第3話 剛太2

 日本は春夏秋冬の四季があって自然豊かなところだったらしい。いまは夏は無茶苦茶暑いし、冬はものすごく寒くて春と秋というやつは感じないけど、むかしは4つの季節を楽しんでいたと図書館の本に書いてあった。


 図書館の本はかなり古いもので70年ぐらい前のものらしい。そこには日本の夏として海水浴、スイカ割り、花火、甲子園というのが書いてあった。


 まずは海水浴。海に行って水着で海岸などで遊ぶことらしい。むかしは海や浜辺が綺麗だったので遊べたみたいだけど、今では化学部質に汚染されて近寄ることもできない。むかしは遊ぶところが沢山あっていいな。


 続いてスイカ割り。目隠しをして棒でスイカを割るゲームだ。これは小学校に入った頃に友達とやったことがある。あの頃はクラスに20人以上いて楽しかったな。


 その次は花火。大きい打ち上げ花火というのは映像でしか見たことない。ちっちゃい花火は毎年、うちの畑でやってる。今年もやりたいな。


 最後は甲子園。これがよくわからない。むかしは野球というスポーツがあったらしい。甲子園は全国の高校生がここを目指して野球をしていたみたいだ。真夏の炎天下にやってたらしいけど、いまなら風紀警察に犯罪行為で使ってしまうね。


 日本の夏について調べてみたけど、いまに残っているものは少ないのだと思った。だから、スイカ割りと花火は覚えておくし、これからもやっておきたいと思う。弟やもっと小さい子たちに、こんな遊びがあることを伝えていくんだ。


 これで僕の宿題は終わり。日本がなくなってしまうのは悲しいけど、日本について調べられて良かったです。

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