ですが(笑)、じわじわ来るものがあればいいかなと思ってます。
そこをお褒めいただき、まことに恐縮です!
ありがとうございました。
05 酒井抱一の珍客への応援コメント
なるほど木綿専売はお化粧料ですか、うまいことを考えましたね~。(´艸`*)
風神雷神の裏絵から始まった深謀遠慮でしょうか、まことに天晴れですね。
とても面白く拝読させていただきました。
こういう禅問答風謎解き物語、貴筆は天下一品かと。
作者からの返信
風神雷神図屏風とからめるのは私の創作ですが、お化粧料作戦は、河合寸翁オリジナルです(笑)
財政危機を覆すために、そういう手を使って来るとは。
いえ、思いついても実現するのは難しかったろうに……と思います^^;
いずれにせよ、姫路藩は文化も財政も天晴、というところで。
お褒めいただき恐縮です。
こういう物語、書いていて楽しかったので、喜びもひとしおです!
ありがとうございました。
04 酒井抱一の返歌への応援コメント
読んでいて、『天晴!』と思いました😄良いですね、読んだ後に清々しい余韻に浸れました🤭
作者からの返信
失敗したら切腹どころか首を討たれたかもしれません^^;
その辺の覚悟があっての描画だったんでしょうね。
だからこそ言いたい、天晴!
お褒めいただき恐縮です^^;
ありがとうございました。
04 酒井抱一の返歌への応援コメント
これは凄く大胆な行動ですよね。
いくら適当に扱っているとはいえ、尾形光琳の作品の裏に自分の絵を描くなんて。
それだけ自分の腕に自信があったということでしょうけど。
屏風という3次元的な鑑賞ができるものだからこそできた技ですね。
作者からの返信
名門・酒井家の一族でないとできないことだったんでしょうね。
御用絵師じゃ遠慮してできない。
かといって市井の絵師にやらせるわけにはいかない。
そこを、自らの出自をネタに、そして何よりも自身の技量を持ち出して、やらせてもらったんじゃないかなぁ。
おっしゃるとおり、「3次元」である屏風に描かれていたことが勝因ですね。
でも、ホントよくこんなこと思いついたな、と感心します^^;
ありがとうございました。
02 酒井抱一の来客への応援コメント
拝読致しました。
七十三万両もの借金を引き継いで、その返済に心を病んでしまうという現実に思わず涙してしまいます(つд⊂)
相続放棄、なんてできませんからね。
それはともかく寸翁さん。
なかなか本題をずばっと言わないところが、また(;´∀`)
それでも焚きつけにきたことはわかる。
自分の憧れを軽く扱われ、その相手にとってそれを越えるモノを描けと。
恐ろしいほどの難題ですが、さてその解は……Σ(゚д゚lll)
作者からの返信
名門譜代の藩ゆえに、「逃げる」ができない状況だったんでしょう。
これが外様の雄藩だったら、証文焼いたり、めっちゃ長い期限にしたり、財務担当が「やるならオレを殺せ」と開き直ったりとしていたのに^^;
河合寸翁は、上杉鷹山に匹敵する立て直し役です。
こういう寝技が得意そうなので(最終話でそういう史実が出ます)、酒井抱一を抱き込む役回りを演じてもらいました(笑)
しかし抱一もさるもの、さてどうでるか……^^;
ありがとうございました。
04 酒井抱一の返歌への応援コメント
おお、お見事!
史実から、この物語を導き出す、これこそが歴史小説ですよ!!
いや、堪能しました。
作者からの返信
まずはレビュー、ありがとうございます!
いや、まさかここまでお褒めいただけるとは^^;
どちらかというと、「美味しんぼ」みたいな話だなぁと思っていましたが、歴史小説とご評価いただき、まことにありがたい限りです。
最初は、光琳の屏風の裏に描くなんて凄いな、と感心したことからのスタートでした。
そこから光琳の屏風の来歴というか、当時一橋家にあったという話を知り……。
あとは当時の姫路藩ののっぴきならない事情と、河合寸翁という傑物がいたおかげです^^;
……何というか、こういう妄想は昔からよくやっていたので(笑)、そのおかげで、このようなお話を作ることができました。
ありがとうございました!
編集済
04 酒井抱一の返歌への応援コメント
なんと大胆な!!(@^^)/~~~
これは史実といわれるものなのでしょうか、それとも作者さまの創作?
いずれにしても金VS銀、風VS夏草、雷VS秋草とは度肝を抜く発想ですね。
きれのいい短編の醍醐味、たっぷり味わわせていただきました。( ..)φメモメモ
作者からの返信
酒井抱一が「風神雷神図屏風」の裏にこのような画を描いたのは史実です。
タグにある「風雨草花図」というのがそれです。
これはe国宝に載っておりますので、よろしければご覧いただければと思います^^;
一橋家所蔵の屏風の裏に描くなんて、やはり名門・酒井家の御曹司だったことが大きかったと思います。
いくら腕が良くても、市井の絵師にはやらせられないでしょうし……^^;
これは抱一の着想と大胆さが凄かったわけで、私はそれを小説的に使えないかな~と四苦八苦していたに過ぎません(笑)
うまいネタを探し当てられた、ということは否定しませんが^^;
ありがとうございました。
03 酒井抱一の計略への応援コメント
悶々とした抱一がギラギラとなって、鮮やかな手口で目的を遂げたこと。
そして、斉礼にもたらした爽やかな連帯感。
人生のある時期を一瞬切り取って、今後を期待させる終わり方が鮮やかで、とても素敵な読後感でした。
ありがとうございました。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
史実の抱一が、いかにして風神雷神図屏風を拝借したのか、よくわかっていません。
そこでこのような想像をしてみました。
一橋斉礼は、あまり事蹟が伝わっていないので、将軍家の控えとして一生を終えたのだろうなと思い、酒井家の控えだった抱一とのシンクロを感じた――という想像を。
というか、江戸時代という比較的近い時代にもかかわらず、あまり伝わっていないところなので、最初から最後まで、特に登場人物たちは、ほぼ想像で書いています。
その辺りをお褒めいただいて恐縮です。
こちらこそ、ありがとうございました。
01 酒井抱一の屈託への応援コメント
拝読致しました。
幼少から絵に興味を持ち、絵を描くことを許された境遇。
さすがは有力家門と言うべきなのてしょう、恵まれていると言えそうですね(^^)
そして感じているもう一歩は、ひょっとしてそういった満たされた部分が関係しているのかな?
などと妄想してしまいます(・∀・)
作者からの返信
逆に言うと絵画しか、この人の打ち込める対象がなかった=政治方面は禁じられていたのかもしれません。
そういった鬱屈がバックボーンとして存在していて、何かそういう鬱屈を打開するような画を描きたかったのかも。
抱一の場合、その恵まれつつも「二番手」に甘んじていたことが、「もう一歩」に響いていると思います。
絵画においては、己こそが一番になるんだという欲求を抱いていたのかも^^;
ありがとうございました。
03 酒井抱一の計略への応援コメント
確かにこれは一騎打ちですね。
斉礼との、そして、光琳との。
斉礼が同じような境遇から興味を持ったという展開はいい解釈だなと思いました。
作者からの返信
光琳との「一騎打ち」は史実なんですけど、斉礼については、私の想像です。
その斉礼、あまり事蹟が伝わっていません。
河合寸翁の資料の方で、名馬を進呈した相手として(しかも一橋家当主という書かれ方をされています)出てきます。
そこから、いわば「控え」の人生だったのではという想像して、抱一とのシンクロを思いついた次第です。
お褒めいただき、恐縮です。
ありがとうございました。
あと、近況ノートへのコメント、ありがとうございます。
ストックを放出しています。
そんな筆は速くないです(笑)
そしてそのストックもこれで終わりです^^;
ではではノシ
03 酒井抱一の計略への応援コメント
……ルパ●三世だったら、わざと余り似てない絵を描いてこの流れに持ち込み、これで借りた本物そっくりの偽物描いてすり替えるだろうな、とか思ってしまいました(笑)。
作者からの返信
それで銭形平次が見破って、
「バカヤローそいつが下馬将軍(?)だ!」
……って奴ですね(笑)
抱一が本気を出せば光琳の本物そっくりに描けるかもしれませんが、この人ホントは光琳を超えたいと思ってるから、その流れはチョット無いかも^^;
ありがとうございました。
01 酒井抱一の屈託への応援コメント
こんにちは。おお、今度は絵師が主人公なんですね。
酒井抱一といえば、某鑑定番組でも有名な絵師。
元武家の生まれとは知りませんでした。
私も新作を書きはじめまして、現在は坂本龍馬にて執筆中です
作者からの返信
はい、今度は時代が打って変わって江戸時代、化政文化の時代です。
酒井抱一は珍しく大名、それも幕府名門・酒井家の出身です。
かなりの変わり種ですが、だからこそ面白いと思って書きました^^;
斑鳩さんも新作ですか。
それも坂本龍馬!
見させていただきます♪
ありがとうございました。
編集済
03 酒井抱一の計略への応援コメント
またしても謎だらけの禅問答ですね~。
こういうのが好きな者には堪りませぬ。
控えの悲哀……いままで気にも留めませんでしたが、歴史にはそういう人生がいくつも呑みこまれているのですね。
テレビのインタビュー番組で、ミュージカルの主役や準主役には必ず控えがいて、せっかく完璧に練習してもたいていは空振りに終わるという話をしていました。
あるとき、みんなの気持ちが寄り合った舞台で、最後の何場面かを控えに譲ったらすばらしいパフォーマンスをしたので、キャスト&スタッフ全員が涙、涙だったそうです。
作者からの返信
酒井抱一がこのタイミングで尾形光琳の百回忌を催しているので、やれそうだなと思った話です^^;
最初、そんな個人的なイベントに、何で金二百疋も用意できたのかなと思っていたのですが、その疑問が今回の禅問答に結び付きました(笑)
部屋住みの境遇ゆえの悲しみ。
院政の頃の天皇家とか、南北朝の後醍醐天皇とか、その鬱憤が爆発して、乱に結び付いたかもしれません……。
代役というのは必要な役割だと思いますが、たしかにつらい立場ですね。
主役に何かあった時の役割ですから、代わらない方が芝居にとっては良いことなのですが……。
演出面などで難しいとは思いますが、ある程度、代役に場面を譲るようにできれば、それはそれで良いことだと思います。
ありがとうございました。
02 酒井抱一の来客への応援コメント
やはりそうきましたね、それであの絵ができたんだ、という。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
何というか、風神雷神図からああいう絵を描くところが凄いな、と思ったのです。
それを何とか小説的に表現できないかな、というのが拙作を書くキッカケです^^;
ありがとうございました。
01 酒井抱一の屈託への応援コメント
私は美術専攻なので、酒井抱一の描いた風神雷神図も見たことがあります。
尾形光琳とは又違う、上品な趣があって素敵ですね。
作者からの返信
自分でも描いてみようと思って描いたんでしょうね。
トレースではなく、おのれの味が出ているところが、やはり酒井抱一だな、と感じます。
ありがとうございました。
02 酒井抱一の来客への応援コメント
なんだろう。
剣豪同士の立ち合いをみているようで、素人目には何のことやらさっぱりの判じもの。
どう話がつながるのか楽しみです。
作者からの返信
河合寸翁がやろうとしていることを言っちゃうとネタバレになっちゃうので、何か禅問答みたいになってしまいました^^;
寸翁はわりとまともな政治家で、やろうとしていることも「ああ、なるほど」と思えることです。
でも今言っちゃうと、話が平坦になっちゃいそうで……^^;
ありがとうございました。
編集済
02 酒井抱一の来客への応援コメント
謎また謎の禅問答つづき、うかうか読めませんね。(笑)
風神雷神図といえば襖絵の印象が強いけど、自分の認識が間違っていたのかなと思って調べてみて、なんとなくですが、貴作の背景がうかがわれました。
若くして負債財政の責任者になったこと、にも関わらず周囲の妬心を買っての失脚、そこから木綿でよみがえる……現代にも通じる逆転人生ですね。
かりんとう、故郷の地元が発祥となぜか思っていましたが(笑)長崎発だったんですね、いわれてみればたしかに。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
禅問答にしないとネタバレになってしまうので、苦肉の策とも言えます(笑)
この頃の姫路藩って、ホントにお金がなくて、よくここから逆転の策を見出したなと思います。
そしてその策を思いついたのが、一度は挫折した男・河合寸翁というのが小気味いい史実です。
この人、のちに地元の教育機関を整備しているので、やはり挫折を知る人は、具眼の士となるのだなぁ、と思います。
風神雷神図は、いろいろな絵師が挑んで来たテーマで、尾形光琳の場合は屏風に描いたようです。
そしてこの、屏風に描いたというところが拙作の肝だったりします^^;
かりんとうは……諸説ありますので(笑)
少なくとも姫路地方においては、この河合寸翁の働きが大きかったようです。
まあ、寸翁がお菓子好きというのを象徴するネタでございます^^;
ありがとうございました。
01 酒井抱一の屈託への応援コメント
今度は江戸の絵師ですか。
描く対象の幅が広いですね。
譜代大名の部屋住みから出家して絵師になる。
現代からは想像できない葛藤があったんじゃないかなあ。
作者からの返信
何というか、以前に同題異話「黒き鏡」で酒井抱一を脇役で登場させたときに知ったネタがあって、それが使えないかなと思って、書いてみた一作です。
幕府名門・酒井家に生まれながら、ずっと二番手。
そんな抱一は、やっぱりいろいろと悩んでいたと思います。
芸術方面に進んだのも、その悩みのなせるわざかも。
とはいっても、最初は俳句とかやっていたみたいで、いわゆる自分探しをしていて、それで絵と出会ったと思います。
……しかしそこから絵師にまでなってしまうのが、抱一の凄いところです。
悩みはあったでしょうけど、それを乗り越えるところが凄い。
ありがとうございました。
01 酒井抱一の屈託への応援コメント
忘れられない画があって、己がそれを超えてみたい。
昨日の近況ノートで、本作のあらすじを読んだときから、とても気になっていました。
大仰かもしれませんが。我々の胸のうちにある思いと通ずるものがある、そんな気がして…
いつか描きたい物語に向かって、筆を執る。その姿と重なって見えたのは、わたしだけでしょうか。
作者からの返信
まずは応援コメントへの返信を。
酒井抱一というのは本当に不思議な人で、尾形光琳を尊敬しているんですけど、それだけじゃないところが凄い……という人です。
光琳の「風神雷神図」を見て、自らの「風神雷神図」を描いてみて、それだけでなく……というところが凄いんです。
抱一にとって、「描きたいモノ」は光琳と同じ絵ではなく、それを越えた、「自分の絵」だったんでしょう。
おっしゃるとおり、物書きの人たちもまた、面白いという物語を読んで、いつか自分もそういうのを描きたい、そしてそれを越えた――あるいは自分のオリジナルのものを描きたい、と思って書いているのかもしれません。
結音さまのコメントを見て、私も、そう思えてなりません。
ここから「待庵」のレビューへの返信です。
足りないからこそ、欠けているからこその美というか、想いがあるんだろうなぁ……というのが、「待庵」という茶室を知った時の感想でした。
それを物語として表現するためにいろいろと苦心して書いたお話です。
そのため、このような素敵なレビューをいただき、「ああ、書けていたんだなぁ」という感慨にふけりました。
他の拙作とのつながりを示唆していただいているところも嬉しかったです^^;
ありがとうございました!
編集済
01 酒井抱一の屈託への応援コメント
ネットや本でただちに実物の画像を確認できる現代とちがって、当時は本物を観るしか方途がなかったのですね、それだけに憧れの度が拝察されます。
酒井の苗字に響くものがあったので調べてみたら、やはりそうでした。
当地の浮世絵博物館は「酒井コレクション」と呼ばれ、豪商が蒐集した作品を展示しています。
両者に直接の関係はないと思いますが、不思議なご縁を感じました。
作者からの返信
江戸幕府名門・酒井家の御曹司だからこそ、本物を見ることが出来て、そして本物に憧れたんじゃないかなぁ、と思ったのです。
しかし「酒井コレクション」ですか、それは凄いですね!
たしかに何らかのつながりはあったんじゃないかと推察されます。
ただし、抱一の酒井家はかなりの貧乏だったんで、おっしゃるとおり、直接はかかわりはなさそうです^^;
ありがとうございました。
また、近況ノートへのコメント、ありがとうございます。
おかげさまで表彰されました^^;
ではではノシ
05 酒井抱一の珍客への応援コメント
最後はまさかの将軍様登場でした。
家斉ってどの時代だったっけと調べたら、松平定信を筆頭に、教科書に載るレベルの老中が台頭した頃の将軍なんですねえ。
寛政の改革以降は割と自由な政治をしたようですし、案外本当に、こんな感じで絵師の元に通い詰めたエピソードがあるかもしれません。
坂井抱一さんも、この作品で初めて知りましたが、この方も風神雷神図屏風を描いているのですね。
四谷軒様の作品で色々初めて知ることも多くて、いつもいつも勉強させて頂いております。
今回も楽しく拝読させて頂きました。
作者からの返信
お星さま、ありがとうございます。
もうここまで来たら、将軍様まで出しちゃえってことで出しちゃいました(笑)
そしておっしゃるとおり、松平定信などの老中たちが活躍する時代の将軍で、彼らのせいで、あまり名前が知られていません^^;
でもまあ、それだけ政治に不干渉で、自由なスタンスでいたようなので、こういう登場をしてもらってもいいだろうと思ったのです(笑)
抱一という絵師はホントに奇妙な立ち位置にいて、それでいていい画を描く絵師です。
おっしゃるとおり、風神雷神図屏風を描いていて、それをさらにアレンジして、「返歌」をするという、なかなか凄い人です。
こういう人が好きなもので、ついつい書いてしまいました^^;
ご参考になれば幸いです。
ありがとうございました!