第3話ー怒られるって意味があるのかー
久しぶりに学校に行くと早速
「涙無琉魔さん、職員室まで至急、来てください」
と放送がかかった。後ろを見るとあの2人がいる。バディになったので、保護者役だ。
「帰るちゃ?」
「いや、いい。論破してこようか?」
「別に、いい。とっとと話しして忘れ物したって親に言いに行く、と俺らのところに戻ってこい。」
「了解。」
そう言い、俺は職員室前に向かった。
ランドセルを持ったまま職員室に向かうと、鬼の絵面の先生がたくさんいた。
「何してんじゃテメェは!人の命を奪うな!」
そこからは色々。黙って整理していたので、こんな感じだ。
1.人の命軽々奪うな
2.逃げるな
3.罪が帰ってくるぞ
めんどくせーと思いながら話を聞いてるとチャイムが鳴った。
さっさと行こうと思って動き出すと、
「教室にいくな。荷物確認をするからここで待ってろ。」
予想的中。筆箱を家に置いてきたのだ。
「先生、今すぐやりますか?」
「あぁ。」
そこから何もなかったので作戦通りだ。
「先生、筆箱を忘れたので親に言いに行っていいですか?校門にいるんです。」
「何でいるんだ?」
「久しぶりに行くから心配だって言ってました。」
「なら先生もついていくから待ってろ。」
やらかした。そこを考えていなかった。まあ、いい。
「ここで待っとくんでさっさと着替えてください。」
着替えに行った。よし、と思って踏み出すと
「どこにも行くなよ?」
とはがいじめにされた。邪魔だな、教師ども。同じことしかしない。個性とは一体何なんだ。
っていうことでこれをこの先生に論破した。なかなか愉快だった。凹んでいるうちにさっさと出ていけた。頭がキレていたんだな。
「大丈夫?」
「行こうか。」
「待て!話がある。」
チッ。めんどくせぇ。軽く合図し、逃げるように促した。俺ももちろん逃げる。
待て、とか色々言ってる。降りれる場所に来たので見つからないように降りた。そこは蜂の巣が大量にあるところなので、教師は入ってこない。
戻ってきたら、すごく疲れた。しばらく学校には行かないや。と思ったらランドセルを置き忘れた。すぐさま女を取り寄せて取りに行かせた。これで一件落着だ。
何なんだろうか。矛盾している点がありすぎて、もうわからない。
そのあとまたしばらく学校を休んだ。
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