第8.9話 誕生日会の話
⚫輪投げ(長男ウィンブル)
「坊っちゃんやっていかないか?」
突然灰色のローブを纏ったおじさんに声をかけられたウィンブル。
「なんだよ!なんか面白いもんでもあるんだろーな。ノイアーの誕生日会で変なもんだしてたら怒るぞ。」
意外に口が悪くても優しいお兄ちゃんだったウィンブル。
「輪投げって言うんですよ。一応ノイアー様の考えた遊びですね。やってきます?」
「ノイアーが考えたのか!?よし!やってやるよ!」
意気揚々と答えたウィンブルに灰色のローブを纏ったおじさん定員が説明をはじめる。
「じゃあルールの説明をしますぜ。ルールは簡単です。今から渡す輪っかを前にある3メートル離れた棒に入れればクリアです。輪っかは全部で3本で、棒の方にも番号があって1〜9のどれでもいいんで入れさえすればいいんです。わかりやしたか?」
「ああ!大丈夫だ!じゃあやるぞ!」
やる気に満ちたウィンブルだったが、みなさんが思った通り、3本全てあらん方向にぶっ飛んでいった。
「坊っちゃん。大丈夫ですか?」
おじさん定員はうなだれているウィンブルに優しく声をかけるが。
「な、なに。も、もんだいないさ。」
やっぱり辛かったのだろう。ふらふらと歩きながら自分の部屋へ帰っていった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます