第2話 ダマリャーノ、猫パンチをする。
本日は薄曇りなり。
掃除中の
「おや、更新ですか。昨晩は夕飯食べるなり布団に直行で、いきなり挫折かと思いましたよ」
「いや、昨日は肩が痛くてキーボードもフリック入力もキツくてな。昨日というか、実は先月頭からずっと右肩が痛い」
「
「猫に肩などにゃい!」
「肩の実在ごと否定するとは、さすが雑星人」
うーむ。実のところ、グーグル先生に聞いても整体院の広告ばかりで何のこっちゃなんだよな。あっためろとか冷やせとか。どっちなんだ。面倒でどっちもしなかったけれど。
それに可動域は変化なし、激痛があるというわけではない。ただ、だらだらと地味に痛いのだ。
「そんなわけで、昨日もFit Boxing 2をやっていたわけだ。筋肉をつければ、謎の痛みなぞ退散するかもしれんし」
「時々、急に湧いて出るその脳筋スタイル、なんなんですか」
猫代は呆れ果てたと言わんばかりに、頭部の猫耳型センサーをパタパタと動かした。
「物理、最後には物理
「それでキャラクター全員が、物理攻撃をする状態になっているんですね。恋愛ものとほざきながら※」
「気がついたら、大人しいキャラが絶滅していたんだもん。ちゃんと魔術しか使わない魔術師も出したもん!(68話にして初)」
「いい歳こいて、メイちゃんみたいにいうのヤメロ」
説明しよう!
普段は縦のものを斜めにしかしないぐうたら猫の我だが、稀にやる気を起こしてダイエットしたり、棲家を魔改造したり、買ってきた五匹のメダカを数百匹に増やしてしまったりするぞ。
実にロクでもないな。
「それはともかく、前回のダイエットからもう二年。つまり、また太ったんですね」
「……はい。とりあえず今回は−5キロほどを目指そうかと思う次第」
「結構なリバウンドキタ。で、三日ほどフィットボクシングした結果はどうだったんです?」
「わからない」
猫代は嘘だろ、こいつアホなのかという顔をした。表情が豊かすぎるだろうAIの分際で。いや、今やこいつらの方が記号としての感情表現は上かもしれん。
体重が測れなかったのは、仕方がないのだ。決して現実を見たくなかったからではない。確かに見たくはないが、前回ダイエット時に買った体重計の電池が切れていたのも事実。
忘れなければ、今日買う。(買い物メモ)
「ところで、お絵描きの方はどうなんです? 右肩が痛いのでは鉛筆を持てないのでは」
「ふふふ、実は左利きなのだ。ある程度は両手とも使える」
「な、なんだって――!! って、全力でどうでもよい情報だった」
「なにおう! ほら、右で書くと同時に左で鏡文字がかける! すごいだろう!」
ハナクソほども役にも立たない謎特技を披露し、頭蓋骨の描き方を練習して本日終了。
何年か前、骸骨が主人公のコミカライズやアニメが流行ったけれど、描く人は大変だったろうと思いを馳せつつ頭蓋骨。頭蓋骨はいいけれど、胸郭!肋骨!いっぱい!面倒くっさ!
しかし、ここをクリアしないと、まともな全身像は描けなさそうなのでやるしかあるまい。
小説だとガイコツでした、の一文で終わり。いや〜、小説って素晴らしいですね!
こんな駄文がいきなりエッセイ27位。ハートやフォロー、⭐️ありがとうございます。
異世界ファンタジーは1000位に入るのも大変だというのに、これが異世界か。
異世界に来ればそこが現実の異世界なんですね(進次郎構文)
Au revoir!
✣✣–––––––––––––––––––––––––––––✣✣
※登場人物全員、割と脳筋な小説はこちら。
大丈夫。猫が書いた謎小説だよ!
「女王の殻と人形の王」
https://kakuyomu.jp/works/16817330659742951048
主人公はもちろん、ヒロインも刀をぶん回す、魔術師も殴る、忍者が空を駆ける!
あ、暗くて重いと言われています。あ、にゃー。
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