エピソード30 デート
結局、二人は遊園地にデートで行くことにした。近場なため、あまり人が多くない時間を見極めて向かった。
「私遊園地とか行ったことないな~…」
「これからもっと連れてってやるからな。」
「ありがとう!」
ちょんちょんとサヤがレドをつっつく。
「ちょっ運転中だぞ!」
二人はイチャイチャしながらなんやかんやで遊園地についた。
「わぁ…ひろーい…」
「ミヒャエルと来なかったのか?」
「お兄ちゃんはこういうとこあんまり好きじゃないの。私がナンパされるからって!まぁ実際されそうになると追っ払ってくれる…」
「はは…あいつなら言いそうだな…」
二人は談笑しながらジェットコースターに乗ることにした。人が少ない時間帯のため、すぐに乗れた。だが…
「ちょっ…サヤ待って…吐きそう…うぅ…」
「ダメなら先に言ってよ~!大丈夫…?」
レドは絶叫系がダメらしい…
「こういうのはサヤだけで乗ってくれ…すまんな…」
サヤは首を振り、にこりと笑った。
「なんかそういうレド見たことないから嬉しい!」
「サヤが楽しそうならよかった。観覧車でも乗るか?」
「うん!乗ろう!」
二人は観覧車に乗って一息つく。
「ふー…サヤは大丈夫か?」
「うん!すっごく楽しい!」
「よかった…」
「こういうときってさ…キスとかするんじゃない?」
ニヤニヤしながらサヤが言った。
「そういうもんなのか?わかった…」
レドの方からサヤにキスする…
「…ん…ありがと!えへへ…」
サヤがレドの方に行き抱きつく。
ド「うお…結構揺れたぞ、気を付けろよ…な…」
不意にサヤからキスした。あまりにも不意をつかれたためレドは顔がどんどん赤くなっていく…
「さ!降りるとこまで来たから降りるよ!」
「ちょっ…待っ…」
よろよろとするレドをサヤが手を引いて観覧車から降りる。
「なんか食べよう!お腹空いちゃった!」
二人はお昼ご飯を食べることにして、売店へ行った。
「クレープと…レドはなにがいい?」
「俺はジェットコースターが効いてきたから大丈夫だぞ。」
サヤは売店でクレープを買ってきてほおばる。
「ん…おいしい…!」
「食べながらしゃべるな、こぼすぞ。」
「モグモグ…」
美味しそうに食べるサヤを見てレドは笑った。
「楽しそうでなによりだ。俺もお腹いっぱいだ。」
二人は幸せな時を過ごし、家に帰った…すると…オルガナがドアの前に立っていた。
「あぁ…君たち。すまんな…任務の件だ。」
「なにかあったんですか?」
「そうなんだ…銀行強盗なんだが…ただの銀行強盗じゃなくてな…なにかの違法薬物を持っているようで、バイオテロ防止のため来てほしいと…君たちにも向かってほしい。」
「了解しました。」
二人はオルガナと共に本部へとむかい、仕度をした…
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