第2話 会議
朝が来た。
携帯を見てみると、なんと今日は急に仕事が休みになったんだそうだ! ヤッター‼
……とはならず、ということはつまり、昨日あった事件の整理をしなくちゃあいけないということ。
今は…5時半か。事件の犯人であるあいつらが起きてくるまで少し時間がありそうだから、一度自分の中で整理をしてみよう。
えぇっと、まず帰宅すると嫁の喘ぎ声が聞こえて、様子を見てみるとなんと浮気していて、んで相手がまさかの娘だった。ベッドの上で裸でアレをしていた!
俺はいったい、どうすればいい?
この関係を応援すればいいのか? それとも断ち切ったり、慰謝料を請求したりすればいいのか?
取り敢えず、家族会議を立てよう。
「朝早くから集まってもらって済まないが、色々説明してもらおう。まず、いつからそんな関係になった?」
その質問には我が娘、
「……だいたい1週間くらい前…かな。」
「なるほどな。じゃあ少しだけ、質問を変えよう。“いつから互いのことが好きになった?”」
「あたしがお母さんを好きになったのは…いつ頃なんだろ。小さい頃から好きだったけど、“恋心”になったのは3~4年くらい前だと思う。」
「ふ~ん。じゃあ
「うっ…」
「目逸らすな。そんな怯えなくてもいいのに。こんな関係いいと思うけどな。」
「……最初から、とか言ったらどうする?」
「……………………はぁぁぁぁぁぁあ? え、だって引き取った時って、美空は5才とかだったろ? マジで?」
沈黙が続いたため、俺はそれを肯定と受け取った。
「はい、質問その2 “お互いのことはどうおもtt”」
「「大好き‼」」
「お、おう」
…これは即答なのな。食い気味だし。
「んで最後。これからどうするおつもりで?」
「お母さんと結婚はもちろんしたいし、何ならお母さんとの子供を作りたいかも!」
何言ってんのこの娘。
というかこいつら俺が“お前らの関係嫌いじゃないぜ”的なことを言ったら急に元気出し始めたよな。なにこれ。
~あとがき的なもの~
はじめまして! 相対音感です!
前回これ忘れていたんで今回からこの「あとがき的なもの」も書いていこうと思います!
いや~、どうですかね。母と娘の百合ってあまりないじゃあないですか。でも私結構好きだから、書こう!ってなったんですけど、それと同時に“百合を近くで見守る男が主人公の百合小説って、なくね?(あったらごめんなさい)”とも思ったんですよ。それでこうなりました。
第3話もお楽しみに!
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