第29話 天敵? ③
トイレに立とうとして、店内に無いのに気がついて砥部に声を掛けようとしたものの、あいつは自分の世界に入っていたようで邪魔したくなかったので、黙って席を立った。
モール入口のトイレが使えるので、用事が済んだ出口で、気配を感じてしまった。
ヤバいかもしれないっ!
左右を見渡して、よしっ、大丈夫だっ!
……………………ゆっくりと振り返って立ち去ろうとした、その先に……………………
アイツが、居たっ!
なんで、こんな日に……………………
ゆっくりと、後退り、立ち去ろうとした矢先に、目が、合って、しまった。
今日は、至近距離で接触なので、隙を見せると殺られるかもしれない恐怖が湧き上がってくる。
落ち着けっ、先ずは話し合いをっ!
深く息を吐いた所で、ビッチが先に口をひらいた。
「ねえ、チャラ男さん?」
「俺はチャラ男じゃねえ、正雄だ、ビッチさんよ?」
「誰がビッチよっ、結良よっ!」
「結良さん、何故いつも睨んでくるんだよっ?」
「……………………目付きが悪いのは、お互い様だと思うけど?睨んでるつもりは無いわよ。」
……………………コイツ、見掛けよりも、思ったよりも、まともかも?
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トイレに立とうとして、店内に無いのに気がついて由紀に声を掛けようとしたものの、彼女は自分の世界に入っていたようで邪魔したくなかったので、黙って席を立った。
モール入口のトイレが使えるので、用事が済んだ出口で、気配を感じてしまった。
ヤバいかもしれないわっ!
左右を見渡して、よしっ、大丈夫よっ!
……………………ゆっくりと振り返って立ち去ろうとした、その先に……………………
アイツが、居たっ!
なんで、こんな日に……………………
ゆっくりと、後退り、立ち去ろうとした矢先に、目が、合って、しまった。
今日は、至近距離で接触なので、隙を見せると犯されるかもしれない恐怖が湧き上がってくる。
落ち着いてっ、先ずは話し合いをっ!
深く息を吐いて、私から話しかけた。
「ねえ、チャラ男さん?」
「俺はチャラ男じゃねえ、正雄だ、ビッチさんよ?」
「誰がビッチよっ、結良よっ!」
「結良さん、何故いつも睨んでくるんだよっ?」
「……………………目付きが悪いのは、お互い様だと思うけど?睨んでるつもりは無いわよ。」
……………………コイツ、見掛けよりも、思ったよりも、まともかも?
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