第4話〜お姉さんによる供給過多…デュフォフォカヌポゥww〜

「お疲れ様。涼太くん」

「はい…あと春華さん弁当ありがとうございました」

「どうしたのそんな改まって?普通に弁当作っただけだとおもうんだけど…」

「いえ、あれが唯一の救いだったので。おかげで面接まで集中することができました」

「唯一の救ってw大袈裟だなぁ」

「大袈裟じゃないですよ。マジで大変でした。」

「まぁ、とりあえずひと段落ついたんだし、これ私からのプレゼント!」

そう言われ手紙を入れるよくあるあの封筒を渡された

「なんですかこれ?」

「気になるなら開けなよ♪」

「…」

にまにまと自分を見る春華さんに疑心暗鬼になりながら封筒を開けた

「…えぇ?」

開けるとそこには有名旅館の招待チケット。その旅館、評判がめちゃくちゃよく1ヶ月先まで予約が埋まってるなんて聞くけど…

「どうやって手に入れたんですか?これ」

「ふふっ、気になる?」

「焦ったいですねぇ…教えてくださいよ…

「なんとですね、キャンペーンの抽選で当たったのです!」

「へぇ、めでたいですね。」

マジか…関わることのないと思ってたけど、こんな形で巡り合うとは…

な お さ ら 天 国 や ん あ ざ ま す

えーほんとに泊まれるんだやったわ。やっぱ神さまは見てるんだなぁ!うわぁ、すげー楽しみだわぁ!

…っと、今これをリアルで出してはよくないな。今は冷静な男子高校生、で通ってんだから引かれても困る…

「ん?これってペア用のチケットじゃないですか。もう1人って誰です?……あぁ」

「そ。私だよ?普通に考えて私だよね?」

「あぁ…はい…確かにそうです…」

少し春華さんに対して申し訳なくなった。

ま、でもそれはそれでいいんですけどね!あの容姿端麗才色兼備な春華さんと2人で旅館とか嬉しくないはずがない!ウヒョッ!デュフッ!フォカヌp……きもいな自分…

とりあえず嬉しいことには変わりない。楽しみに待っときますかね

「それで、旅館はいつ行くんですか?」

「それが明日でさ、昼過ぎに出発だけど一応準備春帰ったらすぐしてね。ちなみに2泊3日だから」

「はい」

2泊3日か…旅行自体あんま行ったことなかったからマジで楽しみだな

受験からの帰路では春華さんの車の匂いと疲れもあって帰り着くまで寝てしまった。起こしてくれた春華さんも女神だった。

まだ眠気を感じつつも頑張って体を動かして着替えや荷物の整理を済ませ、一通りできたので不意に思ったことを調べてみた

…そういやあの旅館って内装とかはどんな感じなんだろ…調べてみよ

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