#2 はじめての配信
私パンダヒーローこと斎藤あやめは、ある日ひょんなネットのコメントからダンジョン配信をすることになりました─。
よし、これで大丈夫なはず……。
パンダヒーロー@panda_hero
とりあえず、カメラ買いました。後はチャンネル開設すればいいですか?
『カメラいいね!』
『とりあえずOK!』
『パンダヒーローさんやる気出てキター!』
『SSSランク探索者の配信とか熱すぎ』
『そういえばチャンネル名は何にする予定なの?』
あぁ……チャンネル名か。そういえばまだ考えてなかったなぁ……。
とりあえず、適当でいいかな?
多分そんなに長く配信続かないと思うし―。
パンダヒーロー@panda_hero
パンダヒーローチャンネルにしようと思います。
『まんまで草』
『パンダヒーローチャンネルw』
『まぁいいんじゃね?』
『じゃあとりあえず早く開設して!』
─なんだかけっこうな言われようだな。
まぁとにかく、これでチャンネル開設完了……と!
するとチャンネル登録の通知が続々と鳴り、なんとあっという間に1000人以上の登録者数を越えてしまった。
『wwww』
『チャンネル登録者数エグ過ぎっ!!!』
『あっという間に1000人とかヤバ』
『もうこれ余裕で収益化じゃん!』
『さすがSSSランク探索者様!』
『パンダヒーロー最強! パンダヒーロー最強!』
『これすぐ1万人超えるんじゃね?』
『早く配信してくれー!』
ひぇぇぇぇぇ!!! め、めちゃくちゃ登録者数が増えてる!?
こ、これは早く、ライブ配信に切り替えないと後々ヤバそうなやつだなぁ……。
よ……よし、まずは顔バレしない様にいつものこのパンダのお面を付けてカメラを配信モードに切り替えてと―。
パンダヒーロー「み、皆さん見えてますか? は、はじめまして……パンダヒーローで〜す」
『ちゃんと見えてるよ!』
『マジでパンダのお面で草』
『ダンジョンをこれで攻略するんかw』
『ってか、髪色も黒白なのか!』
『もう既に2000人以上観てるやん!』
『パンダヒーローチャンネルの伝説の幕開けじゃー!!!』
す、凄い……めちゃくちゃ盛り上がってる!?
今画面の向こうで2000人以上の人が私を観てるの?
パンダのお面付けてなかったら、恥ずかしすぎてダンジョンに入る前に死ぬところだった―。
パンダヒーロー「で、ではこれからダンジョンの中へ入りたいと思いま〜す。皆さんよ、よろしくお願いします」
パンダのお面を付けた斎藤あやめは、いつもよりどこかぎこちなくダンジョンの中へと入って行った─。
—————————
あとがき。
最後までご高覧頂きまして、ありがとうございます!
【次回】ダンジョンでモンスターとバトル開始!
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