第七十四話 唐櫃の中にへの応援コメント
この作品だけでも素晴らしいのですが
前作のあの夜の出来事の裏でのこのような出来事が同時進行してたのかと思うとカワセミ様の構成力とかのすごさに驚かされます
同じゲームをいろんなキャラでできるみたいな
ああ…答えが見つかったのでしょうか
長く悩み苦しんだことが
まるで一瞬で氷解するように見えますが
外記の心がきっと成長していたんだろうなって思います
作者からの返信
凛花様
コメントありがとうございます。
前作について、ご記憶いただきましてありがとうございます。
仰るとおり、前作では大幅にカットした外記と祥姫の話を表現することができたのは、私にとってとても意味のあることでした。
それをこうしてどちらもお読みいただくことが叶って本当に感謝しかありません(*^^*)
仰るとおり、再会以降、外記の心を祥姫が占めていましたが、外記は現在に生きていて、これまでに姫君との関係深め、本人も変わっていきました。
納得できる決断をする時がきたようです。
第七十二話 心残りへの応援コメント
(´;ω;`)ウッ…ちょっと涙が
全然関係ない話で恐縮ですが
私が、どハマりしている新選組ドラマにも
乳母の子として幼い頃からお仕えしていて
仲良く育ち、その主(シンノジョウ)だけが生きる支えであり守るべき存在というナムノスケ君という人がいまして
やがてシンノジョウ様を守るためには「鬼」になってもいいという(平助みたいなことを言う)ようになってしまった乳兄弟に対して
シンノジョウ様が、祥姫のように相手を大切に思いながらもきつく突き放すみたいになりました
それを思い出しました
結果新選組の2人がたどる道と
木葉が選ぶ道は同じなのか別なのか…
とても興味深く次話へと進みたいです
最終話まで少しキープしておいて良かったです
ここの辺りからは一気読みしたいですね
作者からの返信
凛花様
コメントありがとうございます。
新選組熱、変わらず熱いですね(*^^*)
主従関係の愛憎や執着は複雑に絡みつくものかな、と思います。
生死を分かつような時代や立場だとなおさらシビアになりかねません。
長くお読みいただきありがとうございます。
第七十一話 橘、化して枳となるへの応援コメント
宰相の君にすがればなにか知恵を貸してくれたかも知らないし
そうでなかったかかもといろいろ想像します
もっと早く宰相の君と出会ってたら
あるいは宰相の君が祥姫にお仕えしていたらと考えると
運命の巡り合わせの非常さみたいなのがありますね
作者からの返信
凛花様
コメントありがとうございます。
宰相の君も万能ではありませんし、思い当たる所があってもあえて踏み込むことをしない場合もあるだろうな、とも思います。
けれど、仰るとおり、別の関係値を築いていたのならば結果は変わったと思います。
ただ、祥姫自身が自分ひとりの力で解決してほしい、という気持ちもあります^^;
第七十話 虚構の果てにへの応援コメント
これを機会に朝顔には暇を出して欲しい
ほんとに
宰相の君がなにか感づいてくれそうですね
作者からの返信
凛花様
コメントありがとうございます。
時間軸が戻っても朝顔の脅威は変わりません。
第六十七話 背信への応援コメント
これは祥姫も木葉もメンタルを病んでしまいますね
祥姫はここまで孤独で心が限界(髪を自分で抜くなど既に相当ではありましたが)だったなんて…
朝顔も自分のストレスを祥姫で上手く解消してますね
祥姫の木葉への態度は自分とは関わりないと思えれば良かったのでしょうが
朝顔も自分の立場に満足がいってない上に
木葉を贔屓されてはたまらないという気持ちなのかと思うと
みんなが辛いです
作者からの返信
凛花様
たくさんお読みいただきまして、コメントもありがとうございます。
三者三様、別の方向を向いていてそれぞれがすれ違っていましたね。
仰るとおり、自分のストレスを他の誰かで解消しようとするのは、とても不健全で卑怯な行いで取り返しがつかないものです。
そこに踏み込んでしまった以上、許されていいものではないでしょうね。
追い詰められたとはいえ、残念なことです。
第六十六話 無惨なる柳髪への応援コメント
祥姫、見ていて辛いですね。
木葉に一緒に来てほしい、だからなんとか頑張って精進してほしいってところなんでしょうが、なかなか追い詰められてしまっていて……
作者からの返信
矢古宇朔也様
コメントありがとうございます。
祥姫が追い詰められて視野狭窄になっていますよね。恐縮ですが息苦しい展開が続いてしまいます^^;
第六十六話 無惨なる柳髪への応援コメント
木葉に後宮に着いてきて欲しい
ただその一心で厳しく当たるのですね
それを木葉に伝えていれば健気な木葉のことだから
一生懸命、歌にも精進したかもしれないし
プレッシャーに押しつぶされていたかもとも思います
祥姫にとって本来味方である親もきちんと向き合ってはくれないので祥姫がストレスで自傷に近いことをしてしまうのが辛いですね
作者からの返信
凛花様
こちらにもコメントありがとうございます。
祥姫は木葉に対して、素直な自分を表現できていて、そのためにわがままも言ってしまいます。今は木葉も辛うじてそれを受け止められているようです。けれど最終的に破綻した二人の関係からすると、既といて悪手が現われているのは事実と言って良さそうです。
また、祥姫自身が自らの境遇を持て余していたのも不幸な点で、異常な行動となっているのに本人の認知が顕れている状態です。本人が自覚しないと色々難しそうです。
第六十五話 再会への応援コメント
朝顔の祥姫へのコンプレックス
わからないでもないですね
同じ孫なのにいっぽうは姫君としてかしづかれて
自分はその姫に不手際を叱責される
さらに木葉のような自分より劣ったと思う者の方を祥姫はかわいがっている
初恋の相手も祥姫様を尊く簡単に触れてはならないもののように扱うのに
並べてみると朝顔がいささか不憫です
人はいさ 心も知らず 我がやどに 香か巡る日こそ いつか来待たむ
東風吹かば 匂いおこせよ 梅の花 主なしとて 春を忘るな
この二種の歌は何となく香り繋がりがあるように思えて
朝顔の中で隆義と離れた時のことがずっと心に残っていたんだなと感じました
作者からの返信
凛花様
コメントありがとうございます。
仰るとおり、列挙すると朝顔にも辛い所がありますね。思い詰めちゃうのもよくないですね。
歌についても感じてくださって嬉しいです。とは言えメタ的には道真公の秀歌とワタクシめの駄歌を並べていただくと心臓が縮みそうです^^;
ですが、気持ちとしては梅の花を起点にしてそれぞれの心の心象風景となっている事を表現したかったので、汲んでいただけて本当に嬉しいです。ありがとうございます(*^^*)
第六十四話 初恋の人への応援コメント
祥姫、こんなにも木葉を大切にしていたんですね……そして彼女の歌の技術向上を測ろうとしていたとは。
そして、朝顔の初恋の人……人間関係が本当に複雑に絡み合っているようです。
作者からの返信
矢古宇朔也様
こちらにもコメントありがとうございます。
祥姫は木葉を自分の心の拠にしていたようです。乳姉妹なので当然といえばそうなのかも知れません。木葉の歌を何とかしようとしていたのも結果からすると物悲しいものがあるかもしれません。朝顔の初恋まで絡んでしまっては……困ったことになりそうです。
エピローグ べっ甲の撥への応援コメント
完結お疲れ様でした。
ピンチから始まった平安絵巻。
これからどうなるの? と思いつつ、最後まで楽しませて頂きました!
祥姫の強さと弱さ、外記の葛藤、朝顔のやるせない思い……視点が変わるたびに、それぞれの事情や苦しみが明らかになって、最終的に「みんな幸せになってくれ……」と思いながら読んでいました。
登場人物みんな魅力的でしたが、特に好きだったのは伊勢と竹城です。あとガールズトーク回。なので、最後に伊勢が出てきてくれて嬉しかったです。
素敵なお話をありがとうございました!
これからも応援しています。
作者からの返信
遠野さつき様
コメント及び労いいただきまして、感謝いたします。
各人物への共感、そして応援いただけました事、とても嬉しいです。
伊勢と竹城は私も描いていて楽しいキャラで、かつお話を進めるのにも楽なところもあったので、とても好きです。
また、ガールズトーク回もこのお話でやりたかった事のひとつでしたので、しみじみと思い出させていただきました。気に入っていただけてありがとうございます。
最終話までお読みいただきまして本当にありがとうございました!
エピローグ べっ甲の撥への応援コメント
完結、おめでとうございます!
今回の作品では、悪女だとばかり思っていた祥姫が、むしろ被害者でもある、という事実にびっくりしました。
そして、祥姫の、外記(木葉)への想いに、どんでん返しをくらってしまいました。
祥姫と外記(木葉)の想いをはじめ、それぞれのキャラの心情がとても深く掘り下げられていて、置かれた立場や環境に、また恋愛感情によって、ひとすじ縄では語れない人間の心理の複雑さを垣間見た気がします。
興味深く、楽しい読書時間をありがとうございました。m(__)m
作者からの返信
本城 冴月様
コメントおよび労いのお言葉ありがとうございます。
物語の変遷をおっしゃっていただいて、これまでの道筋を思い出しておりました。紆余曲折を経ましたが、そのたびごとに、上手く表現できない所を本城様にはアドバイスいただけたましたこと、感謝申し上げます。
読者の方により伝わりやすいものを、と気づかせていただき、よりベストを尽くせたと思っております。ありがとうございました。
また、キャラの心情の掘り下げは終始拘った部分でしたので、面白がっていただけた部分が少しでもありましたら嬉しいです。
長い時間をお読みいただきまして、本当にありがとうございました。
第四十九話 ふたつの手蹟への応援コメント
祥姫の相手が……!え!!!
と驚いております。
隆義様じゃないんですね。驚きです。でも、想ってはいたのですね……
作者からの返信
矢古宇朔也様
コメントありがとうございます。
仰る通り、二人は恋人ではなく、隆義の片想いだったようです。祥姫の恋人は振り出しに戻ってしまいました。
エピローグ べっ甲の撥への応援コメント
完結おめでとうございます。
最後はハッピーエンドが待っている、そんな心地よい終わり方で、とても良かったです。心のままに琵琶を求めて来る姫君の方が――あくまで、歌にこだわる祥姫よりは――外記との相性がいいのだろうな。多分、祥姫は頭でっかちなんでしょうね。ただ、だからこそ、この物語が生まれたともいえる訳で。いつか、そんな3人の未来を読めたら、嬉しいな。
作者からの返信
ひとしずくの鯨様
コメントありがとうございます。
ハッピーエンドは必ずと決めていたので、お求めいただけていたのは大変嬉しいです(*^^*)
外記の相性がいい主は誰か、のご発想、なるほど&ニヤリとさせていただきました。
ナチュラル派と頭でっかち派、う~むそうかも。
三人がトライアングルになったら、とご期待いただけたのも大変嬉しいです。
二人の姫君が真っ向勝負になったら、確かに祥姫に分が悪そうですが、単純ではない複雑さがあるのが人というもので、そんな心の襞を少しなりとも作品からお感じいただけたのでしたら、本当にありがたいです事です。
いつかそんな話が描けたら面白いなと思わせていただきました。
最終話までお読みいただきまして感謝申し上げます。本当にありがとうございました!
エピローグ べっ甲の撥への応援コメント
完結お疲れ様でした。
久しぶりの伊勢にほっこりとしました^^;
木葉としていろいろとありましたが、今は「外記」。
歌に感じるものがあり、琴を弾くことを求められ──。
そうしてまた、日々がめぐっていくのだなぁと思わせる、いいエンディングだと思います。
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
四谷軒様
コメントありがとうございます。
所々に出てくる伊勢に毎回目をかけていただいで、大変喜んでおりました(*^^*)
彼女が出てくると暗さが和らぐので自分としても重宝するキャラでした。
「外記」のこの先の展望と日常を期待する締めにしたいと考えていたので、お褒めいただけてとても嬉しいです。
最終話までお読みいただきまして、心より感謝いたします。
ありがとうございました!
エピローグ べっ甲の撥への応援コメント
完結お疲れさまでした。外記が歌の心に目覚めたところで自分自身の得意の琵琶を求められる場面。余韻を残しつつのすてきな締めかたと思います。そしてこれなら、さらに成長した皆がなにかの事件に遭遇して解決していくという、平安朝ミステリーの続編も期待しています。☺️
作者からの返信
土岐三郎頼芸様
コメント及び労いのお言葉ありがとうございます。
それぞれの登場人物と、なにより外記の成長を少しでも描かなければと思っておりましたので、最期にもう一歩踏み込めたのかな、と考えております。
そこをお認めいただけて大変ありがたいです。
日常ミステリーのようなものには興味がありますので、いつかアイデアがあれば挑戦してみたいです。
その時は外記が活躍するかも知れません(*^^*)
最終話までお読みいただきまして、本当に感謝申し上げます。
ありがとうございました!
エピローグ べっ甲の撥への応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
本当に終わってしまったのですね。外記も祥姫もまだ若く、彼女たちの先行きは、外記が目に留めた歌に見事に表されているように思えて、胸が熱くなりました。
ところでこの歌ですが、貫之集に採録され、古今集には入っていないのではないでしょうか? 古今集に入っているのは上の句が全く同じだけれど下の句が異なる壬生忠岑の歌ではないでしょうか? ちょっと気になりましたので、取り急ぎ。勘違いでしたら、大変申し訳ありません。
ああ、それにしてもさみしいですね。でも、さみしさのなかにしっかりとした温かさの感じられる読了感はさすがだなあと思わされました。見習わねば!
完結、おめでとうございます。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメント、ねぎらいのお言葉ありがとうございます。
最後でやらかしたみたいです汗
『古今集』を『歌集』に変えておこうと思います。ご指摘ありがとうございました(_ _;)
よく知られた歌は皆『古今集』だった筈と思い込みがちです。きちんと確認しないといけませんね。本当にありがとうございました。
最後は未来を感じさせる終わりにしたかったので、感じていただけて嬉しいです。
またお星さまもありがとうございました(*^^*)
最終話までお読みいただきまして本当にありがとうございました。
第七十八話 木葉知るらむへの応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
祥姫が女房として出仕する道を選び取ろうとしていることに胸をつかれました。あの父君を説得すると言いますか、執着を断ち切らせるのはひと悶着では済まないでしょうけれど、いまの祥姫ならやり遂げるのでしょう。
竹城を味方につけたことは大きいですね。これほどあけすけに胸襟を開いてみせて竹城をとりこもうとしたのは、まだ駆け引きに慣れていないゆえなのか、それとも彼女の必死さの現れなのか。いずれにせよ、彼女の先行きが順風満帆ではないことの暗示だと感じさせられました(ひねくれた解釈ですが)。
彼は当面、今後もこの屋敷で、そして(同僚となる)女房たちの間でひとりで生きていくだろう祥姫の実質ただ一人の支えとなるのでしょう。彼の頼もしさは心強いけれど、彼ひとりというのはやっぱり気がかりです。新たな生活の場で、祥姫がいくらかでも心を開ける相手に巡り合えるといいですね。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
祥姫は新たな道を選び取る決意を固めました。それは木葉にふさわしい自分になりたい欲求ゆえと思います。
父親の大納言とはひと悶着あるでしょうが、女御様がゴリ押しして左大臣家から圧力かけてもらえば良いよな、と思ってます笑
正直、閉塞感のあるお話でしたので、あんまり停滞してもお読みいただく方にはしつこいかもしれません汗
葛藤を描くのは好きなのですが、兼ね合いが難しいですね。
祥姫はすべてを失っての一からのスタートなので、困難はあるでしょうが最悪の状況は脱しました。生きていかなくてはと前向きというか背水の陣で挑んでいるでしょうから、なんとかやっていくしかないと腹をくくっていることと思います。明るい先行きと信じたい所です。
第七十八話 木葉知るらむへの応援コメント
祥姫と竹城、仲良くなってしまいましたねw
これから祥姫は、いわば女の戦場に赴くのでしょうが、竹城という味方をまず得られましたね。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
仲良くなっちゃいました。結構いい組み合わせかもしれません。
祥姫の先行きに頼もしい味方となってくれることと思います(*^^*)
第六十四話 初恋の人への応援コメント
ああ、ここで隆義様と出会ったんですね
祥姫の内面を知って2人の恋を応援したくなりました
そしてまさかの朝顔の初恋の相手も隆義さまだったなんて
(*゚ロ゚)ハッ!!…密告したのは朝顔?
作者からの返信
凛花様
コメント及びお星さま、そして素晴らしいレビューありがとうございます。
木葉の人となりを端的にわかりやすくご紹介いただけて、大変ありがたいです。
また祥姫については、私の作中以上に魅力的な人物であるようにおっしゃっていただけて、とても嬉しいです(*^^*)
二人の関係が物語の肝だったのだな、と改めて感じさせてもいただきました。そして外記の成長物語だというところも。
和歌とかについては恐縮ですが、ありがとうございます。
俯瞰的なご紹介とても素晴らしく、とてもとてもありがたく、心より感謝申し上げます_(._.)_
コメントもありがとうございます。
祥姫と隆義との出会いは、隆義の礼儀正しさによって、あるいは祥姫の用心深さによって穏やかなものだったようです。
朝顔の初恋相手だったというのは本人にとっては痛恨事かもしれません。
編集済
第六十三話 年少の主人への応援コメント
贈り物の箱ひとつとっても気が抜けないのですね
好きなラッピングを選べる現代からは想像もつきませんがもしかしたらバレンタインにクリスマスのラッピングするみたいなおかしさなのでしょうか🤔
祥姫が木葉に対しては素の顔を見せる
朝顔も従姉妹の姫にお仕えすることが不公平感があったりするのかもしれないですよね
作者からの返信
凛花様
こちらにもコメントありがとうございます。
季節感などへの拘りは、並々ならぬものはあったと思いますが、祥姫は神経質かもしれません。というか誰かに揚げ足をとられまいとして全方位に向けて慎重なのかもしれません。相応しい外装はいつの時代もありますね(*^^*)
朝顔は自分の立ち位置や祥姫と自分との関係値、自分と木葉の違い、など理解していないのかもしれませんし、その上で不満があるのかもしれませんね。
編集済
第七十七話 歌詠みの矜持へ告ぐへの応援コメント
竹城、グッジョブ!
祥姫、あぶないところでした。
朝顔、いよいよ本性を隠せなくなってきたわけで、祥姫に執着するこの女は、危険すぎるので引きはがさないといけないですね。
言葉に対する己の矜持をへし折られ、祥姫に引導を渡された朝顔だけれど、おとなしく祥姫のもとを去ってくれるでしょうか。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
竹城、かっちょいい登場しました。
朝顔がなかなかヤバい女に仕上がってくれました。こうなった以上、近くには置いておけないですよね。ちゃんとバイバイできたと思いたいですが……。
第七十七話 歌詠みの矜持へ告ぐへの応援コメント
祥姫vs朝顔、決着!
はじめは愛情欲しさから、地位や身分という形を求め、いつしか愛も情けも忘れ、形にのみとらわれ、人の形をした妄執の塊と化した朝顔。彼女が拘り続けた言葉の形による決着でした。心にもない愛や情けを言葉で弄び続けた挙げ句、形まで崩れた自滅でした。
>しかし、ここまで拗れたものを正すには今の祥姫は――力不足だった。
祥姫は祥姫で木葉を失い、朝顔と対峙することで大きく成長しました。そして上の一文。祥姫の本質にあった優しさと、現状を正しく認識できる賢さ。
いずれ外記が主と仕えるときよい主従になりそうで安心ですね。
作者からの返信
土岐三郎頼芸様
コメントありがとうございます。
朝顔について見守っていただけてありがとうございます。最終的に自滅した現時点まで来てしまいました。この先の彼女がどうなるかは彼女自身と神のみぞ知る、です。とはいえ誰にとっても人生は続いていくので、いつか良い変化が訪れると思いたいものです。
祥姫が自らの力量のなさを自認する所は、私的にも大事にしたいポイントでしたので、汲んでくださって大変嬉しいです(*^^*)
祥姫の成長の物語でもありましたので、外記に相応しい主になれる可能性を示せていたとしたら良かったです。
第七十七話 歌詠みの矜持へ告ぐへの応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
> 「なぜ? そなたは私と隆義様を結婚させたがっていたではないの。望みが叶う」
うーむ、この言葉を今の朝顔に投げかけるかな? と自分に問うたとき、「祥姫ならば、それも」どこかで思ってしまいました。ということは、いろんな面があるように感じていたものの、やはり全体的に見て、祥姫は気性の激しい、売られた喧嘩はきっちり返すタイプに見えていたようです。
朝顔の刃物にたじろぎすらしないのはさすがです。歌の件、「かきやる」ひとことから、朝顔が自ら陥ってしまった穴の深さを悟らせ、引導を渡してしまうのは鮮やかです。でも、朝顔を手加減なく切り刻みながら、自分自身をも切っているようにしか思えないです。
このさき、彼女はどのように生きていくのでしょうね。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
「かきやる」からの攻勢、お褒めいただき嬉しいです。
祥姫へのご考察、興味深く拝見しました。
そう思っててくださったんですね―。
私は徹頭徹尾気の強いきっつい性格と思っていたため自然と出てきたセリフでしたが、仰るとおり、性格が現われているかもしれません。朝顔によって混乱させられていた間の気弱な彼女は、どんな人間でも追い詰められる事はあるし、別の意味では三つ子の魂百まででなかなか人は変わらないということかもしれません。
とはいえ、祥姫にとっての正念場ではあります。彼女がこの先どう生きていくのか、もう少しお付き合いいただけますとありがたいです。
第七十六話 判じ歌への応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
朝顔の不満を煮詰めた狂気は、このままでは正常に戻れないほど彼女を変容させたように見えていましたが、当時は心を病んだ人への治療など、考えるべくもなかったのでしょうね。音羽山を下りてもなお祥姫に執着し続ける朝顔。祥姫からのひとことひとことが、彼女の心をあぶり続け、ついに、勢いよく炎を吹き上げさせるのでしょうか。
あの「かきやる」の歌、朝顔が祥姫へ贈ったものならば、男女の愛の歌に見せかけて、差出人が朝顔であることを知る祥姫には本来の意味での「かきやる」でしかないとわかるはずだったのに、ということでしょうか。
外記の目から見た祥姫と朝顔の目から見た祥姫がずいぶんと雰囲気の違うのがまた興味深いです。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
そうですね、朝顔の心理状態は正直あまり精度を高めておりませんで、認知不協和のメンヘラくらいに留めております。あんまり極まっているとお話の進行上で文量を割かないといけなくなくなるのが理由ですが、分析的に見ていただいてありがたいです(*^^*)
「かきやる」は大正解です(バラしていくスタイル笑)
ご精読、ご推察のいただけで、本当にありがたりたいです。
もう少し内容を明かしていく予定ですので、ご覧いただけたら嬉しいです。
外記も朝顔も祥姫のすべてを見ている訳ではなく、祥姫も見せたい自分だけを晒していたのかもしれません。人って結構そんなところがありますよね。
いつもお読みいただいて本当にありがとうございます。
第十九話 変わらずという名の果実を二人で分けたへの応援コメント
祥姫様との幼い日の交流。
スレ違いは どうして起こったんでしょう。
外記は 考えないようにしてますが 気になります。
やっぱり祥姫様の人となりが 見てみたいです。
作者からの返信
金星タヌキ様
コメント及び、お星さまも賜りまして感謝申し上げます。
またxにも取り上げていただいてありがとうございます。
現在、xにまで手が回っていなくてお礼も申し上げずすみません。
祥姫の影がチラ見えしました。この先に渡っても祥姫は外記の内に影響を与え続けます。
人となりが見えるのはまだかなり先になってしまいます^^;
第七十五話 誓いへの応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
大尼君が伏せたことを知った外記に追い打ちをかけるように、自分たちが御前を離れていたあいだの姫君の危機が明かされました。これは外記でなくとも悔恨の念にかられますね。
以下は勝手な受け止め方かもしれません。ここまで読んできて、外記がこの体験をもとに一足飛びに学びを得るとは思えません。不器用に、もたもたと幾度も失敗を繰り返すことになるんじゃないかと。でも、彼女の誠実な人柄がお仕えする主の支えになっていくのではないかと感じます。
この体験で外記が得た一番大きなものは、自分が一面的にしか物事を見ていないことを痛感したことなのかなあと。その経験があれば、たとえ、これまでと似たようなことを繰り返してしまったとしても、彼女が押しつぶされそうになることはもうないのかな、と思います。
> 「――待っていてください、祥姫様。いつか貴女様の元へ戻ります。その時は貴女様を支え得る、頼もしき女房として」
自分はいつか変われる、だからその日を待って、そう言える外記の若々しさを遠い目で見ている私です (^^;)
第七十五話 誓いへの応援コメント
外記が、覚醒し始めました。ただ流され、あきらめる受動的な立場を克服して人のために成長することを選びました。祥姫の横に立つことができてもできなくとも、外記は間違いなく強い女性になることでしょう。でも、まずは今ここでなにをどうするのかから。がんばれ!😊
作者からの返信
土岐三郎頼芸様
コメントありがとうございます。
仰る通り、外記のようやくの変化となりました。
今までは逃避と保身だけだったのが、人のために生きることの重要性にようやく目覚めた所です。
とはいえ、今回のお話はここまでです。外記の成長まで描くには至りませんでしたが、彼女の再生のお話は無事リスタートを切れたのではないかと思います。
外記への応援大変ありがたいです(*^^*)
第六十一話 木葉の死が告げられた日への応援コメント
祥姫、厳しい嫌な面がよく出ていましたが
こうやって祥姫の視点にたつととても悲しいですね
父親には手駒と扱われ
価値を失ったらぞんざいに扱われる
娘に手を挙げるなんて( ・᷄ὢ・᷅ )
このような中で木葉は祥姫にとって真の友のようなものだったのかと想像します
でも外記は祥姫と離れた人生を決意したのですもんね
作者からの返信
凛花様
コメントありがとうございます。
祥姫の視点となり、この先、彼女の評価は乱高下する事になります。
そもそもの出発点は毒親に歪められた無力な子どもです。だからといって他者を害する事は許されませんし、彼女が真に救われる事があるのか、そこに外記が介在するのか決別するのか、ご覧いただけますとありがたいです。
第六十話 庚申待ちの夜への応援コメント
音羽山の客人の夜が訪れましたね
あのシーンがここにつながって
裏ではこのような祥姫と外記のやり取りが…そう思うとあちらの作品もまた合わせて読んでみたくなります🍀*゜
外記、祥姫にはっきり伝えましたね
作者からの返信
凛花様
コメントありがとうございます。
音羽山の夜の場面にたどり着きました。ご記憶いただけてとてもありがたいです(*^^*)
別作品の方は今は公開していないのですが、いつか再公開しようとは思っています。
外記はとうとう言ってしまいました。波乱が起きそうです^^;
第五十九話 伊勢への応援コメント
伊勢と宰相の君の思ってた以上に深い繋がりと関係に心揺らされました
伊勢がやめさせられる時には自分も一緒に辞めたのですね
伊勢は外記が思うよりずっと大人なのかもと思いました
外記と祥姫の間の雪解けもあるのではと見守りたいです
作者からの返信
凛花様
こちらにもコメントありがとうございます。
伊勢と宰相の君の昔話はかなりコンパクトに縮めたので、唐突だったり、わかりにくかったりするか気になっていたので、ご理解いただけてホッとしました。
伊勢は言動からして幼い子のように見えますが、見た目通りでない所もあります。書いてはいないのですが、外記よりも一歳年長でもあります。
外記と祥姫との間、なんとかなるといいのですが…。
第五十八話 なぐさめへの応援コメント
おお!伊勢は実は小さい頃から宰相の君のことを知っていたのですね
その頃からの憧れと畏怖をもって見ていたのでしょうか
泣いてる外記に心が痛みますが竹城ならきっとまたわかってくれると思います
作者からの返信
凛花様
コメントありがとうございます。
伊勢と宰相の君は深い縁があります。
仰る通り、伊勢の憧れの人です。
竹城ならば、そうかもしれません。深くご理解いただいてとてもありがたいです(*^^*)
第七十四話 唐櫃の中にへの応援コメント
あっ、これは、あの夜の話ですかね。
えっと、尼君様が刃傷沙汰を起こしたあの夜の。
勘違いだったらごめんなさい。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
仰る通り、ここは別作品の場面に通じています。
今回は尼君は脇役なので詳細はかたられないのですが。
覚えていていただいてありがたいです(*^^*)
第七十四話 唐櫃の中にへの応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
> 竹城は外記の心の赴くままに、と言った。
これはとても大事なことで、それが困難であると知ることもまた大事ですね。自分の心が何を欲しているのか見極めようと努力することが、今の外記にとって何より重要なのでしょう。
惑う外記が聞いてしまった大尼君の変調。姫君の身の上にもたらされた急激な変化が外記にどのような影響を及ぼすのか、じっくりと見守ります。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
仰る通り、自分の心に従うのは難しいものですね。外記はこれまで目的意識が低いまま、ただ逃避だったり保身だったりの中で行動してきました。もしこれを最初から見据える事ができていたならば、結果はまったく変わっていたかもしれません。その代わり音羽山の面々と出会うこともなかったかもしれませんから、塞翁が馬といえるかもしれませんが。
姫君の身に変化が起きてしまい、それに外記が衝撃を受けるのも音羽山での暮らしがあったからこそ。悩み甲斐があるのも外記の成長の証かもしれません。
第七十三話 真実の検証への応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
外記の心を揺さぶる事実がつぎつぎと彼女を襲いますね。ようやく、祥姫と自分のこれまでの関係を操っていた裏事情や、これからどうすべきか判断するための情報が彼女のもとにそろってきたというところでしょうか。
でも、やはり外記は祥姫(だけでもないですね)に対して理詰めで行動できず、今知った事実に抗いようもなく心を乱され、行動に移してしまいそうに思えます。きっとそれが外記の魅力でもあり、彼女自身に苦い思いをさせるものでもあるのでしょうけれど。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
こちらにもコメントありがとうございます。
ようやく外記が真実を知ることになりました。祥姫が隆義と恋人関係でなかったのを知れたのはよかったと思うのですが、それ以上に朝顔についてのインパクトが強そうです^^;
外記についての精度高くご理解いただけてとても嬉しいです。仰る通り外記はその場その場でしか動けなくて、よく言えば目の前の人に気持ちが入れ込んでしまう情に厚い人なのですが、ここ一番の悩みとなってしまいました。何を見出すことができるのか、正念場です。
第二十七話 キャットファイトへの応援コメント
サブタイトルの通り、ついに掴み合いになってしまいましたね。
侍従の君によって一度はトーンダウンとなりましたが、一時的なものでしょうし、さて今後どうなることやら……
作者からの返信
矢古宇朔也様
コメントありがとうございます。
小娘たちの女子校的なノリをやってみたかったので、こんな感じになりました^^;
うまくおさまるといいのですが。
第七十三話 真実の検証への応援コメント
ああ、ここで懸想文の妙な部分を、外記は知ってしまうんですね。
朝顔が介在してして、実は祥姫様と隆義様は恋人ではない、ことを知ってしまった。
祥姫さまの真実が外記にも見えてきたんですね。
作者からの返信
本城 冴月様
こちらにもコメントありがとうございます。
ようやく外記もここで答え合わせとなりました。祥姫の恋をぶち壊した後悔を脱することができるでしょうから、それは良かったのかもしれません。
第七十二話 心残りへの応援コメント
うーん、宰相の君の言っておられることもわかるんですが。
姫様のもとで外記が良い女房になろうとしているのだから、わざわざ祥姫の後追いをさせなくてもいいのでは? と思ってしまいます。
外記は、というか木葉は死んだことになってるし、祥姫の側には朝顔がいるので、後追いしても前途多難な気がして。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
宰相の君の見方、外記の希望、それぞれ視点と思惑が違ってすれ違ってます。
宰相の君はおかんみたいな感じで、あんたもっとしっかり意志持ちや、て思ってんのかもしれません^^;
仰る通り、祥姫についてってもねぇ、という気はしますね。
第七十二話 心残りへの応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
外記は宰相の君の存在自体を畏怖していたけれど、ひとたび祥姫との関係が相手側から断ち切られようとすると、その動揺を受け止めてくれるのも宰相の君だと感じているのですね。いい方は悪いですが、どこか底知れない気味の悪さに救いを求めようとしてしまうのかしらと感じています。
外記は祥姫とは乳姉妹の関係にあるがために、主従の関係がより湿度高くこじれてしまったんでしょうね。適切な間柄で補い合う主従に思いを馳せていますが、そこに自分たちを当てはめるのは難しかったでしょうね。幼い子供のころにつけられてしまった軛を自ら意識して取り去るなんて、できることなのでしょうか。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
外記は宰相の君に対しては一貫した態度ではないですよね。矛盾してる所ではありますが、仰る通り、外記の無意識下で、頼っているのと反発心とが共存していて、まるで宰相の君をおかんのような存在だと思いなしているのでこんな感じにしております笑
汲んでいただけてとてもありがたいです(*^^*)
湿度高い拗れ、素敵な表現ありがとうございます。
仰る通り、徹頭徹尾湿った関係で、傍目に見れば、そんなことせんでもやっていけるで、という二人です。外記もようやく客観的な視野に気づいたところですが、とにかく近視眼的な娘なので、自分自身に上手く取り入れられるか、はちょっと難しいかもしれません。
第十五話 I trust youへの応援コメント
ついに尼君の手紙をゲット。
ただ 思っていたような鮮やかな謀りごとではなく·····。
外記の心の揺れ動きが 克明で続きが気になりますね。
作者からの返信
金星タヌキ様
コメントありがとうございます。
スカッと展開ではないのですが、とりあえず作戦クリアとなりました。
外記はこの先もあちらこちらと心が乱れることになります(*^^*)
第二十四話 琵琶行 (2)への応援コメント
歌も着物の色も季節感だとか季語をとても大事にしていた時代だと思うので、これは相当なヤラカシなのだろうなと造詣のあまり深くない自分でも想像ができる描写でした。
ふたりの絆を垣間みることが出来たような気がいたしました。
作者からの返信
矢古宇朔也様
コメントありがとうございます。
仰る通り、適宜であることが重要視される社会ですので、やらかしではあります。
ですが、ここは私の創作を交えて、そういうもの、としています。
実際『琵琶行』は超有名な漢詩の大曲ですし、古典では色々な場面で引用されています。必ずしも季節に添っていなくても許されるとは思うのですが、今回は外記の引用箇所自体が季節感を重視される詩句ですので、多少なりとやっちまった感はありそうだな、との認識の元で表現しております。
第二十二話 被害的シンクロニシティへの応援コメント
コメント失礼いたします。
やんごとなき方々ってかしずかれることが当たり前と言いますか、享受するのが普通の生活でそこに疑問を持つことってあんまりないと思うんですが、姫君はもちろんこの境遇もあるとは思いますがとても思慮深く聡明なのだなと思った回でした。
作者からの返信
矢古宇朔也様
コメントありがとうございます。
姫君の気持ちに寄り添っていただけてとても嬉しいです。
環境や立場で悩みも違いますが、それぞれ理解し合えたり共感したりと、外記の心も動かされつつあるかもしれません。
第七十一話 橘、化して枳となるへの応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
宰相の君は如才なく祥姫に仕えていたのですね。宰相の君に今まで女房たちに感じたことのない安心感を抱くことができた祥姫ですが、それは同時に自分の否定へと形をかえ、さらに自分を苛むのですか。彼女はどうすれば良いのでしょうね。出口が見つかりません。
宰相の君の手の中にある橘を返せと言ってしまえばよかったのに、と思ってしまいます。そこでは涙をのみつつも、立ち去り際にダメ押しの歌を聞かせるのは、結局は木葉に未練のあることがはっきりと伝わってしまうのではないでしょうか。木葉がそれを悟ってしまえば……。うーん、いろいろとうまくいかないものですね。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
こちらにもコメントありがとうございます。
宰相の君は通底するベース音みたいなものなのですが、この描き方で正しいのかは悩む所です。
祥姫は徹底した自己否定の時期ですね。闇落ちするのか、再生への足場固めなのか、どうなのでしょうか。
返せ、と言えないのは意固地な彼女らしさが出てるなあ、と思って自分では気に入ってます笑
歌で未練が知られるか、といえば、木葉が音羽山に来て朝顔に対応ができつつある、そして餞だと思った、というのは祥姫自身の感慨、というかこじつけた思いつき程度に書いています。
表面上は厳しい歌ですし、故事成語を念頭に詠んだというより、むしろ生活に根ざしたレベルで、橘:食用・珍重・神木のイメージ、からたち:食べられない・トゲだらけの生け垣・好まれないのイメージが前提にあるのでそれ詠み込んだ、という方が自然かな、と考えてはいます。
とはいえ現代ではからたちはあまりメジャーな植物でもないですし、もう少し丁寧に書いておくべきだったと気付かされました。ご指摘ありがとうございます(*^^*)
第七十一話 橘、化して枳となるへの応援コメント
祥姫、木葉を連れて行くのをあきらめてくれましたか。
成長して強くなられたのですね。
しかしながら、朝顔をそばにおくのは、あまり賛成できないですね。
今は仕方ないとしても、また、とんでもないことをしでかしそう。
宰相の君に全部話して、助言をもらうことはできないかしら。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
仰る通り、木葉を諦めて去ることにしたようです。
朝顔が側にいると、確かに危険そうです。
また逸脱行為をするリスクがありますね。確かに。宰相の君を頼むのはいい案かもしれませんね。
編集済
第七十一話 橘、化して枳となるへの応援コメント
投稿ご苦労様です。
本話では、少しばかり祥姫さんの魂に触れえるを得た気がして、嬉しかったです。木葉を望むのが、その魂の望むところだろうとは想うのですが。ただ、それがかなわぬことこそが、(作品中にて)その魂の形を浮き彫りにするのかもしれませんね。
作者からの返信
ひとしずくの鯨様
コメントありがとうございます。
仰る通り、ここに来て、気が強いばかりで意志は曖昧、混乱ばかりの人生を歩んできた祥姫の真価が現れた所で、汲んでいただけてとてもありがたいです。
木葉を望んでそれが手に入れられないとしても、気持ちが背いていなければ少なくとも不幸ではないのかな、と考えています。
第七十話 虚構の果てにへの応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
祥姫があの頃の自分を弱かったと思えるのは、いまだからこそですよね。木葉は周囲の女房たちの冷たい仕打ちや祥姫の変わりように萎縮してしまいましたが、辛いという点ではあの頃の祥姫も変わらなかったのではないでしょうか。木葉と同じ年齢で不満を抱える女房たちの間に放り込まれ、木葉を守ることを余儀なくされながら、彼女たちを統べるリーダーになれと言われていたのですから。祥姫が圧力に屈して木葉を傷つけてしまったのは事実でそれを認識することは不可欠ですが、当時の自分をひたすら否定してしまうのは、危険な心の動きのように感じます。
祥姫には、いまや心を打ち明けられる人がいないんですよね。ひとりで生き続けるのは苦しいことです。木葉との関係を修復するのが一番手っ取り早いと思うのですが、自分の弱さを責めながらも、弱い自分を(立場上)さらけ出せないのであれば、それも困難なのでしょうか。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
仰る通り、今の祥姫の振り返りで、ようやく自分が弱かったと感じる事ができている状態です。それゆえに視界も広く自分が木葉に対してしたこと、自分達が置かれた状況などを客観視できる程になっていて、力不足も不当さも理解できつつあるのだろうと思います。
自己否定は、そうですね。毒にも薬にもなりますし、必要でもあります。苦難をくぐり抜けて現在まで生き延びてきた若い彼女の柔軟性に期待したいところではあります。老婆心としては笑
今現在は、関係修復の最初のスタートラインに立った状態だろうと思っています。それだけ祥姫がした事はなかなかなので、一足飛びには難しいでしょうし、自分の本位での修復だとこれまでと同じ事の繰り返しになってしまいますから木葉次第でしょうね。
第七十話 虚構の果てにへの応援コメント
朝顔をなんとかしないといけないですね。
朝顔は道理もわからないほど、妄執を持ってつきまとってくるのでしょうか。
宰相の君は、どこまで知っているのかしら。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
朝顔をどうにかしないとヤバい女が野放しになっててよくないですね。妄想でこの先もつきまとい行為をされてはたまったものじゃないですから。
宰相の君、何か言うのでしょうか。
編集済
第七十話 虚構の果てにへの応援コメント
木葉は追い詰められた女と狂った女の、とばっちりにあったわけですね。
しかも恋人なんていなかったと。
当時、高貴な女性の人生の選択の自由度があまりなかったことには同情しますが、だからといって木葉をスケープゴートにするのは別問題です。
まあ二人で実家に帰れば良いかと思いますが、さてこの後、宰相の君とどういう話をするのでしょうか。
楽しみです。
作者からの返信
雀様
コメントありがとうございます。
追い詰められた女と狂った女、軽快なキャッチコピーありがとうございます笑
仰る通り恋人はいないかった、というオチです。
高貴な女性の選択肢、という所はその通りなのだろうと思います。
ですが実際の所、祥姫のように富貴の伴った人物が侮られるのは現実的じゃないだろうとは思ってます。ここはフィクションレベル高めです。
ですが身分があっても零落した姫君は結構軽んじられます。末摘花もそうですね。この辺り富貴の別についての価値感が徹底した世の中で、現代以上にシビアさがあります。
さて、木葉をスケープゴートにした祥姫。なかなか許されがたいですね。ふたりして実家に帰るんでしょうか。
引きのせいで、まるで宰相の君が良いこと言うみたいな流れになってますね。言われて気づきました笑
楽しみと仰っていただけて、本当にとても嬉しいです。ありがとうございます(*^^*)
第六十九話 崩壊への応援コメント
これは、お父さんも娘のことを考えてないのが、ちょっとねー。
娘の祥姫を、政略結婚の道具としか見ていない感じですね。
この時代ですから、そんなものかもしれないですね。
それでも祥姫は道具ではなく人間だから、だんだん追い詰められておかしくなっていく。
朝顔が悪い、んだけど、気の狂った人に何を言っても通じないですからねー。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
父、とんでもない毒親ですね。
政治の道具としか見ていないのは確かですし、コントロールも下手ですよね。同じ屋根の下に住んでいるとはいえ、知ろうとしなければどんな状況下は分からない程、別の暮らしをしているので、この父親ではどうにもならないのは確実だと思います。
祥姫はおかしくなって、朝顔はメンヘラ拗らせ女です笑
第六十九話 崩壊への応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
これはもうサスペンススリラーと言える状況ですね。朝顔、ここまで精神を病んでしまったなら、他の女房にも気づかれそうなものなのに、よほどうまくごまかしていたのですね。
でもやはり、ここまで状況を悪化させた元凶は大納言だと思います。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
仰る通りここだけサスペンスだな、と自分でも思ってました。スリラーですか笑
なるほど、拗らせとは思ってましたが、精神を病んでるというか、メンヘラだなぁ、とは思ってました。そうかぁ、なるほどです。
対他の人だと、多分、ちょっと陽気でご機嫌でハイな感じに対応してるんじゃないかなとイメージしています。だからむしろ、最近の朝顔ちょっとつきあいやすいなぁ、くらい思われている印象です笑 結構認識が異なるのか、と認識しました。ありがとうございます(*^^*)
第六十八話 狂言綺語への応援コメント
これはたしかに怖い! こんなヤバい女房朝顔と恋愛シミュレーションというか恋愛ごっこのやり取りの強要? 無理無理無理。祥姫はこの件を利用して朝顔から逃れるついでに、入内させられる前にこの架空の恋愛を利用して両親にあることないことぶちまけましたね!すべて御破算にしてしまうちゃぶ台返しだ!
作者からの返信
土岐三郎頼芸様
コメントありがとうございます。
仰る通りヤバいですね、怖いですね笑
滑稽で気持ち悪いこじらせ朝顔になってしまいました。
仰る通り、祥姫の恋人とは架空の人物でした。ちゃぶ台返し、果たしてなるでしょうか。
第五十六話 共に、と願うのにへの応援コメント
祥姫が外記
外記と朝顔
どんな思惑が入り乱れているのか…解きほぐすことが出来るのか
でも外記は少しずつ変わってるはずなので
他の人を動かすことができるかもしれないですよね
朝顔も変わってくれると良いのですが
作者からの返信
凛花様
こちらにもコメントありがとうございます。
仰る通り、外記も今は以前の彼女とは違います。朝顔や祥姫がどれだけ脅威であろうと、以前とは違う答えを出せるといいのですが。
三人のわだかまりがほどけるのか、更にもつれてしまうのか、はこの先にまた語られる予定です。
第五十五話 べっ甲の撥への応援コメント
なんと言っていいのか…祥姫から離れ姫君や伊勢たちと交わるうちにだんだん自分に自信を取り戻してきたような外記の打ちひしがれ具合に言葉も出ません😭
朝顔はなぜここまで外記を追い込むのか…
祥姫との関係がなにかあるのかもしれないですね
作者からの返信
凛花様
コメントありがとうございます。
外記に気持ちを寄せていただけてとても嬉しいです。
朝顔や祥姫との再会によって、外記は以前の状況に引き戻されてしまったようなところがありますね。
朝顔が外記を追い込む理由、祥姫との関係、この先に語られる予定です。
第六十八話 狂言綺語への応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
朝顔もまた、どこにも行き場のない思いにここまで追い詰められてしまったのでしょうか。あまりにも醜悪な。でも当人にはもうそんな己の姿など客観的に見られなくなっているのでしょうね。
祥姫への文を抜き取って隆義さまの気配を感じるしかない朝顔。ついには、隆義さまになりきって、祥姫に恋心を手ほどきすべく、偽物の懸想文までしたためてしまうとは。他の人を知ることができれば、せめてほかのことで心を慰められれば、こんなことにはならなかったでしょうに。哀れです。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
朝顔の奇行は滑稽だし気持ち悪いですよね。確かに彼女なりに追い詰められているのかな、と思わされました。隆義しかいないと思い詰めるのは仰る通り経験値の低さでしょうが、プライドの高さ故に自分の殻に閉じこもって隆義にぶつかることができなかったのもあるでしょうね。拗らせてしまって、残念なことです。
第六十七話 背信への応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
右大臣家の二の姫は最初から単なる足場固めで帝に入内させられたのですか。政略結婚も辛いですが、帝の寵愛や世継ぎを身籠ることなんてまるで期待されず、いれば良いだけという扱いはもはやもの同然、これは心を病みそうです。
そんなニの姫に自分を重ねる祥姫の孤独に忍び込んでしまった小さくて強烈な灯り。木の葉に対して、自分の切羽詰まった気持ちを察してくれず、木の葉自身の立場の危うさも十分わかっていないという苛立ちがあったのでしょうか。つい木の葉を蔑み、それがひとたび他の女房たちの同意と称賛を得てしまうと、もう、あとは落ちていくだけですね。
木の葉はわかってくれるよねと思いたい祥姫の気持ちも、突然突き放された木の葉の衝撃もわかるだけに辛い展開です。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
たくさんお読みいただき、コメントもありがとうございます。
二の姫はかなり悲しい扱いですね。右大臣家は娘が数多くいる設定です。でないと言い方は悪いですが無駄玉のようなことはできないので。ここまでではないかもしれませんが、えげつないくらい帝になる可能性のある親王に娘を配置するのが権力者の常ではありますよね汗
祥姫は不安と孤独の中にいて、唯一自分の一心同体とも思っている木葉が自分から離れることなど想像もしていなかったための動揺があり、なおかつ足並みを揃えてくれないことに苛立ちがありました。自他境界の未分化があるのは問題で結局反転して、自分の保身もあり攻撃対象にしてしまいました。
ここはどう考えても祥姫にヘイトが向く所だと思うのですが、二人の気持ちに寄り添っていただけてとても嬉しいです(*^^*)
第六十八話 狂言綺語への応援コメント
これは……朝顔はとんでもないことをやりはじめましたね。
私なら、すぐに事の仔細を誰か別の女房に相談するところだけれど。
相談相手は木葉ではダメだし。(木葉では手に余る気がします)
もうちょっとしっかりした女房がいいけど、そんな女房がいるかしら。
ああ、女房全員の前でぶちまける、という手も。
それでも朝顔はしらを切るかしら。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
朝顔はヤバい感じにトリッキーなことを始めてしまいました汗
私だったら小心なので、助けて下さいーヤバい人いますー、てすぐに大声上げて助け求めちゃいますね。祥姫もぶちまけてしまうでしょうか。
女房へのヘルプが上手く行けばいいいですが。確かに木葉では解決するには手に負えない気がしますね。仰る通り、朝顔にしらを切られたらぐうの音もでなさそうです。
第六十七話 背信への応援コメント
あー、こういう状況で木葉いじめが始まってしまったのですか。
一緒にいじめないと、一体感が得られない。
そして、木葉は、こうしなければならない自分をわかってくれるだろう、という勝手な思い込みもあった。
いや、わからんですよ、いじめられてるほうは。
祥姫、いじめっ子グループに入ってしまったみたいなものですかね。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
木葉いじめの真相がこんな感じでした。仰る通り、ただただいじめっ子グループの陰湿な輪に流されてしまった、という形です。それに自分勝手で、救いようがありません。
木葉にとっては青天の霹靂で、かつ理不尽だったでしょうね。いじめは許されませんよね。
第六十六話 無惨なる柳髪への応援コメント
これがこの時代の当たり前なのか、そもそもの原因は祥姫の父親が娘を権力と名誉をあがなうための道具としか見ていない、毒親だったことなのですね。たしかに祥姫がだんだん可哀そうになってきました。朝顔も同じくだんだん哀れになってきました。彼女たちにも良き未来は訪れるのでしょうか? と言っても外記や伊勢が登場したらワタクシはどうしてもそちらを依怙贔屓するでしょうが。
作者からの返信
土岐三郎頼芸様
コメントありがとうございます。
時代、という括りだとちょっと不勉強でなんとも分からないので、こういう人間って時代問わずいるのは現代でもそうなので、大納言がそういう人間だった、という体にはして(逃げて笑)います^^;
平安時代だと継子いじめは定番ですね。その中で実父も相当ひどいな、というところも描かれたりはしますが、実際は家庭で内在化してしまう現象ですし……。
ただ、現代であっても、非人道的な扱いを子どもに行う事件は後を絶ちませんし、であるなら、人権意識の低い時代ってどうだったのだろう、と思うことは常にあります。実はかなり暴力的な時代だった、というところもあります。ですが、この辺は今回はふわっと、です汗
祥姫や朝顔に心を寄せていただいてありがとうございます。依怙贔屓大歓迎です! キャラを好いていただけて本当に嬉しいです(*^^*)
第六十六話 無惨なる柳髪への応援コメント
だんだん祥姫が気の毒になってきました。
お父さんが横暴すぎる!
でもこの時代、家長の力は強いでしょうねー。
木葉だけが祥姫の癒しだったのですね。
だけど、木葉の出来が悪ければ、引き離されてしまう。
祥姫は追い詰められていますね。
髪の毛を抜くのは、精神が病んでいる証拠でしょう。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
祥姫の気持ちを向けていただけてありがたいです。父親は専横的ですよね。時代感もあるかもしれませんが、こういう人は時代問わず一定数いますし、そこにクローズアップしている、という感じにしております。
仰る通り祥姫にとって、木葉が救い、という感じでした。今は何かと追い詰められて、すべてが悪いようにしか感じられない状態です。
第六十六話 無惨なる柳髪への応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
祥姫がどんどん追い込まれていく様子が辛いです。大納言はここまで娘が追い詰められているのに、まったく気づいていないのですね。
祥姫の持てあました不安が行きついた先は抜毛症ですか……。一度やっちゃうと、治らないんですよ、これ。抜いてるときはほっとしている(ような気もする)んですが、そのあと自己嫌悪で落ち込みます。抜けたところの地肌がところどころ指に触れるのは、かなり抜き続けていますね。もう、ひとりで止めるのは無理な段階かと……。祥姫の苦悩がわがことのように感じられます。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
やっぱり抜毛症と言えば難治のイメージですよねぇ。
お詳しいようなので書いてしまうのですが、私も思春期の頃に所謂トリコチロマニアだったことがありまして、環境が激変した時に止められた経験があります。髪がもとに戻るのは時間はかかりましたが。
コメントを拝見して、ストーリーの核でもない限り、ただ自分の経験に基づいて書くのは違ってたかな、と思わされました。先の展開を修正すべきかな、とも当初のままでいくか、とも考えさせられましたが、佐藤様のご納得は得られないかもしれません。もう少し考えてみたいと思います。ご示唆いただきありがとうございます(*^^*)
大納言は祥姫の気持ちを斟酌することのできる人じゃないのかな、と思います。端的に言えば毒親ですね。今回はしませんが、大納言の掘り下げをしてみたい気にもなります。屈折がすごそうです。
編集済
第六十五話 再会への応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
祖父を同じくしながら、年下の従妹のつきびとをせねばならない朝顔。それだけならまだしも、従妹が自分の初恋のあいてをないがしろにしているのも、見て見ぬふりをしていなければならない。後者は朝顔には我慢ならないほど辛いものだったのですね。自分が蔑ろにされるのではなく、慕う人が袖にされるのは耐えられない、と。
でも、隆義さまへのせめてもの思いやりのつもりでしでかしたことが、主の信頼を失わせ、隆義さまをぬか喜びさせることになるとは……。仕事と割り切ることができなかったのは、若さゆえなのでしょうけれど、なんとも辛いことです。
朝顔、朝顔と連呼しているうちに、そういえば最近気に入っているマンガの登場人に朝顔ちゃんがいることを思い出したのでした。どうでもよい話ですけど (^^;)
(『花四段といっしょ』の踊朝顔ちゃんです)
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
仰る通り、従姉妹ながら格差ができてしまうのが、この時代の酷な所です。道長妻の倫子と紫式部はハトコで主従の関係にあったともいいますね。
朝顔は隆義と祥姫の関係に嫉妬や羨望、憎悪のようなものを持っていそうです。
文を偽ったのは思いやりもあるでしょうが、自己顕示欲でもあると思っています。朝顔はヴィランですのでなかなか評価は辛めで、徹してほしいところではあります。若さゆえ、というのは仰る通りで、「もっと他に男いるで!」とずっと思ってます笑 そこが瑞々しさなのですが。
朝顔ちゃんって誰? ってずっと調べてました笑 分からずじまい^^;
編集済
第六十五話 再会への応援コメント
投稿ご苦労様です。
『東風~』というのは、とても良い歌ですね。色と匂いが伝わって来るような。でも、梅の時期に東風って吹くかなと想いつつ、誰の作かを調べると、なんと道真公。なるほど、太宰府に左遷された己に匂いを送るには、東風でなければならぬという訳ですね。そこまで分かると、とても重く悲しい歌ですね。
そこら辺を知らずに、隆義は朝顔に送ったのでしょうかね? あるいは惜別の歌として、意味を理解して送った? 子供だから何とも?ですね。
外記=アムロ、祥姫=シャアの見立てをして来ましたが、朝顔=ジョーカー(@映画『ジョーカー』)かとも想えて来ました。
じゃあ、隆義は? 気立ては良い、基本、能天気。誰だろう? 朝ドラの主人公?
作者からの返信
ひとしずくの鯨様
コメントありがとうございます。
道真公の、いや、平安時代屈指の名歌ですね。
学生の頃習ったのは、結句が「春な忘れそ」で、私はこちらの方が好きなのですが、今回調べたら、今は「春を忘るな」がメジャーなようでした。
道真公のこのエピソードは『大鏡』にも載っているような知られたものでしたから、たしかに隆義も知っててもおかしくないですね。そこら辺考えてませんでした。知ってたとしたら残酷なことでもあるし、でも、能天気な彼なら、自分の境涯に情趣を添えるエピソードくらいに思ったかも、とかも思いました。
彼についての解像度が低いことに気付かされて、もう少し設定として掘り下げがあるべきだった、と思わせていただきました。朝ドラ主人公はありかもです。
朝顔ジョーカー説!……あんなトリックスターは無理ですが汗
余談ですが、二作目はかなり路線がかけ離れてましたね。私的には一作目で完結してくれてよかった派でしたので、どんな作品であってもなんらか思ったとは思いますが汗
第六十五話 再会への応援コメント
あー、偽の文を。
これは祥姫が怒っても仕方ないですね。
隆義さまという人、偽の文で騙されたことを知り、祥姫の気持ちを伝えられても、怒らないし祥姫をあきらめるふうもない。
これはしぶといぞー。
朝顔は祥姫の立場がうらやましくて、替わりたいのですね。
そして、木葉に腹が立っている。
危険な状態ですね。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
偽の文を勝手に送っちゃったら怒りますね。でも朝顔の目線からすると、そこまで怒らなくても、これみよがしに破らなくても、と思ってしまうかもしれません。
隆義はなかなかしぶとく思い続けて、結局、出家した祥姫に会いに行くような男です。結局、結婚することで諦めたのですが。
危険な状態、仰る通りです。どうなることか。
第六十四話 初恋の人への応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
祥姫を中心に木葉と朝顔とで両の手を引っ張り合っているようです。ひりつくような関係が目に浮かびます。木葉と朝顔はそれぞれ自分の悩み苦しみをやりすごすことに精いっぱいで、相手も同様に悩んでいたことは互いに目に入っていなかったのですね。その中心の祥姫もまた孤独に自分の悩みを抱え続けていたと。
木葉の琵琶の腕前は朝顔に強烈な嫉妬をもたらすほど見事なものだったのですね。他に抜きんでた能力があだになり、さらに朝顔に憎まれることになるとは、木葉も難儀なことでした。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
三人が三人ともにバラバラで相談できるでもなく孤独を抱えた閉塞感の中にある状況です。そのために思いも寄らない方向へと向かっていってしまします。朝顔が木葉に嫉妬していたのか、はあまり考えていなかったのですが、たしかにそう見えますね。底意地が悪いことは間違いないかもしれません^^;
第六十四話 初恋の人への応援コメント
どうやら祥姫は木葉が好きで、手放したくなかったんですね。
幼い頃からの優しい女房の中で、唯一残った木葉。
けれど入内の日が近づくにつれ、父親は木葉を遠ざけようとしていた。
朝顔に頼んで、木葉の教養を高めて、遠ざけられないようにまでしたんですね。
そしてある夜、祥姫と話してした男君は、朝顔の初恋の人。
これ、どうなるのかしら。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
仰る通り祥姫は木葉を頼みにしていました。女房達と緊張関係がある中で、頼みとしていたようです。
木葉のレベルアップを図るつもりのようですが、どうにかなるでしょうか。
隆義と朝顔は幼馴染でした。ちょっと微妙なん関係ですね。
第六十四話 初恋の人への応援コメント
なんと、想像以上に複雑な人間関係が現れてきました。祥姫と朝顔の関係が実に微妙です。なんだか近親憎悪にまで進んでいそうで不穏ですね。実に怖いです。(でも楽しみです🙃)
作者からの返信
土岐三郎頼芸様
コメントありがとうございます。
朝顔の初恋の人が隆義でした。仰る通り微妙な関係です。
祥姫と朝顔の関係に目をつけていただけてありがたいです。楽しみと仰っていただけてとても嬉しいです。ありがとうございます(*^^*)
第六十三話 年少の主人への応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
有名な歌により固定したイメージをもれなく考慮しようというのは大変そうです。朝顔は木葉に歌の指導をしていましたよね? その朝顔でも、歌を引き合いに出した祥姫との応酬にはたじたじとなっていたとは。朝顔ですら呆れるほどの祥姫の用心深さは、いったい何に由来するのでしょう。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
歌のイメージというのは、仰る通りだと思います。ですが、私もこの祥姫はかなりこじつけだと思ってます^^;
神経質なんですよね。用心深い理由があるというよりは、環境がそうさせてるのかな、という気もします。
朝顔は木葉に指導してました。覚えていただいてありがたいです。祥姫は朝顔の上を行っているところもありそうです。
第六十三話 年少の主人への応援コメント
今度は朝顔サイドからですね。
なるほど、朝顔サイドからみれば、才気ある祥姫が、拙い木葉をひいきしているように見えるわけですね。
それで不快に。
自分のほうが優れているのに、どうして劣っている者のほうが、主人のおぼえがめでたいのか、といったところかも。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
そうですね、朝顔に視点変更してます。仰る通り、自分の方が優れているという自負と不満があります。
第六十三話 年少の主人への応援コメント
前回と今回で悪役側の事情というか、いかに悪役キャラになったかの背景が見えてきました。同情の余地はあるのですが、それでああなったのか!と理解納得はできても、やはりまだこの祥姫、朝顔の二人に感情移入はできませんね。この続き次第でしょうけれど。
作者からの返信
土岐三郎頼芸様
コメントありがとうございます。
悪役側の背景はまだしばらく続きます。ご納得いただけるかどうかは分かりませんが、
ちょっとまだるこしい構成かもしれないですね^^;
この先もご覧いただいてジャッジいただけるとありがたいです!
第六十二話 鋭い爪への応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
祥姫は親の出世の足掛かりとなるべく育てられていた子供なのですね。こちらもなんとも辛い幼少期です。
楽の師のこの厳しさもまた、成り上がり者めが、という思いがあったからなのでしょうか? 一存で姫の食事を抜きにできるということにちょっと驚きました。
身の回りに常に侍る女房たちをごっそり入れ替えられるのはかなりの苦痛でしょう。しかも主を侮るような者たちに囲まれてしまうなんて、たまったものではありません。父ちゃん、手ごまの磨きかたには精通してなかったようですね。祥姫を本気で東宮妃に仕立て上げたかったのなら、女房衆の管理にも細心の気配りをすべきでした。身分や才能ある人材をかき集めるだけでなく、みっちり教育もしていかないと……ということをそっと耳打ちしてくれる気心の知れた友など、父ちゃんにはいなかったのかなあ。
染色は各家で行っていたということ、初めて知りました! いつの時代も、着るものは目立ちます。良い職人を抱えることにどの家も躍起になっていたのでしょうね。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
ご指摘ありがとうございます。食事を抜く件は大納言の許可を得た指導役が、それを発揮した流れなのですが、この話数以降は内容を圧縮しているので不要な情報は削除したのですが、必要な所まで消していたようです。直しておこうと思います。
大納言が祥姫のサロンに不利益な手出しをしているのは、能力あっても仕事のできる会社員が家族の女子供(言い方悪いですが)のこととなるとIQ5位になる人みたいな感じイメージしてます。友人は全くいないと思います^^;
染色は各家というのはそうですね。『落窪物語』なんかでも描写されてます。職人という認識ではなかったのではないかと思うのですが、このあたりは不勉強でまだよく分からないところです。
第六十二話 鋭い爪への応援コメント
祥姫サイドからみると、見える景色がずいぶん違って見えます。
祥姫は強くあらねばならなくなったのですね。
身分の高い女房たちにあなどられないために。
木葉を守るためにも。
最終的には祥姫は木葉を連れて、こんな所を逃げ出すつもりで、男君とつきあったのかも。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
仰る通り、祥姫からの視点になります。時間軸があちこち行くのも読みづらいかと思いますが、お付き合いありがとうございます。
祥姫から見た一応の結果を触れてから語りたかったのでこの並びになっております。
女房達への葛藤、木葉への思いを汲んでいただけ嬉しいです。
恋文の真相はまだ少し先のお話にはなります。
第六十一話 木葉の死が告げられた日への応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
祥姫の心情を読むのは新鮮でした。これまで外記により作り出された祥姫像から想像していた彼女の姿を答え合わせしていくような気分です。
やはり祥姫にとって、木葉は他の女房とは違う、特別な存在であり続けたのですね。ただ、そのような気持ちは彼女のあるじという立場からしても苛烈な性格からしてもあらわにできるものではなかったのでしょう。祥姫の心が自分から離れてしまったと思い悩む純朴な木葉を見て、彼女はどんな思いでいたのでしょう。
前作では祥姫は正直苦手だったのですが(踏み込むと抜け出せない沼のようなものを感じて……)、ついに彼女に向かい合う日が来ちゃったなあ、という気持ちです。はまったらどうしよう (^^;)
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
視点が変わり、しばらく祥姫のターンになります。目線が祥姫に移ったことで、外記の主観とは違う内容が提示されることもあるかと思います。答え合わせの感覚でご覧いただけるとありがたいです。
祥姫にとっての木葉の存在の大きさは仰るとおりです。この先、二人の関係とその変容の過程を明かしていく予定です。
前作についてご記憶いただけて、とてもとても嬉しいです(*^^*)
その際は通り一遍の描き方だったので、今回、祥姫の内面をご覧いただいてご評価いただけますと嬉しいです。沼っていただけるかは分かりませんが、納得感を持っていただけるようにできたらとは考えております。
第六十一話 木葉の死が告げられた日への応援コメント
えっと、なんだか風向きが変わった、というか。
ん~? 祥姫は木葉を陥れたのではなかったのですか?
すみません、頭悪くて、ちょっとどうなってるのかわかりません。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
仰る通り、唐突な転換で戸惑わせてしまっているかも知れません。
これまでの外記からの視点に対して、しばらく祥姫から見たあらましが続きます。今しばらく追いかけていただけますと大変ありがたいです^^;
編集済
第六十一話 木葉の死が告げられた日への応援コメント
投稿ご苦労様です。
むむむ。まさに、転ですね! それも劇的な。こうでなければ、小説は面白くありません。焦がれるものがあってこそ、輝くのが人というものですね。祥姫であれシャアであれ。その追い求めるものは異なりこそすれ。
作者からの返信
ひとしずくの鯨様
コメントありがとうございます。
名言ありがとうございます。焦がれるものがあればこそ輝く。なるほど!
仰る通り、転じてしばらく祥姫のお話が続き、彼女のこれまでに一応の回答が付けられていくターンになる予定です。
第六十話 庚申待ちの夜への応援コメント
伊勢と宰相の局の関係は決して相手を意図的に傷つけることのない関係。
祥姫と朝顔は外記を恣意的に傷つける行為を当然だと思っている。けして外記のためにはならないDVのような共依存的な関係に思えます。これは続いては祥姫のためにもならない。
だから外記から勇気を持って別れを告げることが最後のご奉公でしょう。あとは祥姫が自身で乗り越えていくべき。
外記は応援したいのですが祥姫はまだあまり応援する気になれませんので、きつい言い方になりましたが。
作者からの返信
土岐三郎頼芸様
コメントありがとうございます。
仰る通り、伊勢と宰相の君の関係と、外記と祥姫、そして外記と朝顔の関係は全く違いますね。全く正論で看破されてしまいました、かも汗
祥姫については今後語る予定ですが、今の時点では汲むべき所はなさそうな人物です。きついとかは全然。完全に悪役ですから^^;
この先をご覧いただけましたら、色々と答え合わせしていただけるかも知れません。
第六十話 庚申待ちの夜への応援コメント
おおっ、外記、言えましたね。
「祥姫様。私はご一緒には参りません。ここでお別れです」
言えないんじゃないかと心配でした。
祥姫さまは、なんと答えるのか。
第五十九話 伊勢への応援コメント
伊勢と宰相の君の縁と言いますか関係性がここまで強いものだったのですね。
今の伊勢は縋るだけでなく、自分だからこそ人に与えることができるものがあるということも理解していますね。本当に難儀しながら少しずつ成長していった自分と、支えてくれた宰相の君を誇りに思っているようです。
外記にとって伊勢は心を開くことができる頼もしい味方になることでしょう。この二人も良いコンビになれるような気がします。
作者からの返信
土岐三郎頼芸様
コメントありがとうございます。
伊勢は長い時間をかけ、宰相の君との関わりの中で、自分自身の困りごとを少しずつ克服しつつある段階かもしれません。
そして、その経験を外記にも役立てられるところがあるのでは、と考えて働きかているようです。
仰る通り、宰相の君を誇りにしていて、拠り所でもあるようですが、保護者と被保護者の関係ではあるので、同じ目線の段階にいる外記と良い関係を築くのを期待しているところもあるかもしれません。
第八話 ブレイクタイムへの応援コメント
鼈甲の撥。
キーアイテムっぽいですね。
いつ使うんだろ?
とりあえずは柘植の撥で お披露目です。
目立ちすぎず 馬鹿にもされずって辺りを狙うのかな?
聴いてくれる人達は いい人っぽいけど。
次回 同僚の評価は如何?
作者からの返信
金星タヌキ様
こちらにもコメントありがとうございます。
撥は祥姫との複雑な記憶に結びついたアイテムで、外記にとっては複雑な気持ちを思い出させるアイテムです。いつか使うことになるのでしょうか。
そして、新たな同僚との重要な交流の一歩に、琵琶がどんな効果をもたらすのでしょうか。
第六十話 庚申待ちの夜への応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
祥姫の軛から逃れたい、でも祥姫にだって他人には悟らせない弱さががあることを知っている、彼女に寄り添いたい気持ちがないわけではない、決して憎いだけではないとわかってもらいたい。大波に揺られる小舟のような外記の気持ちにはらはらさせられどおしです。
祥姫のイメージは一貫して青い橘の実のかおりなんですね (*^^*)
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
そうですね。仰る通り、外記は気持ちがあちらこちらと振れ幅が大きくて、それがどっちつかずの優柔不断にも、偽善的にも捉えられるところでもあり、これまで見守っていいただけた皆様には、そればかりでは割り切れない彼女の心境を思っていただけたらありがたいな、と思っています。
祥姫をイメージする香り、とは考えていませんでした。素敵なアイディアありがとうございます(*^^*)
第六十話 庚申待ちの夜への応援コメント
伊勢と朝顔。
たしかに、合わなそう^^;
ゆるゆる系と、高飛車委員長系だからなぁ……。
悪いことを伝えられないよう眠らない夜ですが、外記は何を伝えるのか。
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
四谷軒様
コメントありがとうございます。
伊勢と朝顔は絶対合わないでしょうね。ゆるゆると高飛車委員長、笑っちゃいました。
外記はついに祥姫に言ってしまいました。祥姫がどう答えるのでしょうか。
編集済
第六十話 庚申待ちの夜への応援コメント
投稿ご苦労様です。
むむ。あの阿呆どもが来る。そんな予感がしてならない。前作で見た男たち。外記さんたちの物語を読んで、その阿呆の度合いがより一層、際立つ気がする。大丈夫。きっと、気のせいだ。
おまけ:庚申待ちの日は月齢とずれていくんですかね? 純粋な太陰暦だと29日と30日を交互に繰り返す&少しの調整。庚申は60日で一回りと、なので、くりかえすほどに月齢とずれて行く?
作者からの返信
ひとしずくの鯨様
コメントありがとうございます。
前作のこと、ご記憶いただけていて、ホントにホントに嬉しいです。ありがとうございます。
この辺りはネタバレになっても、なので、ご確認いただけますとなお嬉しいです。
おまけありがとうございます。
鋭いご指摘で、やっぱ適当に書くと赤っ恥だなぁ、と反省しております。
十干十二支の歴日と月の運行の関係については、日記を見ても物語を見ても結びついている記述が見つけられていない現状です。論文もなくて、普通に計算したら当たり前だからなのか、なんなのか汗
『少しの調整』と仰っていただけたここが大層な曲者ですよね。
三年に一度の閏月があって一ヶ月分も増えるとなると、その過程ではズレが相当になっている筈なんですよね。でもそうなると、月の形によって日にちを読む習慣が破綻するの? と悩んで天文学の歴史資料とかあたっても、典型的文系の頭にはさっぱりでして汗
『お猿さんでも分かる古典の科学』みたいな書籍誰か書いてくれないかなぁ、と思っております。
一応、今の私の認識では、庚申待ちと月齢に相関はないと思っています。その上で今回は保険として、庚申は57日目だから月齢15〜29以降の総称である『有明の月』としておけば、とりあえず大きくミスではあるまい、とセコく誤魔化しております(といっても細い月ですが)
今年の大河ドラマでも、一度庚申待ちの描写があって、「月出てこい月!」と思ってました笑
残念ながら出てきませんでしたが。
蛇足失礼しました。
第五十九話 伊勢への応援コメント
これは、宰相の君のすごさを改めて感じました。
デキる女性なんだなぁ。
ひょっとしたら伊勢は、現代でいう発達障害があるのかもしれないですね。
けれど、宰相の君の名言「どれだけ一方的に見える関係だとしても、二人の者が関わり合っている以上、そんなことはあり得ないのだ」
これは本当だと思います。
ただ、そこまで達観して、デキない者と付き合いを続けられる人は非常に珍しいですよね。
外記は伊勢の話から、困難な現状に対する心の持ちようを再考することができたのでしょうか。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
デキる女性ご評価ありがとうございます。
説得力を持たせるのは常に悩ましいので、ご評価いただけて嬉しいです。
伊勢については正直仰る通りです。私の知る限りの人たちをモデルにしていますが、発達障害はグラデーション状に人によって違うと言われますので、状態についての言及よりは、それにより本人や周囲が困っている場合がある、というところをメインに語れたら、と考えた次第ではあります。
名言と仰っていただけたのも大変ありがたいです。
実際、どんな上手くいかない関係でも、それを感じることはありますよね。仰る通り、大抵は離れて終わりなのでそれを実感しないことも多いですが。
外記がなにかヒントを得る事になったのか、この先の原動力になるのか、またご覧いただけますとありがたいです。
編集済
エピローグ べっ甲の撥への応援コメント
完結おめでとうございます
木葉の不穏な逃避行からのミステリにハラハラし
平安朝の雅なしきたりに胸わくわく
木葉を巡る女房や2人の主(姫君と祥姫)との関係など
読み応えありました
女性が活躍する中で竹城いい活躍でしたね
竹城の家族の話なんかもおもしろそうです
確実にロスです
そういえばエピソードの中に忘れ草が出てきてましたね
短歌のお題だったなぁと懐かしくなりました
作者からの返信
凛花様
コメント、ねぎらいのお言葉ありがとうございます。
そして、最終話までおよみいただきまして、本当に感謝しかありません。重ねて御礼申し上げます。
仰るとおり、色々とやりたいことを盛り込んだお話でした。
竹城については、大納言家で重用さ、祥姫を助けて彼の身分で可能な範囲で出世していくのだと思います。
家族についても愛情を注ぐ人なのだろうとは思いますが、外記は彼に惚れたりしないのかな、とちょっと考えたりもします。悲恋になること間違いないのでちょっと意地悪かもしれませんが^^;
忘れ草についても覚えていただいて嬉しいです。あの時は習作を色々考えていた流れの中でした。
ロスなんて仰っていただけて本当に光栄の至りです(*^^*)
改めまして、ここまでお読みいただきまして、本当にありがとうございました!