第4話

神山アキナは、僕よりケンカが強い。


実際、ケンカをしたことがあるのか。


口ゲンカををしたことがある。強かった。でも、実際の実際は...


「勘弁してください」


「許してあげるね。二度とするなよ!」


「はいっ!」と僕はニコニコしながら言うのだ。


でも、本当に危なくなった時には命をかける。


僕、とんびはそんなところで格好をつける。


「あんた、バカだねー。」


「いざとなったら、守るんだ。」


神山アキナは、僕よりケンカが強いけど。

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