応援コメント

03 絵師良秀の図屏風」への応援コメント

  • 拝読致しました。
    芸とは、美とは何か……まさに根源的な問いですねΣ(゚д゚lll)
    自分は、芸術は「情動を相手に伝える手段」と定義していますが、そうなると何を伝えるのかが重要でして。
    より深く、より重いものを感じ取ろうとして業を深めていく、そんな人間性に魔が寄り憑いた存在、そんな屏風なのかなぁと感じました。
    小さくとも、軽くとも、様々な工芸に芸術を見出す。
    伝えるべき情は、別に深く重くなくとも構わない筈ですからね!(^^)

    作者からの返信

    拙作では、卓越した天才による美を象徴するキャラとして、絵師良秀を出しました。
    無名の人たちによる美を取り上げる粋人――柳宗悦が、この良秀と対峙することにより、「美とは何か」をクローズアップしようと思ったのです。

    加えて、絵師良秀は、娘を犠牲にしてまで絵を描くことに打ち込んだ絵師です。
    おっしゃるとおり、業が深く、それゆえに魔と化したような、そんな存在となり果ててしまいました。
    そして同じような業の持ち主を引き寄せ引きずり込んで、己が美への糧とする……そんな屏風です。

    一方で柳宗悦も業は深そうですが、しかし下手物と呼ばれるものに美を見出す目を、心を持っていて……。
    おっしゃるとおり、深くなくとも、重くなくとも、美というものはそこにあり、そこに作られるもの――ガツガツと追い求めることも間違っていないけど、そうでない美もあるということを、それを絵師良秀も察したのでしょう^^;

    ありがとうございました!

  •  こんばんは、御作を読みました。
     これ地獄って言い換えてますけど、芸術に魅入られているような(^◇^;)
     柳宋悦さんにとって、出会いは吉だったのか凶だったのか。案外運命だったりして。面白かったです。

    作者からの返信

    そうですね、創作地獄という深みに嵌まっているようです(笑)
    宗悦さん的には、芸術は好きだし、でも庶民の陶器も好きだし、そういう「深み」にいる自分という存在を認める、いい機会=運命だったのかもしれませんね^^;

    ありがとうございました。

  • 本物の「芸術作品」に圧倒された経験、

    私にもあります。

    そして、それは非常に感受性の高い頃の話しでした。


    芸術に潜む何かが、そしてそれを多くの人に感じさせる作品が、

    世に残る、ということなのかと、今は思います。

    作者からの返信

    「ジョジョの奇妙な冒険」という漫画で、芸術作品とはその人の能力の姿である、みたいなコメントが出てきます。
    そういうのがあるのではないか、と美術館を渉猟した時期があります。
    しかしそういう凄まじいものには出会えないまま、今に至ります。

    それでも――見る人が見れば、「そういうもの」があるのではないかとは思いました。
    「そういうもの」を具現するものとして、絵師良秀の図屏風というアイテムを使わせていただきました^^;

    ありがとうございました。

  • 創作者の執念でしょうか。
    なかなか業が深いですね。
    そうまでしなければたどり着けない境地。
    見たいような見たくないような。

    作者からの返信

    この「地獄変」の話、好きというか、いつまでも印象に残っている作品なので、使わせていただきました。
    そこまでして描きたいモノとは何だったのか。
    たしかに、知りたいような、知りたくないような感じです^^;

    ありがとうございました。

    あと、レビューの件、確認いたしました。
    ありがとうございます!

    ではではノシ