第10話

スズメがさえずる音と、少し涼しい感じで、体がぞくぞく震えながら、目が覚めた。

頭がずきずきして、何かが上から押すように重かった。体には少しも力が入らず、全身が痛かった。どうやら、昨日雨に濡れて風邪をひいたようだった。


今は雨がやんだのか、カーテンの隙間からは日差しが差し込んできて、部屋をそっと照らしていた。


猫のベルは、そんなカーテンの下で、全身で温かい日差しを浴びながら、舌でシャワーをしていた。


起きた私は、首を下の方に少し回してみると、私のそばでは、美月が裸で毛布をかけ、浅い呼吸をしながら、私を抱きしめたまま寝ていた。


よく見ると、彼女も風邪をひいたのか、頬が真っ赤になっていた。


すやすや眠っている彼女を見ていると、一つの記憶が私の頭の中で蘇ってきた。そうだ、私は昨日、彼女と愛を交わしていたが、5連続で絶頂に達し、気絶したのだった。


今はこんなにきれいな姿で寝ているが、私とセックスする時の彼女の姿は、何か私を圧倒する雰囲気がある。


私は、そんな彼女を眺めながら、できるだけ美月を起こさせないように、ゆっくりとソファから起き上がろうとした。


私がソファーで半分くらい起きた頃。


美月は私の動きに気づいたらしく、ゆっくりと体を起こし、ソファから起き始めた。


それから彼女は頭を上げ、彼女と同じくソファから起きた私に、そっとチューをした。


チュッ。


「おはよう、私のダーリン。」


私と同時にソファから起きた彼女は、甘い声で私に言った。それとともに、目の前に見える、ぼさぼさした彼女の髪と半分開きの目の彼女。そんな彼女の姿も相変わらず美しかった。


そんな彼女は頭をゆっくり下げると、彼女の視線がだんだん下がり、私の体の下に向かった。


そして、一箇所に視線が止まると、彼女の口元が上がった。何かいいことでも見つけた顔の彼女は、唾を飲み込む動作をし、口を開けて朝で上を向かって、まっすぐ立っている私のあれを丁寧にしゃぶり始めた。 上下に動く彼女の頭。


「み…美月、急にそんなことしたら…」


私は彼女の柔らかい動きに唇を噛んだ。

風邪をひいたせいか、全身が敏感になっていた。


彼女は私との経験を積みながら、私のポイント部分を全部把握したかのように、上手に舌を動かした。 彼女の舌が動くたびに、私の体はビクッとした。


彼女の柔らかい舌と口の中の熱さが、私をめまいがさせた。 そして風邪のせいで、ただでさえ上がっていた体温が、ますます上がるのが感じられた。


「もう…···出る…」


美月は私の言葉にも頭を動かすのをやめなかった。結局、しばらくして、私は我慢できず、彼女の口の中に熱い液体を排出した。私のあれが彼女の口の中でうごめく。それと同時に、私の白い液体が彼女の喉を駆け抜けた。


射精の後、美月は、もっと欲しいというように、私のあれを猫のように丁寧になめた。私はそんな美月をなだめながら、起き上がろうとした。もう、学校に行かなければならなかった。しかし、それから彼女は立ち上がり,お尻を私の方に突き出しては、私を誘惑し始めた。彼女のセクシーな後ろ姿が私の前で妖艶な姿を見せ始めた。


「もう学校に行かないと…」


私は私の前でお尻を突きつけている彼女に言った。 幸いなことに、今、行ったばかりなので、私は彼女の誘惑に耐えることができた。いつものようだったら、私は理性を失い、すでに彼女を襲っただろう。


彼女は、学校のことはあまり気にしていないのか、早くしてというように下半身を左右に振った。


まるで九尾狐の誘惑のような魅惑的な彼女の身振りに、私は一瞬、欲望にとらわれそうになったが、首を横に振った。そして、私はソファから立ち上がろうとした。


私が立ち上がろうとすると、彼女はソファから起き上がろうとしている私をソファの方に押し戻してキスし始めた。


お互い風邪にかかって、体が熱くなったせいか、彼女の舌が行き交うたびに、頭が熱くなり、危うく理性を失うところだった。


キスしてくる美月を落とそうとすればするほど、彼女はもっと強く、くっついて私に体を密着させた。


そして彼女は両腕で逃げられないように私を抱きしめた。 それと同時に彼女の柔らかい胸と私の胸が触れ合った。彼女の胸の圧迫は半端なかった。


彼女の柔らかな肌の感触に、私はあれが再び元気を取り戻し、立ち上がり始めた。もうこれ以上は危なかった。彼女はそんな私の動きに気づいたらしく,いやらしい喘ぎ声を上げて、私の耳を刺激し始めた。


かろうじて理性を保っていた私は、予想外の耳から聞こえる彼女のいやらしい声に、結局、理性を失い、美月の誘惑に勝てなかった私は、彼女を抱いて立ち上がり、壁まで彼女を持ち上げたまま連れていった。


壁まで到着した私たちは、息を切らしながらお互いの目を見つめた。彼女の紫色の目は依然として何かに取り憑かれたような魅惑的な目をしていた。


理性を失った私は、私に抱かれて壁側にくっついている彼女のあれに、私の欲望を表出するように、腰を野獣のように振りながら、ピストン運動を繰り返した。私の腰の動きに、彼女もこの体位が気に入ったのか、いつもより大きなうめき声を上げた。


「あはん、はあ…..はぁ…」


美月はその間を我慢できず、私に顔を近づけてきては、また、口づけした。すれ違う舌とベタして甘い彼女の唾。


そのように愛を交わしていたところ、彼女の下半身が震えると同時に、突然、彼女は水を噴き出し始めた。吹き出した彼女の水は、私の体を潤した。それでも、私は腰を動かすのをやめなかった。多くなった水のせいか、打ち込むたびに耳を刺激するエロい音が部屋の中で響き渡った。


彼女のあそきに挿入すればするほど、彼女のあれは振動を起こし続け、水を噴き出した。


プチゅ、プチゅ、プチュー。


しばらくすると、私たちは同時に絶頂に達した。 私たちは一度に満足せずそれ以来、何度も体位を変えながらセックスをした。


結局、私たち二人は、風邪を引いたということを言い訳に学校を休むことにした。


三時間後。


私と美月は激しく恋を交わして間もなく、体が熱くなって、頭がくらくらし、お互いが風邪をひいたことを痛感することになった。頭痛で頭に手を当てながら、体温計で温度を測ってみると、画面は38.8度を示していた。 美月の額にも体温計を当ててみると、彼女は私より高い39.0度だった。


そのように体調を崩した私たちは、結局、美月の部屋で一緒に布団をかけたまま横になった。 横になるやいなや、頭がぼっとして、今までの疲れが押し寄せてきた。口からは熱い息が出た。そのようにベッドで一緒に横たわっていると、まもなく、美月のお腹がグーと鳴った。


彼女はどうやらお腹が空いているようだった。


美月はグーと音を立てたのが恥ずかしいのか、彼女は私が彼女の顔を見ることができないように、私に背を向けた。そんな彼女を見ていると、思わず少し笑ってしまった。


「プ、ハハ。」


風邪のせいか、私の声はかすれていた。

背を向けた美月は、私の笑いを聞いた後、また私の方に首を回し、顔を赤く染めながら、頬を膨らませた。


私はそんな彼女をかわいいと思い、ご飯でも作ってくると言ってキッチンに行った。


厨房でお腹がすいている彼女のためのおかゆを作っていると、しばらくして、部屋のドアが開き、美月は普段着を着たまま、私のところに徐々に歩いてきた。そして、私がいるところまで歩いてきた彼女は、料理をしている私を後ろからぎゅっと抱きしめた。


「大好きだよ りょうた。」


彼女は、私の背中にもたれかかりながら言った。 そう言って、美月は私の背中に顔を突っ込んだ。


「美月、私も…」


そして私たちはまたキスをした。

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