第9話
私は鞄を背中につけたまま、素早く学校の階段を駆け下り、学校の1階に降りてきた。 そしてガラスのドアを押しながら外に出て、すぐ前で止まった。
目の前には、水たまりでいっぱいの、雨で濡れた広い運動場の姿が目に入った。
空は美月の気持ちを表するように、滝が落ちるような激しい雨を降らせていた。
私は一寸の迷いもなく足を踏み出し、雨の中を思いっきり通り抜けながら前に進んだ。
無論、今の私は傘なんて持っていない。ただ彼女への思いだけで走っているだけだった。 走るたびに、運動場の土が私のズボンと服、そして全身に飛びついた。
激しい雨の中を通り過ぎながら、彼女と過ごした思い出が次々と頭の中に浮かび始めた。
私を見て明るく笑ってくれるミヅキの顔。
隣でぐっすり眠っている美月の顔。
頬を膨らませて拗ねる美月の顔。
そして私のせいで露のような涙を流す美月の顔···
私の安易な行動一つ一つが今の結果を作った。
「ミヅキに謝らないと…」
心の中で何度も同じ言葉を反芻し、繰り返して、また、繰り返した。
全身が雨で濡れることを気にせず、私は美月の自炊部屋に向かって全力で走った。 彼女が今、行くところはそこしかなかった。
しばらくして、雨の中を狂いそうに走った私は、全身が濡れたまま、美月の自炊部屋がある建物のすぐ前に到着した。 私は部屋にいる美月のことを考えながら素早く階段を駆け上がった。雨で服が濡れたせいで、体が重く、階段を上ることさえ大変だった。
そして、彼女の自炊室のすぐ前まで到着した私は、雨で濡れた服をねじって、服に染み着いた水を絞り出した後、彼女の自炊室である204号のドアを強く叩いた。
トン。トン。トン。
「美月…私だよ、君の彼氏良太。今、君に言いたいことがあるんだ。ドアを開けてくれないか。」
切羽詰った声で言ってみたが、私の声は激しく降るの雨の音に埋もれてしまった。
「...............」
それから少し時間がたち、いくら返事を待ち続けても、彼女の返事は返ってこなかった。
私は不安な気持ちで、手でドアの取っ手をつかみ、回してみた。 すると、彼女はドアを閉めていないのか、ドアが軋む音とともに、力なくドアが開いた。
そのまま、ドアを開けると、私は素早く室内を確認した。 すると、目に見えるカーテンが下ろされた窓。 電気は全部消えていて、降りたカーテンと雨のせいで室内はさらに暗く見えた。
そして、そこからソファーがあるところに目を移してみると、ソファーの上には青黒い髪をした少女がうずくまって泣いていた。
私は素早く濡れた靴を脱ぎ,ソファーの上で泣いている彼女を抱きしめた。 彼女も私が恋しかったのか、私をつかむ手に力をくれた。
「ごめん、美月。。。私の行動が君を傷つけてしまった。」
「私は絶対に君を捨てたりはしない、死ぬまで君のそばにいると約束する。」
私は私の胸に抱かれている美月に言った。 すると、美月は私の言葉にゆっくりと頭をあげて、私の顔をまっすぐ見た。
頭を上げた彼女の顔は泣いたせいか、両目の下は涙できらきら輝いており、頬はまるで化粧でもしたかのように真っ赤に熱くなっていた。そして、彼女もまた、家に帰りながら傘を差さなかったのか、髪の毛は湿って、細い蔓の茎の形をしていた。そんな彼女は、泣き顔でゆっくりと口を開いた。
「本当に……?私たちの赤ちゃんも…?」
美月はすすり泣きながら言った。
「うん、全部。 私が全部責任を取るよ。 私は絶対に君を捨てたりはしない。」
「絶対に..私を捨てないの...?」
「うん、絶対に君を捨てたりはしない。」
私の話を聞いた彼女は、気分が少し落ち付いたのか、泣き顔だった彼女の表情は、ある程度元気を取り戻したように見えた。
「じゃ、もう私、良太と一緒に···良太の家で住んでもいいの?」
美月は泣きそうな声で私に聞いてきた。
少し予想外の質問だった。
「うん、いいよ。 私と一生共に暮らそう。」
「私に愛もたくさんくれるの…?」
「君が望むだけあげて、またあげる。」
「本当に…?」
「うん、本当。」
美月は、私の言葉に、もう気分が和らいだのか、私の襟をつかんで、私の胸に頭を突っ込み、すっぽり抱かれた。同時に、彼女は鼻息とともにそっと微笑んだ。
服と全身が雨で濡れているにもかかわらず,私たちはしばらくの間、抱き合ってじっとしていた。 彼女の暖かい温もりと、息遣いが伝わってくるのが感じられた。
それから、しばらくすると、私の胸に寄りかかっていた彼女は、キスがしたいのかそっと頭を上げ、唇を私に近づけた。 私はそんな彼女をかわいいと思い、彼女と口づけをした。
彼女の柔らかい唇が触れ合った。 それと同時に、私たちは舌を口の中に入れ、私の舌と彼女の舌がすれ違い、お互いの暖かい息が行き交った。 今日は特に、彼女の舌の動きが激しかった。彼女が舌を動く力をコントロールしなかったので,歯がしきりに私の舌を噛んだり,歯と触れ合ったりした。
口をゆっくり離すと、唾が一つになって放物線を描いた。私たちはお互いの顔を見ながら息を弾ませた。
「はぁ、はぁ。」
「はぁ、はぁ。」
美月は興奮し始めたのか、自分の上着のボタンを一つ一つ外し始め、上着を脱ぎ始めた。 服が濡れていたにもかかわらず、彼女は脱ぐのに苦労していないようだった。そうやって上着を脱ぐと、目の前に現れた、彼女の白い肌と黒い色のブラジャー。
彼女はそこで止まることなく、腰にも手を当て、スカートをゆっくりと下げた。その後は、最後に残った黒い布地まで全部下げた。すると、彼女の魅惑的な体つきが赤裸々にあらわれた。私は、そんな美月のセクシーな体つきを見て、顔を赤くし、唾をごくりと飲み込んだ。
服を全部脱いだ彼女は、私の襟元に手を近づけて行き、私のネクタイを外し、そして、私の白いワイシャツも脱がせ始めた。
そんな彼女を見て、私も彼女が私の服を脱がせるのを手伝った。少し時間が経ち、私のワイシャツを全部脱がせた美月は、私の腰に手を当てて、ズボンを徐々に下に下ろした。 すると、途中で飛び出した私のあれ。それを見た彼女は、おいしい食事を見るような顔で舌を鳴らした。
そして、私が裸になるやいなや、美月はかなり強い力で私の体を彼女のいる方に引き寄せ、そのまま私を押しつけてソファに倒した。すると、上から私を眺めている、裸の彼女の姿が目の前に広がった。
それから、私をソファに倒した彼女は、横髪を耳にそっと渡して、ゆっくりと近づいてきては、再び私とキスをした。すると、鼻を包み込むミヅキの香ばしいシャンプーの香り。
彼女は私の顔を両手でつかみ,私の体を強く欲しがるようにキスしてきた。美月は私の息が詰まるほど、私に隙間を与えなかった。
しばらくして、私の舌を存分に味わった彼女は、ある程度満足したのか、自分の口を腕でそっと拭いた。そして、彼女は私のあれを手で優しくつかみ、考える暇もなく、そのまま彼女の暖かくて柔らかい、あれに入れた。
私のあれは彼女の中の道に沿い、優しく彼女の中の口とキスした。彼女のあそこは、すでに水でぬるぬると溢れていた。
彼女は私のあれが体に入ると、震えながら満足そうな顔をした。彼女の顔を見ると、紫の光を放つ美月の瞳は、あの時見た、獲物を定めた猫のように変わっていた。
私はそんな彼女の瞳を見て不安を感じた。 今度は彼女が私をどうするか分からないという考えが、ふと私の頭の中を素早く通り過ぎた。
私の上に乗って私と一体となった彼女は、下半身をs字を描きながら魅惑的なウエーブで振り始めた。
今日の美月のあそこはいつもと比べ物にならないほど、私の白い液体を全部飲み込む勢いで絞り始めた。彼女の肉と私の肉が触れ会い、一定の拍子で、音が鳴り響いた。 そして、彼女は私とセックスしながら、少しも休まず、口で私の弱点ポイントだけを狙って愛撫した。
「はぁ…はぁ…美月…もう少しゆっくり…」
私は上から魅惑的な猫の姿勢で自分の体を味わっている彼女に、哀願するように言った。しかし、彼女は私の言うことをまったく聞いてはくれなかった。むしろ、彼女の腰の動きはより速くなり、だんだん速くなる彼女の腰回しに、私は結局、我慢することができず、彼女の中に白い液体を吹き出した。
心が遠くなるほどの快楽と同時に、心拍数が急激に上がり、視野がしばらく曇った。
彼女も同時にいったようで、下半身を何度も振動させた。
「はぁ…はぁ…み…みづき…少し休んでからするのはどう?」
私は荒い息を吐きながら、自分の上でいやらしい息をしている美月に言った。だが、彼女の目は確かに、私に向けられていたが、彼女は私を見てはいなかった。まるで、何かに取り憑かれたように。
そして、彼女は再び姿勢をとり、発情した動物のように、私と繋がった下半身を振り始めた。それと同時に、ちょうど絶頂に達した私のあれには、苦痛が訪れた。
私は逃げようとしたが,彼女はそんな私を両腕で包み込み,しっかりと抱きしめて、逃してくれなかった。彼女が私を包み込むと、美月の胸と私の胸が触れ合った。そして、上下に動く彼女のあそこは、まるで、私の液を全部最後まで、吸い込むように収縮と弛緩を繰り返した。
♡
しばらくして、彼女の魅惑的な下の動きに、もう一度、私の頭には快楽が訪れた。それと同時に、私の白い液体は彼女のあそこに吸い込まれる。それから、私の意識はだんだん遠くなっていった。
美月は自分の下半身を震え続けながらも、どんどん意識を失っている私を放してはくれなかった。 まだ、やめるつもりはないのか、彼女は私の首と口を愛撫しながら、また、下半身を上下に動かし始めた。
パチュ、パチュ、パチュ。
くちゅ、くちゅ、くちゅ、くちゅ。
♡
ピストン運動から間もなく、私のあれはまた絶頂に至った。 私の心臓に途方もない苦痛と共に、息がしばらく止まるような感じがして、瞳が充血していった。
彼女の中に入った私のあれは、もう出るものもないのか、彼女の奥でうごめくだけだった。
連続する絶頂に、頭が浮いてぼっとする感じと共に、視野がますます暗くなり、私の瞳から徐々に光が抜けていった。 少しも体に力が入らなかった。
「み…みづき、もうや…やめて…」
私は力が抜けて割れた声で、美月に懇願した。 これ以上は無理だった。いくら私が私の前にいる彼女を愛しているとは言え、これ以上はできなかった。 ここでやり続けることになれば、気を失ってしまうかもしれないという気がした。直感的にそんな気がした。
美月は私の哀れな哀願にも、ただ私を愛らしく眺めながら、下半身を動かすのを止めなかった。
そのように続く肉体関係の途中。私のあれはもうそろそろ疲れたのか、ぐにゃぐにゃになって弾力を失ってしまった。 私のあれが勢いを失うと、彼女はゆっくりと下に下がり、垂れ下がった私のそれを再び立てるために口でなめ始めた。
彼女の柔らかい舌さばきに、私のあれは再び元気を取り戻し、強制的にたてられた。
そしてミヅキはまた、私の体の上に上がってきて、彼女は再び下半身を上下に振り、すでに使い果たしてしまった私のあれを搾取し始めた。しばらくすると。
♡
4度目の快楽が訪れた。
4回目の快楽とともに、脳が盛り上がるように熱くなり、目の前の美月の姿がますます遠ざかっていった。意識を失いそうになっていた私は、何とか私の体を動かそうとしたが、体は私の命令に従わず動かなかった。
「はぁ…はぁ…良太。」
美月は一人で、うめき声を上げ続け、発情したかのように、私の体の上から上下にポンプをし続けた。
♡
5回目の快楽が来ると、気が遠くなる感じと同時に私は気を失った。
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