第27話 朝帰り?
午前6時。
外はもう朝日が眩しくて、今日もいい天気!
玄関ドアの鍵から、ガチャリとかすかな音がしたと思ったら、あんた朝帰りした高校生かと突っ込みたくなるような表情をした父が佇んでいた。
「………………………………父さんおはよう?おかえり?それとも、行ってきますかな?」
「…………………………………ただいま?」
訂正。朝帰りした中坊だな。
「車はどうしたのかな?」
「……………………二日酔いで、置いてきた。」
…………………………駐車場代が、怖いな。
始発で帰ってきたのか。
「まあ、上がりなよ。今日は仕事でしょ?」
「いや、休み取ることにした。」
ここまで、玄関先での遣り取りでした。
青い顔をした父をダイニングに促し、濃いめのコーヒーを飲ませてから、尋問タ〜イム。
「で、状況は?」
「……………………聡一郎、お前、弟か妹、欲しくないか?」
「はぁ?」
「早紀さんと、再婚することにした。」
「…………………………………決定かな?」
「確定だ。」
「由紀さん家族の調査、しなくていいの?」
「もう、『組織』が済ませた。問題ない。」
「歩海に報告は、父さんがしてね。」
「うっ……………………………わかった。」
父さんも、歩海がどんな反応をするか想像できたんだろう。二日酔いの青い顔が、ますます青くなった。
「で、弟か妹ってのは、まさかとは思うけど?」
「その、まさかだ。」
「……………………………………まぢで?」
「二人とも酔ってて、忘れたんだ。」
※※※※※※※※※※
午前6時。
外はもう朝日が眩しくて、今日もいい天気!
玄関ドアの鍵から、ガチャリとかすかな音がしたと思ったら、あんた朝帰りした高校生かと突っ込みたくなるような表情をした母が佇んでいた。
「………………………………母さんおはよう?おかえり?それとも、行ってきますかな?」
「…………………………………ただいま?」
訂正。朝帰りした中坊だわね。
「車はどうしたのかな?」
「……………………二日酔いで、置いてきたの。」
………………………駐車場代が、怖いわね。
始発で帰ってきたのね。
「まあ、上がりなさいよ。今日は仕事でしょ?」
「いや、休み取ることにしたわ。」
ここまで、玄関先での遣り取りでした。
青い顔をした母をダイニングに促し、濃いめのコーヒーを飲ませてから、尋問タ〜イム。
「で、状況は?」
「……………………由紀、あなた、弟か妹、欲しくない?」
「はぁ?」
「純一郎さんと、再婚することにしたの。」
「…………………………………決定かな?」
「確定よ。」
「聡一郎さん家族の調査、しなくていいの?」
「もう、『組織』が済ませたわ。問題なかったわ。」
「真樹に報告は、母さんがしてね。」
「うっ…………………………わかったわ。」
母さんも、真樹がどんな反応をするか想像できたんだろう。二日酔いの青い顔が、ますます青くなった。
「で、弟か妹ってのは、まさかとは思うけど?」
「その、まさかよ。」
「……………………………………マヂで?」
「二人とも酔ってて、忘れたのよ。」
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結果報告
聡一郎と由紀に弟妹が出来るのは、もう少し先の話になりましたとさ!
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作者より
連載中の他作品、更新は滞ってますが必ず完結まで書きますので、良ければ覗いてみてください
道の駅に同級生が堕ちてたので拾ってみた
https://kakuyomu.jp/works/16817330652074227183
勘違いルームシェアから始まる同棲生活
https://kakuyomu.jp/works/16817330650755443615
仮題 アトリエからの逃避行
https://kakuyomu.jp/works/16817330663653908797
完結済み作品
喫茶 『自習室』
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