第7話 明日、ですか?
「えっ、明日……………………ですか?」
チャットルームをログアウトして、朝飯でも作るか〜と背伸びをしながらキッチンへ向かうと、先にリビングで出勤の支度を終えてコーヒーを淹れていた父から告げられた。
「そうだ、先方が積極的でね。」
「……………………また、急だね?まだ、写真も釣書も渡してないよね?」
「休みの間で予定をと言ったのは、お前だろう?」
………………………………反論出来ない。
「ん、わかった。時間と場所は?」
「お昼に新電波塔の脇のモールのビルの、夜景がよく見えると有名なレストランだそうだ。」
まさか、昨日行ったレストランじゃぁないよね?
「……………………服装は?何か用意する物は有るの?」
「先方の希望で、ラフな格好で良いそうだ。お互い気に入ってもらったらそのままデートになるから、歩きやすい方が良さそうだな。」
「ん、了解。ラフと言ってもな〜、余り持ってないんだよな。」
「貸してやろうか?」
「ゴルフウェアしか出てこないんでしょう?」
「バレたか!新品も有るぞ?」
「せっかくだから、買い物行ってくるよ。」
「お前はセンス無いから、誰かに着いて行ってもらえよな。」
全くもって、その通りだから反論出来ないっ。
「わかったよ、買い物に着ていく服すら無いから、ゴルフウェア貸して?」
「クローゼットに入ってるのを好きなだけ持ってけ。」
「ん、ありがとう!」
今日は、土曜日。
仕方ない、今日も桜井を呼び出しますか?
※※※※※※※※※※
「えっ、明日……………………ですか?」
チャットルームをログアウトして、コーヒーでも淹れるかな〜とスキップしながらキッチンへ向かうと、先にリビングで出勤の支度を終えていた母から告げられた。
「……………………また、急ね?まだ、写真も釣書も渡してないわよね?」
「休みの間で予定をと言ったのは、あなたでしょう?」
……………………………反論出来ないわね。
「ん、わかったわ。時間と場所は?」
「お昼に新電波塔の脇のモールのビルの、夜景がよく見えると有名なレストランだそうよ。」
まさか、昨日行ったレストランじゃぁないわよね?
「……………………服装は?何か用意する物は有るの?」
「先方の希望で、ラフな格好で良いそうよ。お互い気に入ってもらったらそのままデートになるでしょうから、歩きやすい方が良さそうね。」
「ん、了解。ラフと言ってもね〜、余り持ってないのよね。」
「貸してあげましょうか?」
「スーツばっかりじゃないの?キャリアウーマン風の。」
「バレたか?普段着の新品もあるわよ?」
「せっかくだから、買い物行ってくるわね。」
「あなたはセンス無いから、誰かに着いて行ってもらってね。」
全くもって、その通りだから反論出来ないのよねっ。
「わかったわ、買い物に着ていく服すら無いから、何か貸して?」
「クローゼットに入ってるのを好きなだけ持ってって良いわよ。」
「ん、ありがとう!」
今日は、土曜日。
仕方ない、今日も結良を呼び出しますか?
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