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罪津:「まだ気持ち悪いですけど、だいぶマシになりました。」


罪津:「横になってたら楽です。先生は先に校庭に戻ってもらっていいですよ。」



罪津が上手く言って、保健の先生を追い出した。

ここからが本番だ。

職員室の中には、2人教師が居た。



罪津:「先生!煙が出てます!」



職員室のドアを開け、罪津が2人の教師を誘導する。



教師:「あそこか!消火器!」



どうやって煙を出したかわからないけれど、教師は2人とも、罪津の誘導に乗り、消火器を持って現場に向かった。


頃合いを見計らって、あたしは、保健室から職員室に入る。

素早く担任教師の机に行き、渡された鍵を引き出しの穴に捻じ込む。

あっさり開いた。


目的のスパークメモリは、右端にあった。

これを交換して鍵をかければ終わり、簡単だ...



!!



あたしの目が、予想外の存在を捉えた。



デンガクカートリッジが3本。



思わず手に取った。

まず、ラインの色を確認する。


青、黄、赤。


3色揃ってる。

あたしが興味があるのは、赤だけ。



‘K-192’



なんで!?

なんでこいつがベギさんのを持ってるの!?

他のを持ってるのもおかしいけど、これは特別おかしい。


あたしは、その理由を考えるよりも早く、それを抜き出し、引き出しの鍵を回した。

続いて、朴2の鍵を手に取る。


あ、スパークメモリ、入れ替えたっけ?

もうどうでもいいや、そんなの。

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