第11話 装備品

"この街の 人たちを よく見ると 老人ばかりで 50代以下は いないように 思えた...何となく みえてくる糸が......確信はないけど......もし そうだとしたら...


僕が 感情に流されて いる間に ユミさんは いろいろと 情報を集めに 回っていた。


僕も 何かしなければ ここにいる意味が ない気がして 焦りを覚える


ユミさんが 言ってた 武器になるものを 見つけなければ......。


落ち合う場所を 決めて 動き出す。




街を見る限り 機能している様子は まったくない


店の中も 散乱して 放置状態 起きたことを 想像するのも 怖くて できない......自分が こんなにも 臆病だった事に 今さら気づく......こんな僕を 守らなきゃならない ユミさんの 足手まといにだけは ならないように 誓った。


そんな事を 考えながら 店の中を 物色していると 加工した 木の棒を いくつか 見つけた...頭の中で この棒が 武器になるのかを 巡らせ これを使って 何かできるんじゃ ないかと確保する事に......探すと それなりに 使えそうな物は 確保できたが 食料に なりそうな物は 見つからない......もう少し 周辺を 探す事にした。




何時間も 夢中になって 探してたせいか もう辺りは 夕暮れ時で 茜色に染まっていた。僕は 急いで 落ち合う場所に 戻ろうとした時 また、あのサイレンが 鳴り響く!


僕は 建物の陰に隠れ 時を待つ......何度見ても 吐き気がする あの光景が 目に焼きつく.....


その時


一人の お婆さんが 倒れこんだ。その瞬間 一斉に お婆さんに 散弾銃が向けられ 時が静止した。


緊迫した 空気が流れ 僕を含め 誰一人動く事ができないでいると......何処からか 声が......


一瞬で 目が覚めた!


ユミさん!?"


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