異世界日本転生

真・龍騎

第1話 運命のイタズラ

「―――っ!お――っ!」

何かが俺を起こそうとしている誰か知らないが今人が気持ちよる寝ていると言うのに…

「あと5分、いや10分」

「寝ぼけとる場合かいい加減に、お、き、ろ!」

耳元で怒りのモーニングコールと共に俺は目を覚ました

「ふぁーぁ、よく寝た…というかここどこだ。それに今何時だそれにこれから授業が…」

起きたと同時に見知らぬ場所で目覚めたのでパニックになりつつベッドの横で俺を起こしたであろう女の子を見つめて固まる俺に対して女の子が語りかけてきた。

「お主自分の名前やなんでここにおるか覚えておるかの?」

そう言われて自分の名前である巽 龍騎(たつみ りゅうき)20歳はもちろん覚えていたがここに居る過程が覚えていない事に不安になる。もしかして目の前の女の子に何かしたもしくは何かしたされたのかと必死になっていると。

「お主わらわの質問の答えを言ってくれんかの。話が進まんからな」と言われてしまった。

「すみません。自分の名前などは覚えているけどなんでここにいるか分かりません。」

「そうか…実はなお主は死んだのだ、そしてわらわがここに魂を呼んだのじゃ」

「は?どういう事?なんで俺死んだ…っ!そういえばトラックに引かれそうな人を助けてそのまま引かれたのか…」

「そうじゃ、実はお主が助けた者はわらわが人の身になった際に産んだ娘での助けてくれたお礼がしたくてここに呼んだのじゃよ」

「話についていけないけどそもそも君は誰なんだよ?」

「わらわはこの世界の神様じゃよ。なんじゃその残念そうなな目は?可愛いとは思われても残念とは思われる筋合いな無いぞ。それとも信じてないのか?」

「半信半疑だけど実際に死んだはずの俺がよくわからんがここにいる時点で察するけど…」その先は言葉に出さなかったが中学生程の身長に凹凸のないぺったんこなお子ちゃま体型であり神様いや女神様なのにねなんか残念な気分になる

「なんか失敬なこのを考えているように思えてムカつくがこの際まぁ良い。それにしてもお主はなぜあの時助けようと思ったのじゃ?」

「気がついたら身体が勝手に動いてたよ。 」

「そうか…お主はやはり…いやまあ命知らずとはいえ死んでもうたがのわらわの娘が無事に役目…いや生きていることに関して感謝してもしきれんよ。そのお礼と言ってはなんだが異世界に転生という形で生き返らそうと思っておる。」

「わかりました。ありがとうございます。だけどそのまま生き返らせるのはやっぱり神様とはいえ無理なんだね」

「…ああ神いやわらわ達にも事情があってなお主をそのままあの世界で生き返らせるのはな…しかし安心せい、必要最低限の知識とわらわの加護等のいわゆるチートならあるしそれ抜きでも多少の違いによる違和感こそあれどすぐに慣れてその世界にも順応するだろうて」

「そういえばその異世界ってどんな感じなんですか。未来や宇宙とか剣と魔法のファンタジーとかワクワクしますよ。」

「ふふ、実際見てのお楽しみじゃがヒントは魔法のある世界じゃ」

魔法かぁどんな感じなんだろうか今から楽しみだがやっぱり魔法のある世界だから中世ヨーロッパみたいな世界なのかな。だったら俺は日本人から異世界人の見た目に生まれ変わるのか…

「そういえばお互いに自己紹介しておらんかったな。わらわはカグラじゃ」

「すみませんカグラ様?」

「なんじゃ?なぜに疑問に思った?」

「なんか様って言うかちゃんいやちゃま…」目の前のちみっこ女神から無言の圧を感じるな

「す、すみませんカグラ様。俺じゃなくて自分は巽 龍騎と申します。」

「ちゃん付けも嫌じゃがちゃまはバカにしておるのか?」

「い、いえなんと言いますかカグラ様は愛らしい言いますかキュートな見た目でちゃま呼びみたいな…ハ、ハハッ。ケッシテバカニナドシテマセンヨ」

「なんかはぐらかされた気もするが、なんかお主は心配になるのう。そろそろ転生させるが準備はええかの?」

俺はまた少しある圧と気まずさから一刻も早く離れたかったので頷くとカグラが一言「行ってらっしゃい」とつぶやくような声で言うと当時に光にステータス包まれて目の前が眩しく輝き目を閉じると同時に意識が深く沈んでいくような気がした

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る