第12話 「人間」ばかり見過ぎた高野悦子さん
大自然はみな孤独。
高野悦子さんは、せっかくワンダーフォーゲル部に入ったのに、そこでも人間関係ばかりに気を遣っていたのでしょう。一人で自転車に乗って嵐山へ行ったりしていたようですが、もっと、身近にある公園の樹木や小川の蛙や亀にでも感情移入していれば、大自然の心に触れて、もっと孤独を楽しめたであろうに。
ただ、高野悦子さんの孤独とは、真理に行き着くための戦いであったわけですから、彼女の懊悩は決して無駄ではなかったのです。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録(無料)
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます