エピソード4 不思議な人

扉を開き、先へ進む。途中で怪物にあったが先ほどと同様に処理していく。(加えてアッパー)


「こいつら何体いるんだ?船員や乗客が全員こうなっているってことかな。でもそれは大規模すぎないか?いや、'あの'組織なら可能か…?」


独り言を言いながらしばらく歩いていると、


「おい!サヤ!こっちだ、きてくれ!」


ラグナがいた。そしてその視線の先には鉄の扉。少し蹴りをいれれば壊れそうなほどだが


「ラグナ!合流できてよかった。船内にはウヨウヨいるとみて間違いなさそう。かなりの大人数がウイルスに感染している…とても危険。」


「そうだな。それより見てくれ、この扉の先に俺たちの武器が置いてある。壊せそうか?」


「余裕ね。」


少し強引気味に扉を開けた二人は所持品を取り戻し、再びクライアとナタリアの捜索をはじめる。


「この船内で何が起こったのか、なにか手がかりがありそうな部屋はないか?例えば……運転室…誰かいるかもしれない。ここの事実を知っている誰かが…」


「賛成だな。メモぐらいなら残っていても不思議じゃない。よし、運転室に向かうとするか。」


「その前に、まず船内の地図を探さないとね。」


「それならノープロブレムだ。閉じ込められた部屋に置いてあったぜ。まるであのガスマスクがこっちへ来いと言っているようにな。」


二人は地図を見ながら運転室に向かった。もちろん怪物つきだが…言うまでもないだろう。


運転室へと二人は到着した。クライアでも、ナタリアでもない。他の誰かがそこにいるとも知らずに…


「舵が壊されている…?それに通信機も…誰も助けを呼べない状況だったのね。それなら納得。」


そんなことを言いながら辺りを調べていると…


突然サヤを誰かが拘束した。


「くはっ!?はな…せ!!」


肘をおみまいしてやると、そいつは怯み、手を離した。二人は銃を向け、相手も向けた。


「誰だ!?なぜここにいる!」


「それはこっちのセリフだ。なぜここにいる'ラグナ'」


「!? なぜ俺の名前を…?待て、お前は…レドか?」


お互い銃を下ろす。


「あぁ、こんなところで会うはめになるとは残念だが。まずなぜここにいる?」


「私達は調査でここへきた。それで?そっちは?」


「そうか。俺も同じようなものだ。そっちと違って連れが行方不明だがな。ここに来るまでに茶髪の女性を見なかったか?」


「残念だが見ていないぞ。こっちも仲間が行方不明でな。見なかったか?」


「こっちもそうだな。それじゃ、俺は先に進んでるぞ。じゃあな不器用。」


「はっ、こっちのセリフだぜ。」


そう言い残しレドは去っていった……


「彼は…誰?」


なんとも言いがたい何かを感じ、サヤは訪ねる。


「レドを知っているの?ラグナ。」


「ああ、元同僚だよ。仕事のできるやつさ。あの調子じゃ苦戦してるみたいだがな。」


「そう………」

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