点とてん

宙空に浮かぶ糸が

私と誰かを繋いでいて

蛍光塗料を染みこませ

夜空の下に天の川


私と愛する友だちを

星色に浮かび繋ぐ糸

どうせだったら遠く長く

曲がりくねった川が良い


ピンと短く張っていたら

きっと近くには感じるけれど

冷たい夜風が手のひらの

星をとしてしまうから


ゆっくり たゆたう川が良い


私が握る星屑に

繋がる糸は幾本いくほん

七十億分のひとひらの

私が見つけた輝きは


大地を歩く点とてん

星の数にも届くほど

繋がる奇跡の点とてん

光って見える 出会いに気づく


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