第4話
「纐纈殿から預かったこれはなんだこの花が彫られた棒?と櫛か?」「それは
二人を逃したのは正解であったか、隆起した筋骨そして中々に頭も切れる武装は肉厚で幅広の大太刀地面への一撃で地を割ったか儂の膂力では去なすのがやっとか、なんと厄介なしかし元の世界では居なかったこれ程の偉丈夫との死合い沸るものよ
「『朧霞流一の太刀裏
洞窟の外では二人が儂を待っていた、「勝ったのか纐纈殿、それとこれ預かっていたものだ、それと話したく無いのであれば構わないが、これは貴殿が使っているのか?」「この簪と櫛かこの二つは亡き妻と娘の形見だ。簪に彫られた花はこの世界に咲いているかは分からぬが百合と言ってな妻が好きな花であった」「じゃ、じゃあお爺ちゃんは貴族じゃないって事かニャ?」「貴族?なんの話だ?儂は只の田舎侍だ」「その百合の花は皇国では帝の象徴でありその帝の許しがなければ身につける事のできない花だそうだ。」皇国か少し興味が出てきたいずれ行くとしよう
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