Liberator. The Nobody’s.
順調に消化してるつもりなのに減るどころかなんか増えてきたので頑張ります。しかしなんとこの作品ほぼ180000文字あります。こりゃ長くなるな。
じゃ、始めます。
『異分子の二人へ』
早速なんだけど、ルビは区切れてる場所ごとに振ったほうがいいと思うのよ。やと かぐつちってとこ纏めてルビ振ったでしょ?ずれてる。ちょっとださい。他ので言ってる姓名の話と同じでもある。っていうか、関係ないけど章の大見出し、小見出しのやつ知らなかったな。或いは忘れてたか。
冒頭読んでまず思いました。
キャラ紹介のところの「ような」ってそんないるかな?いやまぁ、別にいるってんなら良いけどね。皆々様各位におかれましては小説を書かれているものと存じますが、説明でようなって使われると「あーた断定はできんのか?」って思っちゃう。あと、その近辺の立てかけられた刃が~のとこ、どっかしらに読点入れた方が読みやすくていいと思うかな。
『ソファーで居眠りをするように』
『鋭く尖ったような雰囲気を醸し出している。』
上はともかく下の「ような」要らなくない?って話ね。いや、上の文って前提が無かったら一回くらいはそこでも使って良いかもしんないけどね。
ちょっとくどい。
『少女という表現がしっくりくるような容姿』
ここもね、別にしっくりくるで良かったじゃんって思うのよ。
っていうか、キャラクターの容姿想像しきれてる?全体的に抽象度が高い、つまり具象度が低い説明なのさ。キャラクターから要素を正確に抽出すればもう少し情報を増やせるのにそれを怠っているように思う。
例えば、もっともここまで一回の説明で済ませろとは言わないし多少は割愛されるのだけど。
目の大きさ、形、一重か二重か、鼻の高さ、形、場合によってはお茶の水博士とか、芥川の鼻みたいにその大きさがキャラクターを説明する場合もあるし、或いは地球を舞台にするなら、あるいはそうでなくとも人種に視点をおいて肌の色を含めた諸要素を説明してしまう手段もある。村上春樹なんかは耳好きだよね、耳もキャラクター性を印象付ける手段ですし、それから頬骨、首の太さ、指の太さ、長さ、爪の形、癖毛かそうでないか、髪の色、目の色、背骨の曲がり具合、どういう癖があるか、などなど。
そこら辺を考えていない人はちょっと強い要素に気を取られがちで、ここでは例えばでかい剣とか、銃の入ったケースとかがそれだね。もっとも、短編小説とかだとあまり本人のキャラクター性に意識をおかないから説明しない場合もあるけど、でも長編ならもう少しちゃんと説明しても良かったんじゃないかなって思います。
全部やれってんじゃないよ?
ただ、読者の頭にぼんやりした像が生まれるくらいの要素はいれておいても良かったんじゃない?っていう、それだけ。それに意外としっかりキャラ説明できる場所って少ないからね。できるときにやっとけってこと。まぁ、これから説明されるのかもしんないし、これくらいにしておきましょう。
『機械のような無機質ささえ感じる程だった。』
うーん、もしかしてあなた比喩っぽいの『~のような』しか使えない感じ?だとしたらレパートリーを増やした方がいいと思うが。
『強襲へ』
他でも言ってるから細かくは割愛するが姓名分けてルビを振ろう。読みづらい。
『しかし火具土まで後数キロと言う所、それは、私たちの乗る護送車の前を走っていた別の車両が、まるで紙切れのように引き裂かれることから始まった。』
『その場に現れた
並んでる文なのにそれって呼んでるもの違うよね?なんだかなぁ、不親切、大体最初の文の方はそもそもが読みづらい。あとなんか時制なのか何かしらに違和感がある。そこら辺は僕なんもわかってないから他の人に聞いて。
『同時に行われたアサルトライフルの一斉射撃。その殆どが着弾し、数秒もせずに行動不能になるのだと思っていた。なのに、それはすぐに何食わぬ顔で反撃を始めた。』
あぁあああっっっ!くっそ読みづれぇ!
5W1H不足。
一体何に着弾したのか不明瞭。
大体、それって単語を使ってるってのがな。素でわかりにくいのに、これじゃもう読みたくなくなっちゃうよ。
大嵐レイくんの最初の方読んでるっぽいしそこで説明するけど僕はね、ヤツって言う前に訳のわからないロボットって書いてこれがイコールで繋がるように書いたのだよ。だって分かりにくいもの。そういう風にもう少し早めに軽く説明して良かったんじゃないかなって思いました。あと単に平仮名でそれって言うと他の単語に紛れるので片仮名使ったっていいかなって思ったね。
『私だってその存在は知っていたし、それがどれだけ危険な存在なのか、頭では理解しているつもりだった。
その認識は間違っていた。何もかもが甘かった。こんなにも理不尽な暴力が存在しているなんて、考えも付かなかった。』
箇条書き感。単調すぎて心情描写っぽくないからやめた方がいいと思うのだ。
他もそうだけどね。
単調で読みやすいってのと、すらすら読めて面白いってのはイコールじゃないからね。説明がね、淡白で何も伝わってこない。臨場感的なものがね、皆無。説明的すぎる。
あと、一部ラノベをアニメ化したときに起こるリアリティの欠如なんじゃないかなって思うんだけどさ。描写が浅いんだよな。
斬られたやつは斬られただけで血が噴き出るだけ。その先の想像ができていない。その断面はどうなるのか、あと何センチで完全に千切れちゃうくらいなのかとか、スプラッタにしろってことじゃないんだけどね。
『肩口にはアンヴァラスの鍵爪を受けて深々と斬り裂かれ、そこからは滴り落ちる程に出血している。』
あと、「には」では無いよなって思った。
それで、さっきの話に戻ると皆さん引き出しが足りてないよねって思った。より正確には、傷口は単に傷口という概念のまま完結していてそこに繋がる要素を抽出できていない。
まぁ、いちいち僕の引き出し開けてこーんなのがあるんだよぉ、すごいねぇ。ってやる義理もないのでそんな詳しくは語ってあげない。引き出しの種類は自分で増やしなさい。
『男が首をゴリゴリと鳴らしながら挑発するように言うと、』
すりごまかよ。いや、直すべきじゃなくって単にこの説明じゃギャグシーンみてぇだなって思ったってだけなんだけども。っていうかすりごましか連想できなかった。体はすり鉢、首はすりこぎ棒でできているッ!
『どんな体制で撃っても驚く程正確に命中する。』
体勢だと思う。
『大脱走劇へ』
『私が撃ったライフルの銃声が聞こえたからなのだそうだ。』
待ってこの人ライフル撃ったの?
長距離狙撃用の武器を?近距離の整って無さそうな体勢で?それほんと?
まぁ、そこはどうでもいいか。
『「そんなに俺の顔は凶悪だったかよ‼」』
ひとつ言わせて欲しい。お前の顔を知る読者はいない。説明しろよ!
『二十四世紀へ』
『奪還するにまで至った。』
するにまで……変なような、若干それで問題無いような…。わからん。
『「ほらお嬢ちゃん、街を案内してくれた礼に一杯奢るぜ」』
振られてるルビがミスなのかそうじゃないのかわからん。
あと、ちょくちょく変なとこあるし、てにをはを学んだ方がいいんじゃあないかしら。
『剣を生み人を鍛造する街へ』
『階段の先にはずっと先まで暗闇広がっていて、』
脱字。
『忘れ去られた古き地下街へ』
『呆気に取られて上を見上げてみれば、』
上を見上げるってどうなんだろう。
~の上を見上げる、ならまだわかるんだけど。
『そいつに触るんじゃない‼』
ルビの方ねぃってなってたけどこれは誤字でなく?
トラペゾヘドロン。
っていうかね。台詞はまぁ良いんだけどね。描写からキャラクターが出てないのがね。あーあって感じするよね。
『結末と始まりへ』
『馬鹿で短絡的。違いがあるとするなら、手を出す前にぶっ殺す算段を考えてから行動に移すということだろう。』
たぶん、「と」なんじゃないかなって。
『三つの激闘へ』
『ひび割れた空間の辺りから湧き出した小さいな何かが、』
な。
僕ならここにこういうシーン入れるなぁとかあったけど、まぁ、そこら辺は趣味の範疇でもあるしな。別にいいか。
ひとつ言うなら、この話の中で視点変えたのそんな意味あったかなって思ったが。
次の話にいったらまた視点変わってて何なん?って思ったし。
あと、どうでもいいけどあなた心情描写自体は微妙かな。これなら別に無理に視点切り替えないで台詞でやってもいいと思うわ。なんかコメントで台詞だけだとキャラクター性がどうこういってたけども。これなら無理に心情描写しようとしないでキャラクターのガワだけ書いて魅せた方がいいと思うが。っていうかこれなら三人称のがいいんじゃあない?
まぁ、そこはご勝手にどうぞ。
『Believe to Fiftyへ』
『互い次に何をするのか、何を欲しているのかが』
互いに、じゃない?
『やはり俺たちに残され道は逃げるのみ。』
残された。
『視線の先に放つ言葉へ』
『セミショートに切り揃えられたシルバーの髪が綺麗だからとか、宝石のような瞳と長いまつ毛が素敵だからとか、彼女がとにかく美人だからだとか』
やっとキャラ紹介かな?
これ以前に触れられてるとこあったっけ?
どうでもいいけど、
『 ……。…………。』
前も使ってたこれが謎過ぎて気になるわ。
いや、意図自体はわかるんだけど、こうじゃなくない?みたいな。
割りと皆様やりがちだけど、描写の量が無いのに質も平々凡々ともなると細かな心情書けないよね。
『休暇宣告とアメリカ旅行記へ』
『 いや、正確にはお腹が空いると言うよりも、』
空いている。
関係ないけどホットドッグのレシピっていうか、アレンジってどこから持ってきたの?
『It's My Policyへ』
『あれから随分と時間が経ったけれど、やっぱりまだ痛いのかな。私にはそれがどれ程の痛みなのかは分からないけど、少なくとも、あれってブーツで蹴飛ばして良いものじゃないよね……。』
あれ、それ、どれってうるさい。ぼかしたいのはまぁわかるが何とかしなさい。
っていうか、これは今回の批評では今までたぶん言わなかったもののよく言ってることなんだが、描写する際は五感を意識しようね。物体の色、形、匂い、質(触り心地)、音、味、などなど。
これができてなくて不要に抽象的な物ばかり書いてる人って結構多い印象。
『第三の選択肢へ』
『地鉄は爬虫類の表皮のような生々しさ思わせた。』
生々しさを?
『Cold gazeへ』
『事実街アンヴァラスの襲撃率は他の様式の街と比較しても低いと言われている』
なんかミスありそう。
『ラッキーな一部の奴』『それ以外のあぶれた大半の者たち』
どういう意図で奴と者たちって対比させてるのかわからん。ここは揃えてもいいと思う。
どうでもいいけど、僕は水戸黄門的に悪役が浅い言動繰り返して最後は脅されたりとか何かしらの強制力に負けたりって構図あんまり好きじゃないかな。
『Don't you think ?へ』
『だだ大概の場合、一度失ったら取り戻すことができないようになっているのが世の中の摂理ってものさ。』
ただ、かな。
エピローグじゃなくてプロローグなのってとこと、やたら長ない?
あー、終わるなぁ。から、結構あったんだが。
まぁ、悪いとはいわないがボス戦のボリュームの割には長かったなと、うん、質が低かったとまでは言わんが。
『まとめ』
総括します。
「ストーリー、キャラクター自体はまぁ悪くなかったんじゃない?って思う。キャラ視点のなりきりは特にバレル辺りがなんか違うなぁって僕は思ったけどそこはまぁ個人の意見の範疇だ。だから、そこら辺は一旦気にしないものとして、描写が弱い。これが一番良くないなぁって思った。説明の質が全体的に低く、要素Aが出てきたとしてその先が無い。例えばこれはAだって文章があったとして、どのようにAであるかが説明されていない。その延長でキャラクター説明も弱い。っていうか、結局バレルとか主人公なんかの主要キャラがどんな外見なのか細かい部分がまるでわかんなかったんだけどどっかに書いてあったんならそこ見逃してるから教えて欲しいくらいです。いや、まぁ別に読み返す気はないからいらないけどね。それと、「あれ」「これ」「それ」「どれ」を多用しない!こそあど言葉使って書くよりちゃんと描写しようか!比喩の方法も身に付けろ!~のようなだけで乗り切れる訳ないだろ!」
って感じです。概ねそんな感じ。
まぁ、後は別に口出ししなくてもいいかなと。
思ったかな。
それくらいです。
あぁでも、エピソードタイトルの英語部分の大文字小文字が徹底されてないように感じたのちょっと引っ掛かったかな。どうでもいいが。
じゃ、以上です。
企画への意見、ここをこうした方が良いんじゃないかとか、言い過ぎじゃない?とか、もっとここ指摘して欲しかったとかあればどうぞ。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます