第11話 新聞の勧誘

インターホンが鳴る

「こんにちは、毎朝新聞です!少しお時間いただけませんか?」

インターホンにエイリアンが出る

「あいにく、主人が不在なもので、またにしてもらえませんか?」

エイリアンは、人間の〝新妻〟に姿を変え応答する。

「ちょっと待ってください!3ヶ月の契約でいいんです!今日、サービス品持って来たんで受け取ってもらえませんか、食器洗剤と洗濯洗剤!あと毎朝バーミヤンの観戦チケット付けますよ!」

「毎朝バーミヤン!ちょっと待ってください!」

新妻に化けたエイリアンは、慌てて大宇宙教則本を見る。

「こっちが、こうなって、これが、こうなるんだな!」

エイリアンは、ドアを開けて、毎朝新聞と契約した。


「新聞契約した⁈」

崇は、目くじらを立て、怒りをあらわにした。

「ニュースは、携帯で見てるから、新聞なんていらない!ふざけるな!」

エイリアンは、「まあ、そう怒るな、これを見て見ろ!」

エイリアンは、大宇宙教則本を開く。


2023年10月15日


山田崇は、バーミヤンの観戦の後、筒井佐知を助ける為にベッドインする。


「ベッドイン⁈俺が?筒井さんと⁈」

エイリアンは、「悪くない話だろう!野球見て来い!」

そう言って崇の肩を叩いた。


10月15日 バーミヤン戦


崇と筒井佐知は、一塁側内野席にいた。

「山田くん!ありがとう!私バーミヤン好きなのよ

!」筒井佐知は、野球が見れて上機嫌である。

「私、飲み物買ってくるね!」

そう言って、席を立った。

暫くして、両手にドリンクを持った佐知が帰ってくる。

「山田君!買ってきたよ!」と急な階段から、席に戻ろうとした時、バランスを崩した!

「危ない!」山田は無理な体制で、佐知を支えたが、そのまま急な階段を転げ落ちた!

「山田くん!」

辺りは、騒然となり、誰かが救急車を呼んだ。


救急車の中

筒井佐知に付き添われ、山田は痛がっていた。

救急隊員が「これは、骨折してるな!入院だな?」

と語りかける。

「エイリアンの野郎‥」

崇は、筒井佐知に付き添われ、病院に〝ベッドイン〟した。

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