第6話 週間レポート(2週目)

 我はダマリャーノ。

 いきなり挫折しそうになる罠。ぐぬぬ、大丈夫、致命傷だ。


 何が原因かといえば、親指の付け根に痛みが走るようになってしまい、つまりスマホでのフリック入力が短文程度しか無理になり申した。

 二千字ぐらいなら、ぺぺーっとスマホで打っていたツケである。


 メインの小説は基本タブレットやPCでやって、この駄文エッセイはスマホで隙間時間に書けばいいや〜という目論見が、超あっさり潰えたわけだ。


 え、なんで急に親指がそんなに痛むようになったかといえば。


「どう考えても、スイカゲームのやりすぎですね」


 ぬう、猫代。今週もあっさりばらしおった。


「そういう猫代も、こそこそやっとったじゃないか。メロン止まりの癖に」


「雑に積んでは毎度弾けさせて、絶叫している人に言われましても」


 ついでに家に遊びにきた同僚に伝播してしまい、全員買ってしまうという恐怖の連鎖を生み出してしまった。


 恐るべし、魅惑のスイカゲーム。


 とりあえず、先週ダイエットの進捗報告。

 お絵描きは指の痛みが治まるまで断念。


○カロリー消費(10/8〜10/15)


 フィットボクシング

 628cal(2回)

 ウォーキング

 632cal(回)


 合計1250cal

 体重−0.4kg


 前回の連休で正直食べ過ぎた……。


「でも、なんでウォーキング多いんです?」


「先日、久々に地上に降りて墓参りに行ったからだ」


「墓参りで、どうやって、こんなカロリー消費」


 ダマリャーノ家の墓の標高、実に70M。

 しかも、ものすごくぐるぐる回りながら、徒歩でしか上がれない場所にある。


 誰だよ、こんなところに墓買ったの!

 そもそも、なんで先祖代々も誰一人住んだことがない土地に墓があるのだ。

 

 謎。


「で、その後ついでに、某有名千本鳥居のおいなりさんに行ってきた」


「ほほう、どうでした? 伏見稲荷」


「名前言うてるし。うん、朝の八時半に行ったんだが、見事にほぼ外国人ばかりだった」  

 

 朝も早よから、千本鳥居は外国人の皆様で大混雑。

 香水の匂いで我、酔った……。


 よく紹介されている鳥居が二筋の分岐になっている場所では、写真を撮る大行列が出来ていた。


 今回は準備不足なので、奥に続く道の途中で適当に引き返してきた。

 が、綺麗に整備されていて、昔とは雰囲気が変わっている部分も多かったので、そのうちまた行こうと思う。

 駐車場無料だし。


 稲荷山頂まで、全部回っても二時間らしい。

 しかし、我がその昔、暇人で連れ立って回った際には、もっとかかった記憶がある。もしかすると、今ほど整備されていなかったので、結構な迷子になっていたのかもしれない。


 最後、日が暮れかかっていたし。

 

 それにしても、どう見ても成形肉を『神戸牛』と書いて、そこそこの値段で売っていたのはギリギリアウトじゃないのかと思った我である。


 大量のお狐さまグッズに紛れて、たぬきが売っていたのはちょっと面白かった。

  • Twitterで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る