受容主義者

 かれらは私達を受け入れた。

 てを貸してもらい、少しの間休むことにした。

 おき上がるような気力も湧かない。

 もっとも、ここでゆっくりしているわけにもいかないのだが。

 らい鳴が聞こえる。混沌が近づいてくる。

 い戸水は何の前触れもなく増え、

 し季は乱れ始めた。

 ゆ快とも取れるようなこれから逃げる方法はない。

 つみ重ねてきた研究も、結局は何も見つからずじまい。

 パート1にも満たないような進捗で、

 つくり上げられる可能性は0に近い。

 すきはこの街にもあるはずだ。

 遺跡ruinsに逃げ込もう。

 

 自分の街ももちろんだが、

 他の街が滅ぶようなところは見たくない。

 共倒れするよりは、

 有ったほうがいい。どちらかが生き残るという、

 希釈された

 望みが叶う可能性が。

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