第十五話 I trust youへの応援コメント
伊勢の緩さに、かえって先のことまで考えて、外記は気後れしてしまったんですね。
外記は繊細だし、心配性でもありますね。
伊勢はゆるーく、無意識に悪い事をするかもしれないタイプ。
外記は意識して、防御的に、悪い事を企んでしまうタイプかしら。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
防御としての悪事、というのはなるほどと思いました。そういう人はいるような気がしますし、きっと臆病なのかな、と思います。
とすると、仰る通り、繊細で心配性な性質は、必然的に外記の行動を促したのかな、と考えさせられました。
伊勢は無自覚っぽいかもしれませんね(^_^;) 悪気がない所が始末が悪いと取るか、大胆と取るかで評価が分かれそうです。
第十四話 逢魔が時に見えるのはへの応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
外記の「血の通った温情のある交わりを持たない期間が長すぎた」との心の声に胸を衝かれました。もはや絆されるような自分ではないと確信していたはずなのに、伊勢のあまりに無防備で天真爛漫な様子は、予想をはるかに超える強さで外記の心を打ったようですね。
他人を踏み台にして生きるのもひとつの生き方であり簡単に否定できるものではないと思いますが、今の外記は、その生き方を選ぶにはまだ若く純情すぎたのでしょう。
伊勢の満面のあどけない笑み、目に浮かぶようです。そしてそれを見ているのは、おばちゃんには外記よりも辛いんだよなあ (^^;)
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
外記は自分の心の立ち位置の錯誤に気付かされて衝撃を受けたようです。これを受けて変化があるのか、あるいは影響しないのかは先々の課題となりそうです。
仰る通り、これに気付けなかったのは、経験の浅さやいじめによる侵害行為によって認知が歪んでいたためで、砂上の楼閣の計画だったわけですが、今は環境が変わって是正されつつあるので、フラットになったこの先の変化に、改めて生き方に関わってくると思われます。
伊勢の存在がターニングポイントになったことは確かなようです。
外記が手蹟を手に入れた先は、伊勢の登場は減る予定ですが、彼女の性質は良きにつけ悪しきにつけ対面する相手に影響すると思われます。またハラハラしながらご覧いただけますと嬉しいです(*^^*)
第十四話 逢魔が時に見えるのはへの応援コメント
結局文を見せてもらうように頼んでしまいましたね
伊勢をだます後ろめたさからのせめてのそのまんま単刀直入だったのでしょうか
伊勢が内心でどう感じたのか
伊勢のことだから怪しんでないようにも思いますが…
作者からの返信
@rnaribose様
コメントありがとうございます。
仰る通り、外記は欺くことへの後ろめたさ、抵抗感があったようです。
単刀直入に言ってしまいましたが、理由は外記自身も端的には言い表せないかも知れません。
それを受けて伊勢は何を感じたのか、あるいは何も感じないままだったのか、また御覧頂いてご確認いただけますと嬉しいです(*^^*)
第十四話 逢魔が時に見えるのはへの応援コメント
うわ、伊勢、あっさりと手紙を渡すなど、女官としてはマズい人かな。
外記は筆跡を見たいのだけど、中に何が書いてあるかまで、当然わかってしまいますからねー。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
伊勢は軽々にやってしまいました。
ゆるい職業意識と言わざるを得ません。
内容もわかってしまいますね。たとえ挨拶程度だったとしても困った女房たちです。
第十四話 逢魔が時に見えるのはへの応援コメント
「手蹟を見てみたいの」
外記はストレートに切り出しましたね。
伊勢は何も不審に思っていないのでしょうか?
後段になって、意外なかたちで、外記の工作がバレてしまう……なんてことになったりして……。
※「さっきもねー、ホントは伊勢が庇ってくれたって、わかってたよー」
外記が庇ってくれたって、ですよね?
作者からの返信
@suekoneko様
コメントありがとうございます。
ミスご指摘感謝いたします! 早速直してます。ありがとうございました(_ _)
結局、外記は直球で聞いてしまいました。
伊勢がどう思ったのでしょうか。それとも、何も感じなかったのでしょうか。
いずれ外記の妨げになるのか、あるいは影響しないのか、またご覧いただけますと嬉しいです(*^^*)
編集済
第十三話 彼女と私でWin-Winにへの応援コメント
伊勢は注意力に問題ありなのですね
今でこそそういう症状に上手くお付き合いしていく方法など研究されてますが平安の頃なら本当にそそっかしい仕事も任せられない人みたいで扱いに困ったのかもしれないですね
それでも仕事を頼む宰相の君、粗相をしないか外記をすぐ追いかけさせるなど対応がきちんとされているところはさすがだなと思います
伊勢にとってはそんなふうに心配されることが不快とは言わないまでも少し複雑なのでしょうか
それでも外記に助けを求める様子は素直でかわいいですね(*´ 艸`)
外記はそこに付け入ることができるのかどうか…文を盗み見るチャンスではありますよね💦
作者からの返信
@rnaribose様
コメントありがとうございます。
伊勢をかわいいと仰っていただけて嬉しいです(*^^*)
仰る通り、伊勢は彼女自身が生きていく上での難しさを抱えています。時代をすれば理解も人権も現在のようではないですから、困難は更に強いものかもしれません。とはいえ、人は誰でもそれぞれに特性を抱えて生きて行かざるを得ないものですから、伊勢も自分を活かせる方法を模索しているのかもしれません。
彼女がどう思って、この行動を取ったのかは、後にその心情を語る予定です。
そんな健気な雰囲気のある伊勢に、外記はどう付け入ることができるのかできないのか、またご覧いただけますと嬉しいです。
第十三話 彼女と私でWin-Winにへの応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
姫君と尼君は血縁らしき顔立ちなのですね。外記の「貴人の事情に口さがないまねはしない」の心構えはさすがです。貴人にお仕えする、それなりにしっかりした家の出だということが分かります。
伊勢はそんな外記とは対照的ですね。出自や出仕にかかる事由がますます気になります。まともに仕事をこなせず、注意力も足りず、でもおっとりとしてひねくれたところがなく、無邪気に人を頼ってくるところなど、仕事をしなくとも生きていけるお姫様のように見えます。あるいは、多少能力に難はあるものの、周囲を頼りながらでも自活せねばならぬ、寄る辺ない身の上なのでしょうか。
さすがに腹に一物の外記でも、この流れでWin-Winの関係に持っていくのは厳しそうですね (^^;) でも、ここまで伊勢の様子を観察しながら、利用しないという手はない気もします、酷いけど。どう持ち掛けるのか、わくわくしながら待っています。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
外記と伊勢が対照的に見える、というのは気づきませんでした。
伊勢が拙く、弱々しく見えるためなのでしょうか。
私の中では自分のウィークポイントを自覚しつつも、人に助けを求める伊勢の行為を、果敢と考えていたので、興味深いです。修正を入れるか、あるいはこのファジーさもいいな、と感じましたので、このままでいくのか、少し検討したいと思います。ご指摘ありがとうございます(*^^*)
伊勢の身の上について、色々とご想像をいただけて、とても嬉しいです。ご想像を超えるのは難しいかもしれませんが、伊勢に対して熟考した結論を、いずれご披露できると思います。
仰る通り、外記は喉から手が出るほど文を見たいですから、千載一遇のチャンスを逃すことはできない筈です。どうなることか、またご覧いただけますと嬉しいです。
第十三話 彼女と私でWin-Winにへの応援コメント
伊勢は自覚するくらい、注意力が散漫な人なんですね。
外記はうまく手紙を見せてもらえるのかしら。
作者からの返信
本城 冴月様
まずは、お星さまを賜りまして感謝いたします(*^^*)
素敵なレビューをいただきまして、とても嬉しいです。めちゃめちゃかっこいいお話っぽくて、テンション上がってしましました。サスペンス要素を示していただけたのが、すごく嬉しかったです。関係の別作品にも触れていただきましてありがとうございました(_ _)
そしてコメントもありがとうございます。
仰る通り、伊勢は自分の特性に自覚的で困っているようです。
外記は上手く手紙をゲットできるのか、見守っていただけますと嬉しいです。
第十三話 彼女と私でWin-Winにへの応援コメント
伊勢は多分今で言うところのADHDじゃないかなと思います。ワタクシもそっちの気がありますので非常に親近感がわきますね。同病相憐れむ感じで。😅
作者からの返信
土岐三郎頼芸様
コメントありがとうございます。
仰る通り、伊勢はAD/HDを想定しています。
少しネタバレ的になるのですが、お話させて下さい(*^^*)
最初に伊勢の人物造形ですが、彼女はAD/HDの不注意症が強く出ていて、同じくらい衝動性があります。年少の頃には多動性もありましたが、成長に従って多動性はかなり収束している状態で、ASDやLDとの重複はありません。
伊勢にとって女房の仕事は不向きな部分もあります。
しかし、女房として生きる以上、そして、世の中が彼女への全幅の寛容を持たない以上、伊勢は世間の物差しに合わせざるを得ません。
特性を「個性」と認める世の中でない以上、伊勢は世間との摩擦解消のため、自分が抱える課題を、ひたすら世間の要求にすり合わせることになるのかなと考えています。このことのサポートとして、宰相の君が厳しい指摘で認識させる働きに表現しています。
また、できないことはできないと見切りをつけることも重要と思っていて、それが外記への助けを求めた行動に繋がっています。
究極的に不向きな作業であれば、他人に全面委託してしまうのも正解だと思います。それは、無責任な放棄ではなく、協力関係のある双方にとって委任を容認するだけの関係値を築けていればこその互恵であって、今外記が魅力を感じている伊勢に対してならば、請け負った可能性はあります。しかし、伊勢は助力のみを望むようです。
また、伊勢は年少時からの自らの困り事のために、精神的に消耗している所があり、それを解消することは将来的な精神の安定についてのリスク軽減になると思います。手段としては認知行動療法で、これは終盤でほんの少しだけ触れる予定です。
伊勢のキャラクターを思いついた時、これをネットの中に置く事は、誰かを辛くさせたり傷つけたりすることもあるだろうな、とは考えていました。また、不勉強のための認識の錯誤も。最大限に注意を払い、意識していかなければと思っています。
伊勢に親近感を感じていただけてありがたいです。
お読みいただきましてありがとうございました(_ _)
第十三話 彼女と私でWin-Winにへの応援コメント
伊勢は伊勢で、天然でのんびりしているだけ、と思いきや、何か心に秘めているのかもしれませんね。
外記は、どうしても尼君のお文をゲットしたいのですね。
尼君の手蹟をうまく真似ることができたとしても――それで何かしら偽の文をこしらえても、悲しい結末が待っているだけ、という気もしますが。
どうなることでしょうね。
作者からの返信
@suekoneko様
コメントありがとうございます。
仰る通り、伊勢は心に思う所があるようです。
今、外記は視野狭窄の状態で、文をゲットした後のことまでは考えられない状態にあるようです。結局は嘘の上塗りなので、リスクを抱えることにはなります。
どのような結果となっても受け止めるしかないですが…どうなることでしょうか。
第十二話 彼女の手には余ることへの応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
気の置けないガールズトークに、ついに水が差されました (^^;) 姿を現すだけで女房たちの空気を一変させる宰相の君。改めてこの様子を目の当たりにすると、前作での彼女と享玄とのやりとりがまた違ったものとして思い起こされます。
同じ邸内で文をやり取りするというのがおもしろいですね。そう言えばかなり広いという話でした。また、当時の女君はあまりうろうろと出歩くこともなかったのでしょうね。同じ家の中でSNSで会話をする親兄弟を彷彿とさせて、いつの時代も……とにやりとしました。
宰相の君、外記の心の内をすべて見透かしているのではないかと、ぞくぞくとします。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
仰る通り、宰相の君が出てきてしまいましたので、ガールズ回は次話で終了になる予定です。
前作にも言及していただき嬉しいです。亨玄とはかなり深い内心で語り合ったので、普段の彼女とはギャップがあると思います。今回は脇役なので、怖いお姉さんな立ち位置です笑
当時の文は通信手段以上に意思を伝えるツールだったと思うので、直接話すのと同等程度の意味合いがあったのかな、と考えています。『源氏物語』では六条院の女性たちが互いにやり取りをしていましたが、こちらは規格外に広い邸の話ですので、実際はどの程度のものなのかはちょっと不勉強です(^_^;)
眼の前の相手にスマホで会話と同様、とか面白い発想ですね!(*‘ω‘ *)
宰相の君があまりにチートだと面白さも半減しますので、あくまで視野の広い人で常識の範囲内、と心がけています。どこまで周囲を見透かしているのかは…ナゾです笑
第十二話 彼女の手には余ることへの応援コメント
おお、宰相の君が出てきたら、ぴりっと場がひきしまりますね。
さすがですねー。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
宰相の君は学校の先生か、女子寮の寮母さんのようで、女房達は一気に引き締まるようです(^_^;)
第十二話 彼女の手には余ることへの応援コメント
宰相の君が出てきただけで前章までのガールズトーク的なゆるい雰囲気が一気に締まりましたね
本当すごい
伊勢には自分の責任は自分で取れるような人になって欲しいという愛のムチでしょうか
そしてまた粗相をしないようにと言う上役として当たり前の務めと、そそっかしい伊勢を心配する姉のような優しさを勝手に想像しました
どちらにしても外記にとっては棚からぼたもち状態ですね
でもこれがまた外記を追い詰めていくのかと思うと心配です
作者からの返信
@rnaribose様
コメントありがとうございます。
お見通しでしたか(^_^;)
宰相の君の登場で、雰囲気は一気にピリピリとはしましたが、もう少し「いぢわる女教師」みたいな感じにしたかったのですが、一度、人物造形をしてしまっているので、なかなか上手く行かないようでこのままです笑
女子校生のわちゃわちゃはこのあたりで一度おしまいになります。
外記はうまいこと尼君の手蹟にもう一歩で手が届きそうです。この先はもう少し物語が進んでいくことになり、外記は目的のために邁進することになりますが、それが自分の首を絞めることになるのか、またご覧いただけますととても嬉しいです(*^^*)
第十一話 ガールズトーク (2)への応援コメント
伊勢、衛門ともに個性的ですね
2人が外記のことをとても好きなのだということがよく分かります
外記は自分が思う以上に色気を感じさせるタイプなのでしょうか
祥姫とのトラブルもそういうこともあったのかなと勘ぐってみました
墨の匂いをよくさせている発言…外記はドキッとしますよね
女子会なのにまたハラハラしてしまいました
作者からの返信
@rnaribose様
こちらにもコメントありがとうございます。
伊勢も衛門も人柄はまっすぐなようで、外記に問題を感じなければ、女房仲間として普通に交誼を結ぶことに異はないようです。
外記は雰囲気美人といいますか、琵琶を演奏する時にだけ風情が滲むようです(^_^;)
そこに理由があるのかないのか、 予想いただいてとても嬉しいです。
女子会及びコミカル編はこれで一度収束します。ハラハラ展開もお楽しみいただけるようにしたいと思っておりますので、またご覧いただけますと嬉しいです。
第十話 ガールズトーク (1)への応援コメント
琵琶の調べは琴とはまた違う物悲しさみたいなのがあっていいと思うのですが
平家物語の琵琶法師の話も思い出して少し怖い気もします
琵琶を女性が演奏することは当時あまり良くない嗜みとみなされていたのですね( ˙꒳˙ )ほぉ…
勉強になりました
女性3人が仲の良い様子はハラハラしなくて安心します
作者からの返信
@rnaribose様
コメントありがとうございます。
能楽「玄象」では琴の擬音を「からり」、琵琶が「ばらり」と表現されますが、これを聞いても、たしかに仰る通り、琴の方により華やかな音色であるのが示されているように感じます。
『平家物語』での琵琶法師の怖いエピソードってなんかあったかしら? と思ってちらっと調べてみましたが、わからずです汗 耳なし芳一しか浮かびません(^_^;) あれも怖いですが。
二年くらい前にアニメーションの『平家物語』は琵琶弾きの少女が主人公のお話で、おもしろかったです。
当時、女性が琵琶を弾くのが良くない、とされていたということはありません。『源氏物語』でも明石の君が見事に弾く描写があります。ただ姿が見苦しい、というのは認識があったようです。また、楽器によって高貴であるとそれには劣る、という格差があるようで、それもなかなか興味深いです。
女三人よれば姦しいもので、かつ箸が転んでもおかしい時代の少女達なので、楽しくご覧いただけたら嬉しいです(*‘ω‘ *)
第十一話 ガールズトーク (2)への応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
伊勢のこの天真爛漫さはある人にとってはこの上ない癒しを与えてくれますが、また別の人にとっては鼻持ちならない無遠慮さにもとられかねないのでは、とちょっと不安になりました。外記にとっては前者となりそうでほっとしています。
楽器の演奏もそうですが、自分の世界に没入しているさまを人に見せるというのは、私にはなかなか恐ろしい心地がします。それがたとえ見ているものに感銘を与えるにせよ、自己表現なのか自己陶酔なのか線引きの難しい状態をしげしげと眺められるのは気恥ずかしく……なる人ばかりではないのですよね。きっと外記は気になる人、伊勢は気にならない人なのでしょう。
それにしても、衛門の心遣いは素晴らしいですね。伊勢の裏表のなさが悪い方に向かわないように、常に気を配り、取りなしているように見えます。胃、壊すなよって言ってあげたくなりました(笑)。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
仰る通り、伊勢には人との関わる上での目立つ特性がありまして、これが伊勢にとっての困りごとであれば障害となるし、そうでなければ個性と言えると思います。伊勢は外記の事を気に入っているので、外記が伊勢を悪く取らなかったのは、伊勢にとっても幸運な出来事になったと思います。
他者への共感性羞恥の感度の差なのでしょうかね。感度が高ければ、まさしく共感性が強いということなので、目端が利いたり、気が効いたりで生きる上ではそうでない場合より利便があるのかな、という気はします。
衛門は気ぃ遣いですが、自分の心の平安を保つことが彼女の中での第一義に当たるために、いさかいの仲裁よりも、いさかいが発生している状態にストレスを受ける人なのかな、と考えていました。なので、間に立つ苦はそんなにないのかな、と勝手に思っていたので、胃をいわす可能性を指摘していただいて、確かにそういう見方もあるか、と目からウロコでした。ありがとうございます(*‘ω‘ *)
第十一話 ガールズトーク (2)への応援コメント
衛門も感受性が豊かで観察がするどくて、そして親切な女性ですね。
前作のほうが、時系列としては、こちらの作品より後に起きたことですよね。衛門に大きな転機が訪れたのでしたね。
作者からの返信
@suekoneko様
コメントありがとうございます。
仰る通り、時間軸では前作より今作が以前になっておりまして、衛門にはある種の救いがありました。
前作の頼りない衛門とは異なる印象を想定しながら、今回の人物造形をしておりまして、どちらもご覧いただいている@suekoneko様には違和感をお持ちいただくかも、と思いながら描いております。
人を人たらしめるものに、周囲からの眼差しがあるかと思いますが、前回が当人の内面の掘り下げとすると、今回は同僚である外記の視点から見た衛門で、外記視点では仰っていただけた感じの女の子です。
衛門の視点は出てこないのですが、前回との落差と、落差を生む衛門自身の認知の不一致もお楽しみいただけたらありがたいです(*‘ω‘ *)
第十一話 ガールズトーク (2)への応援コメント
外記が琵琶を奏でる姿は、色っぽいのかな。
あたらしい文机がもらえてよかったけど、手蹟の修練で筆をとっているから、ドキッとしたのでしょうね。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
仰る通り、外記は琵琶の演奏時に雰囲気が出るようです。フィギアスケートのアイスダンスカップルが、演技中は美しい男女なのに、終わると、あれ結構普通…、となる感じとかをイメージしてます(失礼ですみません汗)
手蹟は秘密の計画なので、油断した所を突かれてしまったようです。
第十話 ガールズトーク (1)への応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
ああ、「女が〇〇するなんて……」は手を変え品を変え、いつの時代でも嘆き文句の筆頭ですね。今後どれだけ時代が変わっても、なくならないんだろうなと思わされます。
琵琶を弾く姿はエロいと断言する伊勢、可愛らしいだけじゃなく、なかなか鋭いコメントなのかもと思いました。普通はやらないことを敢えて行う姿には、はしたなさとエロさが同時に呼び起こされますよね (^^) 尊いエロさを固守する(?)ために、男たちは女へ制限をかけてるんじゃないかと邪推したりして……。
平安女子の令和口調でのガールズトーク、はまります!
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
否定や侵害への問題は昨今のテーマですね。仰る通り、無くならない課題ですし、男女かかわらずでもあるので、今後も包括的に取り上げたいとも考えております。
エロい議論は、オモシロ回になるかと思っていたので、色々汲み取って頂けて嬉しいです。
お考えいただく読み解きにも、大いに納得させていだき、深い!と大いに頷かされ、とてもありがたく、感謝申し上げます(*^^*)
令和口調になっていると認めていただいてちょっと安心です笑
次回で一旦、このノリは収束です。お楽しみいただけるとありがたいです。
第十話 ガールズトーク (1)への応援コメント
女性の琵琶演奏に難くせをつけた男性は、女性に男性より上手に演奏されたら面白くない、とでも考えていたのかもしれませんね。
伊勢、寝転がっちゃうの(#^.^#)?
作者からの返信
@suekoneko様
コメントありがとうございます。
面白い解釈していただけると、こちらにも気づきがあって嬉しいです(*^^*)
あまり男女の対立っぽくしてしまうと、フェミニズム的になるので、あまり尖らないよう心がけているのですが、とは言え、平安時代の楽器や奏法にはジェンダーの概念が働いているのが、興味深いです。
伊勢はずっと寝転がってます笑
第十話 ガールズトーク (1)への応援コメント
ふむう、顔を上げて演奏するだけで、はしたない、とか、見苦しい、ということになるなんて、ひどい話だなあ。
とは思いますが、そういう時代なんでしょうね。
高貴な女性は、常に几帳の中にいるか、扇で顔を隠す時代ですからねえ。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
仰る通り、そんなに家の中にこもりきりではめちゃめちゃ人生が退屈そう、と思ったりもします(^_^;)
外記が攻撃されるくだりは私の想像なのですが、琵琶を弾くスタイルが不格好に思われていたのは実際のようです。
第九話 爆弾発言への応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
悪ノリで普段謡わないような曲まで弾いて謡って大笑いして、三人で床に転がった場面、なんだか切ない気持ちになりました。
明言されてはいませんが、この隔絶した世界で働く年若い三人、ここに来た事情や、あるいはここでの鬱屈はそれぞれにあるでしょう。それを互いに明かしたわけではないけれど、ふだん大っぴらに謡えないような曲を一緒に謡って笑い転げてすっきりする。すくなくとも、床に転がった瞬間は、三人の気持が寄り添い合っていたんじゃないかなと思いました。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
お返事遅くなりまして失礼いたしました。
切ない、なるほど。私としてはせいぜい盛り上げよう! と思っていたものに、別の感情を抱いていただけるのは、とてもありがたいことで、本当に嬉しいです(*^^*) ありがとうございます。
仰る通り、彼女たちの身分で女房仕えをするには、楽しいばかりの事情ではない筈で、衛門については前作にて示した通りなのですが、伊勢にも事情はありますし、そもそも、人に仕える身は、その仲間でしか分からない苦労もある筈。そんな苦労を分かち合える友人に出会えたら、それはきっと幸福に違いないですよね。気づきを与えていただけて感謝いたします(*‘ω‘ *)
第九話 爆弾発言への応援コメント
琵琶を手にしただけでフラッシュバックして脂汗まで出てしまう外記
気の毒ですね
それでも気を取り直して弾き始めると自分が琵琶を好きなんだと思い出すシーンは縛られたものから解放されるようでまた新たな外記へ生まれ変わったみたいです
そう思ったのに最後の…また地雷踏まれてしまったのでしょうか💦
この時代も女子会では歌を歌ったり楽しそうですね
今の時代のような意味の友情という概念はまだ無かった時代かもしれませんが
一緒にいて楽しいとかそういう気持ちはぜったいありますよね♡
作者からの返信
@rnaribose様
コメントありがとうございます。
冒頭からの表現ですが、実は不足があって修正しました汗
外記が琵琶を落としたのは、母親に捻られた肩の怪我の後遺症があって、楽器を持った負荷で痛んだ、という流れにしたかったのですが、不十分でした汗
フラッシュバックは仰るとおりです。急性ストレス障害も、環境が変わって収まっていく方向です。不穏にしすぎて更に地雷?とお思いいただき、ありがたいやらですが(^_^;) 次はチョケが入って、いじめられた心の傷編??は終わりになります。
女の友情、イイですよね! 仕事も寝食も共にして友情がないはずはありませんよね(*‘ω‘ *)
第九話 爆弾発言への応援コメント
外記はこの鄙にある邸で、ようやく打ち解けられる仲間に出逢えたようですね。
〽陰くぼの名をば 何とか言ふ つらたり けふくなう たもろ……
この部分の現代語訳を添えていただけると、ありがたいのですが。
作者からの返信
@suekoneko様
コメントありがとうございます。
仰る通り、外記にとって、邸と仲間に安心感を抱く存在になりました。
また、話の展開がゆっくりで申し訳ありません。もうしばらくで、動き出す予定なので、またご覧いただけるとありがたいですm(_ _)m
さて、お問い合わせの歌ですが、近況ノートに記しておきますので、またご覧いただけますと嬉しいです。ありがとうございました(*^^*)
第八話 ブレイクタイムへの応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
閑話かな、と思いきや、本当のブレイクタイムでした。たくさんのお菓子に囲まれて、外記もひとときほっこりしていますね。
索餅を存じ上げなかったのですが、調べてみたら、よりよりと似たお菓子だったのですね。しかも七夕のお供え菓子だったのですか、ふむふむ、「時節じゃないのに」に納得です。
伊勢の甘ったれた口調や、ものに頓着しない様子が可愛らしいのですが、かなり裕福な家のお嬢さんゆえでしたか。当時はお金に不自由しない家の娘でも、出仕するものだったのですか? それとも、彼女にも、また訳があるのでしょうか。
衛門も出てきましたね (^^) 懐かしい名前が出てきて嬉しくなります。他の方々も出てこないかなあ……
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
ブレイクタイム、女子校な雰囲気を出していきたいと思っているので、キャッチーな言葉にしております(^^;)
索餅は、多分七夕の捧げ物である糸の束を撚り畳んだ物の形状を模しているなのかなと想像していますが、どうなのでしょうか。仰る通り、よりよりが好きなので、安易なチョイスてす汗
伊勢については、予想頂いているかもしれませんが、その名の示す通り受領階級の娘です。紫式部はじめ、
当時の物語・日記を記した女性はすべからくこの階級で、かつ女房仕えをしています。
しかし、働くことへの賛否はまちまちで、清少納言は、宮仕えなどして世間を知ってから家庭に入ることは素晴らしい、としていますし、紫式部は、人に仕えて世間に姿を晒すなど惨めな事だ、としています。評価はそれぞれですが、機会と状況が許せば、出仕する可能性はあると思われます。
というのが原則ですが、ご想像の通り伊勢自身にも事情がありまして、後々に語られます。
衛門をご記憶くださりありがたいです。
前回メンバーは衛門のみなのですが、この先、新しく重要キャラが追加される予定でして、魅力ある人物にしたいと思っております(*^^*)
第八話 ブレイクタイムへの応援コメント
ウフフ、おしゃべりしてお菓子を食べながら、音楽。
今も昔も、女子会は楽しいですね。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
まさに女子会・女子校の雰囲気を目指しておりますので、そう仰っていてだけて嬉しいです(*^^*)
第八話 ブレイクタイムへの応援コメント
平安女子会ですね
お菓子を食べて盛り上がるのは変わらないですね
外記の内心のヒヤヒヤがなければ本当に和めるシーンでした
強く言われると断れないような外記
撥も受け取りましたね
作者からの返信
@rnaribose様
コメントありがとうございます。
この先しばらく女子会が続きます(*^^*)
外記にとって、琵琶を手に取ることは良いことなのか、辛い記憶を思い出すだけなのか。新たな同僚との関わりは健全なものとなるのか、ご注目いただけますと嬉しいです
編集済
第七話 しず心なくへの応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
外記はかなり身構えて、注意深くあろうとしていますね。でも、彼女のこと、どんなうっかりをしてしまうのか、やや心配になります。女童への過分な心づけ、これも場合によってはむしろ警戒を呼び起こしてしまいますよね。きちんと女童のひととなりを見きわめたうえでのわいろだったのかな?
文遣いをしてくれる人は個人個人で雇うものなのでしょうか?
外記は「木葉」をこの世から消してしまおうとしているのですね。そのたくらみが速やかに運び。姫君の出立の前に木葉の死の知らせが大納言家に届いたなら、祥姫さまはどうするのでしょう。『木葉を伴うならば尼になる』と要求した祥姫さま、木葉がもはやこの世にいないと知ったら、出家そのものを考え直すことにもなるのでしょうか。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
外記のやり方は自分でも善し悪しを計りかねているようで、危なっかしい所があります。
祥姫が木葉の死に何を思ったかは、かなり後で出て来る予定です。出家そのものは大納言の意向なので、木葉の生き死にに拘わらず実行されるかな、というのが、私の考えた道筋ではあります。
文遣いについて、少し説明しますと、まず、個人で雇うものではなく、下記のような大別の説もあるそうです(どこの論文だったか忘れましたが汗)
① 重要事(親が結婚の承認する、身分の高い人への弔問など)の名代:身内の成人
② 主人の利便や都合に身を粉にして働く者(隠れた恋のアバンチュールなど):側近、女房、乳母など
③ 単純な使い:随身、童、女童など
①から③にかけて、文の重要・機密性との比例関係がある事が一つ挙げられます。
この内で、外記が扱えるのは③のみ。現在は通常と違うので①が働いてもよさそうなものですがそれもない、ということが、外記の肩身をいくらか狭くしています。
また上記は、都の内であったら、という前提でもあります。音羽山は田舎も田舎なので、そもそも気軽に文の行き来はなく、かつ、外記は今まで都で暮らしていたため、その辺りの認識に対して世間知らずな所があります。
文がもたらされれば、その文使いに必ず返信を持たせる原則がありますが、彼女はルーズでそれを怠りがちであるので、それが甘えた発言「私宛の文が届くかも」しれないから困っている、という、女童に対して決め手に欠ける説得をしています。外記はそれを自分で理解していないですが、女童も未熟なので、的外れを理解していません。
という、やや、ちぐはぐで危なっかしい、滑稽な会話を展開するつもりだったのですが、実は長々と説明した箇所を、全てばっさり切り捨てています笑
誰も気にしないし、退屈だろうな、という判断ですが、やはり読み込んで頂けると、どういう事か、と疑問に思って頂くのかな、とありがたく感じております(^^)
長々と失礼いたしました。
第六話 姫君への対面への応援コメント
宰相の君……さすがの存在感。
そしてその知識のゆえに、木葉が、木葉から外記へ。
宰相の君との関係がキツそう……^^;
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
四谷軒様
コメントありがとうございます。
宰相の君は貫禄出ちゃってますね(^_^;)
今作では脇役で、仰る通り、外記にとって、プレッシャーを感じる相手になります。
第六話 姫君への対面への応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
外記誕生の瞬間ですね。そして彼女から見た宰相の君。そうか、木葉には宰相の君がこんなふうに見えちゃうんですね。たった一声で、これまでのトラウマ(木葉の祥姫と前同僚に対する過敏さはPTSDレベルでは……)がフラッシュバックするほどの、威厳と品格を伴わせた声。
おいらか、好きな言葉です。こちらの姫君のことも、もっと知りたいですねえ(*´ω`*)
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
秘密を抱える木葉は、宰相の君に警戒心を抱くことになります。
仰る通り、木葉は長くストレス環境下にあり、大納言家で濡れ衣を着せられたことにより、急性ストレス障害を発症していると思われます。この先、音羽山で過ごすことにより、この反応は消失していくのではないか、と考えています。
おいらか、は古語なので、おっとりしている、
でいいのですが、姫君の表現する言葉として用いている次第です。お気づきいただいてとても嬉しいです。姫君の性質については、私自身もまだ捉えあぐねている所がありまして、まだまだこれからです。また見守っていただけますととても有難いです。ありがとうございます(*^^*)
第六話 姫君への対面への応援コメント
宰相の君が出てくると物語が凛としますね
こちらの姫君なら安心ですがその分宰相の君がしっかり目を光らせそう
外記…前作と繋がりましたね
作者からの返信
@rnaribose様
前作を踏まえてのコメント、嬉しいです。ありがとうございます。
宰相の君は今作では脇役、そして、やや外記の脅威にもなります。
姫君からの強い当たりがないことは確実ですが、新たな関係を築いて行く上での葛藤も生まれます。
木葉改め、外記を見守っていただけますと嬉しいです。
第六話 姫君への対面への応援コメント
おお、宰相の君、ついに登場ですね。
そして、木葉はその名が外記へ。
これからも大変だろうけど、がんばってね、外記。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
宰相の君とも対面した外記ですが、今回、宰相の君は要所で出てくるだけの脇役になります。今後も外記の活躍を見守っていただけますとありがたいです。
第五話 ハロー・フレンドへの応援コメント
平安時代だけど女子のキャッキャウフフ的な感じは今と変わらないですね
たぶん現実もそんな感じだったのかな~
作者からの返信
@rnaribose様
女子の女子っぽい感じを出していきたいと思っておりますので、汲み取っていただけて嬉しいです。
『枕草子』などにも、女房達のラフなエピソードがあったりしますので、こんな感じもあったかも、と空気感をイメージしております。
第五話 ハロー・フレンドへの応援コメント
ああ、そうでした『宰相の君は、姫君のお付き女房』のスピンオフでしたか。
前回のご返信をいただいて、納得しました。
祥姫の名前が出てきた段階で、あれ?、とは思っていたのですが、作品のご説明欄も拝見させていただき、よくわかりました。
この先も楽しみです。
作者からの返信
本城 冴月様
ご丁寧なお言葉、ありがとうございます。
お気づき下さって嬉しいです。同じ展開が重なり混乱なさったかのかと思います。説明も見ていただきまして恐縮です。
いつもお読みいただきましてありがとうございます(*ᴗˬᴗ)⁾⁾
第五話 ハロー・フレンドへの応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
「ハロー・フレンド」に、ん? 違う作品を開いちゃった? と戸惑いましたが、読み始めてすぐに、ああ、まさにぴったり(笑)。伊勢はいい味出していますね。なんだかんだ言って、式部とよいコンビに見えます。同僚というより女子高のノリのようで、微笑ましいです。
さて、姫様と、そして他の女房たちと、木葉はどんな関係を築いていくのでしょう?
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
女子たちの青春を主眼に描きたいと思っておりますので、女子高のノリと仰っていただけて嬉しいです。エピソードタイトルも明るくてテンポ良い感じにしたかったので、気づいていただきまして、ありがとうございます(*^^*)
伊勢と式部の関係、そこに木葉がどのように関わっていけるのか、ご覧いただけますとありがたいです。
第五話 ハロー・フレンドへの応援コメント
なんだかマイペース。
つかみどころが難しい人ですね。
木葉の計画に、どんな影響を与えるのやら……^^;
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
四谷軒様
コメントありがとうございます。
つかみどころ、確かにそうかもしれません。
彼女達は木葉を助けてくれるのか、そうでないのか。
いずれにせよ、少しは明るい展開にできたらと思ってはおります(^-^;
第四話 手蹟を盗むへの応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
木葉の推薦は片頼さまの異腹妹への意趣返しの意味もあったのですか。方頼さまに誤解されたまま紹介いただくのは落ち着かないことですが、こだわっている場合ではないですもんね。方頼さまとこのお邸とのつながりも気になります。
尼君の手蹟を盗み、女房という立場を利用しつつ、貴人たちを支配する。ややぼんやりに見えていた木葉ですが、退路を断たれた今、なにやらだいそれた決意を抱いているよう。何を企んでいるのでしょう?!
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
女房の紹介状は、仕えていた家から、女房が自分のものとして受って、新たな仕え先に提出するようです。そのため前後の主人同士が、必ずしも知り合いということでもないようです。
「あの有名な大納言家の方頼氏が保証しているから、この人物を雇おう」となります。
その後、受け取った側の人間が、紹介人物について元の雇い主に問い合わせをするのかな、と考えますが、そこは未確認です(^o^;
今回は、木葉の前後の雇い主は知り合いというわけではない設定になっております。
「ぼんやり」な木葉の性格を汲み取っていただいて嬉しいです。
お気づきかもしれませんが、木葉は以前の拙作に出てきた外記でして、彼女の得意分野である、筆跡偽造を活かすことになります。とはいえ、引き続き新鮮な気持ちでご覧いただけますとありがたいです。
第四話 手蹟を盗むへの応援コメント
私の記憶違いかもしれないんですが。
題名は失念したんですが、宰相の君、というかたが主人公で、尼寺での一夜を描いた作品の改訂版……かしら。
私の勘違いだったらごめんなさい。
不都合であれば、このコメントは削除していただいてかまいません。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
一応、作品紹介文には注意書きを入れているのですが、こちらのお話は拙作『宰相の君は、姫君のお付き女房』のスピンオフで、時間軸も重なる所があります。
ですが、結構皆様、お気づきではないようですので、ま、いっか、と思っております笑
不都合ということはございませんので、このままにさせていただきますね。ありがとうございます(*^^*)
第三話 梅の香する郷の邸への応援コメント
ああ、出自を偽ってご奉公に上がるのですね
今の時代と違ってそうなってしまうと祥姫でもあとを追うことは難しいのでしょうか
それとも当時は人の出入りなど珍しく口の噂に上りやすいのか
まだまだ油断出来ないですね
姫の恋文を覗き見た時の違和感気になります
それが今回の騒動の大元なのかなぁ…
音羽山…音羽山…って…
作者からの返信
@rnaribose様
コメントありがとうございます。
木葉が自分の痕跡を消す方法について、この先のお話をお読みいただけますと嬉しいです。
怖い話ですが、物語には誘拐の表現と考えられる、鬼・神隠しがしばしば登場します。人が行方をくらますことは難しくないように思えます。
木葉が感じた違和感、先の種明かしになりますが、重要な要素となっております。ご記憶いただけますと嬉しいです。
音羽山にやってきた木葉には、これから色々と出会いがある予定です(*^^*)
第三話 梅の香する郷の邸への応援コメント
祥姫様から逃がれるため、木葉は山城国、音羽山へ。
どんな運命が待ち受けているのでしょうか。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
木葉はこの先、音羽山の人々と出会っていきます。祥姫からも無事逃れられるのか、ご覧いただけますと嬉しいです。
第三話 梅の香する郷の邸への応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
木葉の「祥姫様から逃れる」とは、祥姫様と別のお邸に行くことは許されなかったけど、彼女とは無縁のものとして音羽山のお邸で女房として使えるということでしょうか。
たとえ身分を偽称していたところで、祥姫様が望めば、彼女との接触は避けられないでしょう。祥姫様の共にという命を裏切れば、乳母である母に影響が及ぶので、それはできなかったということでしょうか。木葉にとっては歯がゆくも精いっぱいの決断なのかなと苦しい気持ちがします。
音羽山のお邸への旅路の変化が木葉の気持を表しているようです。現世からおどろおどろしい山奥へと隔離されていき、それを抜けた先には桃源郷か迷い家かと驚くばかりのきらびやかなお邸が現れる。幻想的ですね。
紅梅重ねの薄様にしたためられた文に感じた違和感が気になります。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
>彼女とは無縁のものとして音羽山のお邸で女房として使える
仰る通りです。きちんと説明を入れるか、とも思ったのですが、
流れで徐々に理解していただこう、と企図しておりまして、ふんわりさせています。不親切ではありますので、汲み取っていただきまして恐縮です(;'∀')
音羽山で祥姫とニアミスするリスク、確かにありますね。
それを回避するために、木葉は奔走する必要があります。彼女が想像していたよりも広大な邸だった事は、幸運なのかもしれません。
木葉が母親に抱く気持ちにつきましては、先に少し述べていく予定です。ご想像と合致するか、ご覧いただけますと嬉しいです。
幻想的と仰っていただけてとても嬉しいです。
外界から切り離された邸という設定なので、少し言葉を費やしました。
が、よく考えたらこれは前作を私が引きずっているためで、今作には余り必要のない要素だったかもしれません。仰っていただいて今気づきました。まあ、雰囲気を出すため、という事で(^-^;
木葉の気持ちにリンクしている所はご指摘いただいて嬉しいです。
文の違和感につきましては、先々、後半に明かされますが、お忘れいただいた頃に出てくる予定ですので、その際に思い出していただけますとありがたいです。
※こちらで恐縮ですが、御作に追記させていただきました。
お読みいただけますと嬉しいです。
第二話 琵琶を憎むへの応援コメント
この琵琶は祥姫からのプレゼントだったのでしょうか
『他の人には内緒』にしてまでも
そんなに親しかったのにどうしてしまったのでしょうね
そして朝顔さん( ̄▽ ̄;)いきなりけんか腰ですね
調子に乗るな!とは祥姫に気に入られていたことへの僻みなのか
でも今は疎遠にされている、それでも大切な琵琶を見て腹が立つみたいな
朝顔のこの憎しみもどこから始まったのか興味あります
この当時は出かけるとか出かけないも全部占いみたいなのがあってそれにしたがって行動してたのですよね?
そうであっても木葉が急ぐのは他にも理由がありそうな気もします
作者からの返信
@rnaribose様
コメントありがとうございます。
琵琶の撥は贈り物ですが、本体は本人の持ち物のようです。
親密な時期のあった木葉と祥姫に何が起こったのか。また、朝顔が木葉に厳しい当たりを見せる理由、憎しみの正体は終盤で明らかになります。
ともあれ、現時点では、木葉は祥姫に粗略にされているので、朝顔の言葉には違和感がありますので、この朝顔の様子をご記憶おきいただけますとありがたいです。
平安時代の物忌みは主に方位や暦に寄るものなどありますね。
すべてを網羅すると身動き取れないので、吉凶を換える方違えをしたり、物忌み札を頭につけたり(かっこ悪い(^_^;))、などしたり、厳格さも人によって違ったようです。
第二話 琵琶を憎むへの応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
祥姫に贈られた琵琶を投げつけようとするものの、結局、それもできずに、おずおずと手を下ろしてしまう。まさにそれが木葉たるところなのですね。彼女は自分の中で吹き荒れる感情にどうやって折り合いをつけているのでしょう。
祥姫を「冷たい」と感じ取っているのに、乳母子である立場から逃れることはできない。となると混乱した彼女にできたのは、何があろうとも柳に風、ちょっとだけのろまの、毒にも薬にもならぬやつと思わせて、のらりくらりとかわすこと。そうできていれば良かったのですが、木葉にはそんな芸当はできなかったのですね。
真正面から祥姫の苛立ちを浴びせられ、訳も分からぬまま、当の祥姫と一緒に屋敷を去らねばならない彼女の心境はいかばかりかと苦しくなります。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
仰る通り、木葉ははっきり白黒つけるよりも、惑いの中で右往左往する、ごく一般的な人物です。
かつ、器用に立ち回ることもできず、強い個性を放つ祥姫に愚直さで付き従っていた事は間違いないでしょう。
その性質を祥姫がどのように受け止めて、どんな気持ちで木葉を扱ったのかが、物語の核となります。
木葉は追い立てられるように邸を出立しますが、ともかく主従が離れるのは、木葉にとって悪い事ではないのかもしれません。
細部への洞察、とても嬉しいです。ありがとうございます(*^^*)
編集済
プロローグ 秘密の恋文への応援コメント
新連載を始められたのですね。
しかも今度は小説。
待ってました!
愛読させて頂きます (^_^)
作者からの返信
Evelyn様
コメントありがとうございます。
嬉しいお言葉ありがとうございます(*^^*)
お時間おありの時にご覧いただけますと嬉しいです。
第一話 エスケープへの応援コメント
祥姫とはどうやら上手くいってないのですね
幼い頃は仲良くしてるようなので何があったのか
木葉にきっかけの出来事の自覚はあるのかなど気になります
木葉の急く心境が物をぞんざいに扱っているところに表されているのだなと思いました
前作もそうでしたがコンプレックスを抱える人物の描写がとても細やかで
ああ、こういうことってあるなぁ…って思います
作者からの返信
@rnaribose様
コメントありがとうございます。
祥姫との間に亀裂が入った理由は、祥姫が抱える事情に由来します。木葉に心当たりがあるのかは、とても大事な点になりまして、終盤に明らかになります。お待ちいただけますと嬉しいです。
仰る通り、木葉は急いでいますが、なかなか支度が進まない一方で、自尊心が傷つけられている事もあり荒れてしまっているようです。
人物描写に共感していただけて、めちゃめちゃ嬉しいです。ありがとうございます!
第一話 エスケープへの応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
「主の乳姉妹でありながら、その祥姫から疎んじられる乳母子など、仕える他の女房からすれば、侮って当然の存在なのだ」
つまり、主に侮られる乳母子とは、恵まれた環境にありながら、それをうまく利用することすらできないようなうすノロ、と見なされてしまうわけですね。親を選べないのと同じく、自分で選び取ったわけでもない乳兄弟にじゃけんにされることで、同僚たちからもバカにされるとは、踏んだり蹴ったりです。
祥姫が何を思ってそんな鼻あしらいをするようになったのか、解き明かされていくのを楽しみにしております。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
仰る通りで、端的にいじめの構造になってしまっていますね。
現代的にはどんな理由があっても許されませんが、王朝日記などに見る倫理観は、結構エグかったりします。
女房の序列は、彼女たちの中においての身分が第一で、そうでなければ能力で世間と主人に認めさせるしかなく、祥姫にそっぽ向かれた木葉になす術はないようです。
その辺りにも、祥姫の秘密がありそうで、お待ちいただいてご覧いただけますと嬉しいです。
楽しみと仰っていたいて、ありがとうございます(*^^*)
編集済
プロローグ 秘密の恋文への応援コメント
コメント、お邪魔します。
これは大変な事態。
手引きの疑いは、濡れ衣なんですよね。
しかし、姫さまには秘密の恋人がいるもよう。
作者からの返信
本城 冴月様
コメントありがとうございます。
仰る通り、木葉は濡れ衣を着せられてとんでもないことになってしまいました。
祥姫の恋人、誰なんでしょう。どっちにしても父親は困っちゃいますよね汗
プロローグ 秘密の恋文への応援コメント
カワセミさま
こんにちは。
すべり出しからこれは何とも思わせぶりな。のっぴきならぬ恋に身を焦がす男女が見えるようです。いや、こんなやりとりを父親に見られれば、当時の深窓の姫君でなくとも青くなりそうです。
高貴な姫君の乳母ともなると矜持も並々ならぬものがあるのでしょうね。一緒に育てる我が子と預かっている大切な御子。幼きものへの愛着に使命感や誇りが加わる分、姫君への思い入れが相対的に大きくなるのでしょうか。
祥姫はまだ謎の女性というイメージが強くありました。今後彼女の内面に肉迫するだろう展開を楽しみにしています。
作者からの返信
佐藤宇佳子様
コメントありがとうございます。
思わせぶりとのご意見、恐縮です。
恋文の謎は終盤に明かされる予定なのです、しばらくお待ちいただけるとありがたいです。
貴族の乳母が引き起こす厄介ごとは物語にも登場します。
若君に縁付けたい姫君の両親に勝手に話をつけて、いきなり、今夜姫君に通って下さい、と押しつけるお話とか(^^;
帝の妃になるような女性の乳母であれば、自身も命婦という女官の地位を得て大出世しますので、まさに一蓮托生、必死にならない筈がないのです。
また、お乳をあげる期間は、自分の子供は別の人間に預けるのが一般的らしく、実子への思い入れに差が出たとしても不思議はない気がします。
祥姫へのご興味を持っていただいて、とても嬉しいです。
木葉が抱く祥姫像が、本人の抱える実像に添っているのかいないのか、そもそもそこに迫ることができるのか。ご覧いただけますと幸いです。
プロローグ 秘密の恋文への応援コメント
これが近況ノートでおっしゃっていた、紅梅の料紙ってわけですね^^;
たしかに情熱って感じがします。
果たして木葉はどうなってしまうのか。
面白かったです。
ではではノシ
作者からの返信
四谷軒様
コメントありがとうございます。
後先反対になってしまったようで恐縮です(^^;
赤=情熱は現代ではなじみの感覚ですね。
こちらのお話では、今っぽい感じにもしたいと考えているので、これもよし、とバランスを探っていこうと思っております。
木葉が何を知り、どう変化するのか、お付き合いいただけますと嬉しいです。
ありがとうございます。
プロローグ 秘密の恋文への応援コメント
新作公開おめでとうございます🎉
カワセミ様の新作を心待ちにしてました
冒頭から不穏な感じ満載で始まりましたね
ただ木葉が身に覚えのないことなのに文?を見て何か思い当たった様子に知らず知らずのうちに手引きしてしまうことになってしまったのかと…?
この時代自分の子より姫様なのでしょうかね
母上の尋常でなさを見るとこの時代の人はひねくれずに育つだけでも褒めてあげなければと思います💦
紅梅の料紙…目に鮮やかに浮かびますね
本当に恋文だったら素敵です
作者からの返信
@rnaribose様
初めてのコメント!ありがとうございます。とても嬉しいです(❃´◡`❃)
不穏、と仰っていただいて、
そうだ、悪役令嬢ものの冒頭の断罪シーンじゃん、『悪役女房でうんたらかんたら』みたいなタイトルにすれば良かった~、とか思いました笑
木葉が文を見て何に思い当たったのか、ご想像いただいて嬉しいです。これは終盤に明かされることになります。
乳母と乳母子は、どちらもが主人第一であれば頼もしい仲間となるのでしょうが、この母子は不幸な形になってしまいましたね。
仰る通り、時代の中での人のありかた、とても興味のあるテーマです。
紅梅の恋文、このお話の一番の謎です。ご注目いただけますと嬉しいです。
第十五話 I trust youへの応援コメント
「――んー。じゃあ、はい。どうぞー」
と言われたのに、
「……え。なんで。いいの?」
と、一瞬迷ったから、事がスムーズに展開しなくなっちゃいましたね。
その一瞬が命取り。
外記は不器用なタイプのようですね。
作者からの返信
@suekoneko様
コメントありがとうございます。
仰る通り、外記は躊躇したことて回り道をしましたね。
不器用といえばその通りで、石橋を叩いた挙げ句、渡るのが怖くなって途方に暮れるような人かもしれません。
改善していかないと命取りになりかねないかもですね(^_^;)