本物の「芸術作品」に圧倒された経験、
私にもあります。
そして、それは非常に感受性の高い頃の話しでした。
芸術に潜む何かが、そしてそれを多くの人に感じさせる作品が、
世に残る、ということなのかと、今は思います。
作者からの返信
「ジョジョの奇妙な冒険」という漫画で、芸術作品とはその人の能力の姿である、みたいなコメントが出てきます。
そういうのがあるのではないか、と美術館を渉猟した時期があります。
しかしそういう凄まじいものには出会えないまま、今に至ります。
それでも――見る人が見れば、「そういうもの」があるのではないかとは思いました。
「そういうもの」を具現するものとして、絵師良秀の図屏風というアイテムを使わせていただきました^^;
ありがとうございました。
拝読致しました。
芸とは、美とは何か……まさに根源的な問いですねΣ(゚д゚lll)
自分は、芸術は「情動を相手に伝える手段」と定義していますが、そうなると何を伝えるのかが重要でして。
より深く、より重いものを感じ取ろうとして業を深めていく、そんな人間性に魔が寄り憑いた存在、そんな屏風なのかなぁと感じました。
小さくとも、軽くとも、様々な工芸に芸術を見出す。
伝えるべき情は、別に深く重くなくとも構わない筈ですからね!(^^)
作者からの返信
拙作では、卓越した天才による美を象徴するキャラとして、絵師良秀を出しました。
無名の人たちによる美を取り上げる粋人――柳宗悦が、この良秀と対峙することにより、「美とは何か」をクローズアップしようと思ったのです。
加えて、絵師良秀は、娘を犠牲にしてまで絵を描くことに打ち込んだ絵師です。
おっしゃるとおり、業が深く、それゆえに魔と化したような、そんな存在となり果ててしまいました。
そして同じような業の持ち主を引き寄せ引きずり込んで、己が美への糧とする……そんな屏風です。
一方で柳宗悦も業は深そうですが、しかし下手物と呼ばれるものに美を見出す目を、心を持っていて……。
おっしゃるとおり、深くなくとも、重くなくとも、美というものはそこにあり、そこに作られるもの――ガツガツと追い求めることも間違っていないけど、そうでない美もあるということを、それを絵師良秀も察したのでしょう^^;
ありがとうございました!