第25話 久しぶりの雑談配信
【久しぶり】恐竜ゲーム配信中心に振り返りするよ【雑談配信】
「はい、配信始まりましたっと。こんばんは~。マレ熊チャンネルへようこそ!
いや~なんかみんなとじっくりおしゃべりするの久しぶりだよね」
シベチャチャ:こんばんは。ゲーム配信続いてたから確かに久しぶり
クッチャマ:恐竜ゲーム中はベア様とVCしてるしあんまコメント拾うひまないよな
コメント:マレ熊があんなに長時間配信すると思わなかった、しかも連日
「あはは~自分でもビックリ。以前やったときもそれなりにはやったけど、ここまでじゃなかったし。やっぱり二人プレイてのが大きいかな? ベアーちゃんゲーム上手いし、一緒にやってて心強いよ」
コメント:ベア様と仲良くやってるの見ててほほえましい
コメント:てかベアーちゃんとめっちゃ仲良くなったね
コメント:マレ熊今もうタメ口だもんな
「あーやっぱゲーム中で眠くなってくると、敬語とかフワフワになってね。次第に抜けてったって感じかな。でも、大丈夫! ベアーちゃんとはもう友達の域なんで」
コメント:お、大きく出たな
コメント:大丈夫か~? そう思ってるのは自分だけだったり
「いや、ベアーちゃんとは共にくぐり抜けた戦場の数が違うんだよね。もはや、友情どころか絆?って感じ」
コメント:先生、マレ熊が調子乗ってまーす
シベチャチャ:まぁ、確かに何回もピンチになってたな。主にマレ熊が
恐竜ゲームは刺激的で楽しいが、雑談配信のゆったりした時間はやっぱり落ち着く。話題は、恐竜ゲームでのマレ熊の失敗やエリザベアーの有能さ、仲間にした恐竜達の話と尽きることがない。今の話題は、エリザベアーに弱点はないのか、だ。
ちなみにマレ熊が言い出した。
「ね、テリジノサウルス仲間にした時さ、絶対ベアーちゃん怖がってたと思うんだよ。試しに配信外でテリジノ乗って、ベアーちゃんの背後から近寄ってみたんだけど、小さく「ヒッ」てVCから聞こえてきたんだよね」
コメント:可哀そうなことしてやるな
コメント:ベアー様、鳥系苦手なんじゃない? 山にいた巨大タカも仲間にしたくなさそうだったし
コメント:鳥嫌いな人とかいる?
コメント:頭が180度動くのが怖くてムリっていう人ならいる。ソースはオレ
「でもベアーちゃん絶対否定するんだもん。『あくまでゲームでしょう? それなのに本気で怖がるなんてありえません』とか言ってさ」
コメント:今のベアーちゃんの真似? 結構似てるなw
シベチャチャ:やっぱり長く一緒にいると特徴覚えるもんだな
クッチャマ:ベアー様の疑惑、気になるな。本人に直撃してみたい
コメント:てか二人でやってるゲームだし、二人で振り返りしてほしさはあるな
コメント:確かに。前回のマレ熊バーサーカー化見た時の感想とか直接聞きたいわw
「バーサーカーって……ちょっとクラゲを全て駆逐しようと思っただけだし。
まあ、それはともかく恐竜ゲームも長くなりそうだし、ベアーちゃんと二人で振り返るっていうのもいいかもね」
コメント:ぜひやってくれ
コメント:絶対見る
「うーん、まずはベアーちゃんに確認しないとなんともいえないな。でも二人で配信はもっとしたい、恐竜ゲーム以外でもね。よーし、何らかの形で実現できるよう頑張ってみます! でもあくまで予定は未定だよ」
クッチャマ:わかった、期待しすぎないで待機しとく
シベチャチャ:実現したらいいな
「じゃあ今日の配信はここまで。……何かこんな早く配信終わるのも久しぶりだね。すっかり体が長時間に慣れちゃったよ。次回の配信は、やっぱ恐竜ゲームになりそうです。ではではみんなおやすみ~」
コメント:おやすみ~
コメント:お疲れ
この配信は終了しました。
「ベアーちゃんと二人雑談か……」
脳裏に浮かぶのは、この前友世とした雑談配信だ。
「オフラインで雑談ってのも楽しいかも」
エリザベアーと仲が深まるにつれ、マレ熊は彼女に直接会ってみたいとう気持ちが芽生えてきた。
(今の私たちはネット上で遊ぶ友達だけど、実際に会えて話せたら……)
エリザベアーはどの辺に住んでいるんだろうか。前にマレ熊の住む地域を聞かれたことがあったが、エリザベアーもこのあたりに住んでいる、ということはないだろうか。
「ベアーちゃんも私に会いたいって思ってくれてたりしないかなぁ」
マレ熊は夢見るような声でつぶやいた。
そして、その夢はめちゃくちゃに砕かれた。
「マレ熊ちゃんと私でオフライン? そ、それって直接会うってことですよね?
いや、ぜっっったいムリ!あり得ません、そんなこと!」
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