第8話 中国での小学校生活〜青島編6.〜
前回は子供の承認欲求について書いた。
今回は私の体の変化についても書いていきたい。
私はこの学校に通い始めてから、おねしょをよくしていた。
恥ずかしいし、先生に怒られるのが怖く、シーツを洗わず
そのまま放ったらかしにし、授業と夕食を終え、宿舎に帰った時には
シーツ等は乾いていた。もちろんパジャマも。
だから、パジャマの股の部分はよく黄ばんでいた。
おねしょは夜だけでなく、日中もだった。
日中のお漏らしは他の単語でどういうのかは知らないので、お見過ごしください。
なぜか尿意が我慢できなかった。
本当に漏れそうな尿意に辿りつくまで、「あ、ちょっとおしっこ溜まってきたな」という段階があると思うが、当時の私にはその段階がなく、尿意=本当に漏れそうな段階のことだった。
だから授業中に必死に、汗をかくほどに尿意を我慢していた。
バレないよう、手を机の下にある股に押し付け、漏れないようにした。
両方の太ももで必死に股を塞ぐよう我慢した。
休憩時間になればトイレへダッシュするが、なぜか個室に入ってあとはズボンを脱ぐだけなのに、それが間に合わず、ズボンの中に出してしまうことが多々あった。
全部出し切るのは嫌なので、なんとか途中で止め、ズボンに染みがつかない程度の被害で食い止めていたが、それでも何度かはズボンに広がることもあった。
その時はトイレットペーパーで、休み時間中までには目立たない程度にしようと必死に拭った。
これは高学年になってやっと収まった。
原因はわからない。
ストレスと言ってしまえば片付くけれど。
もしかしたら子供の夜尿症の一種かもしれない。
当時思い出してもすごく苦い思い出のひとつだ。
あとは、私は1年に必ず1、2回は吐いていた。
食当たりなのだろうか。ストレスなのだろうか。
特にこれといった前触れはなく、特に原因となりうるエピソードもないのだが、
必ず毎年嘔吐していた。
みんなも子供の頃は毎年必ず吐いたりしていたのだろうか。
さて、次のエピソードでは、私が中国での田舎生活について書こうと思う。
なぜ中国の田舎にいたのか、それについて簡単に説明をしてから、
エピソードについてできるだけ詳細に書いていきたい。
そこでの生活は、辛さと楽しさがギュッと凝縮された、大嫌いで大好きな時間だった。
それをできる限り思い出していきたい。
占い師に言われて始めたエッセイ くろねこユミ @kiyumi1027
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