死の匂いが充満する導入であり息苦しささえも感じると同時に、これほどタバコが似合う作品は近年なかなか見かけることができないと思います。
開始早々から洒落た台詞の掛け合いが自然に流れ、それと同じくらいに命が軽い。
そんな戦場が描かれていました。
正直導入章を読んだ時にクリック場所を間違えたのかと何度か確認することになりました!
タイトルからは考えられない序盤となりますが、1章からは平常運転で進行されることとなりますので安心?してください!
緩急の付け方が尋常ではないギャップを生み出すこととなっていますが、ヒリついた戦場の空気からの一変は思わず大きく息をはくことのできるゆとりを読み手に与えてくれました!
主人公が語り手として進行する中で、描写や心情も緊迫感を強いることなくゆとりを感じる空気がながれることになりつつも、そもそもこの物語はキャラ同士の小粋な掛け合いが魅力!
それは場面が変わろうが不変です!
そんなメリハリで読み手を楽しませてくれる素敵な物語、みなさんも覗きにきてはいかがでしょうか?