第9パーティー結成
Bランクダンジョンを数か所周り 俺達はĀランクへ昇格したらしい
ーと言うのもハイジがギルドに行って 申請したら既にそのの資格はあったらしくギルドカードを見せたら簡単に通ったそうだ カードには踏破したダンジョンのコアの魔力が記録されるらしく
俺 ハイジ クラリスの3人はĀランクになったので Āランクダンジョンに行けるようになった
宿屋でギルドから貰った大陸のダンジョン地図を見ながら 次の 目的地を考えていると ドアをノックする音がして「どうぞ」俺が言うとハイジとクラリスが「遅くにごめんなさい」言いつつ入ってきた
「どうかしたのか?」
「うん 二人に黙ってた事があって それを話に来たの」ハイジが俯いたまま話す
「あのね…… 私達二人共取替え子なの」クラリスが暗い表情で言う
「それが どうかしたのか? 何か二人にとって重要な事なのか?」
二人は顔を上げ俺を見る ちなみにノエルと母ちゃんは風呂に行ってていない
「シリウスさん 気持ち悪くないんですか?」クラリスが困惑した顔で聞いてくる
「だから 何が?」訝し気に聞くと
「取替え子は 昔から忌み子扱いされてるんですよ」
「だからと言って お前達が俺達に何か迷惑かけてるのか? それに俺だって親の顔も知らない得体の知れない男だぞ」
「……」
沈黙を破るようにノエルと母ちゃんが風呂から帰ってきた
「どうしたんじゃ 三人で辛気臭い顔して」母ちゃんが髪を拭きながら聞く
「いや ハイジとクラリスが取替え子だって それを黙ってた事を謝ってるんだけど 何が悪いのか俺には分からなくてな」
「そうか そうか 二人は取替え子なのか 取替え子は妖精がいたずらに取替える事もあるし 稀に精霊王が役目を持たせて取り換える事もある いたずらで取り換えられた子は気性が激しく粗暴なものが多いと聞くが二人を見るに そんな所も無いし 何か目的が精霊王にはあったのかもしれんな」
「まあ 何にせよ なにも問題はないよ」二人に笑いながら言う
「うう……」クラリスが泣き始める
「どうした?クラリス 何かあったか?」
「だって わたしは取替え子で気持ち悪い 災いを招くと言われて村を追い出されたのに 取替え子と分かっても優しくしてもらえるなんて 嬉しくて」
「まあ ハイジはハイジ クラリスはクラリス 俺達の中では それだけだ」
母ちゃんが頷き ノエルは寝ている シリアスな場面なんだから せめて起きてろ!!
「でね ここからが本題なんだけど わたし達もシリウス旅団に入れて欲しいの
お願い」
ハイジが頭を下げる 横でクラリスも頭を下げる
「いいよ ってか 今までと変わらないじゃん」最古参メンバーは寝てるし 俺の独断でいいよな?
「「ありがとうございます 宜しくお願い致します」」
「こちらこそ 改めてよろしくね」
「これから Āランクダンジョンに潜りたいけど 二人じゃ心細くって かと言って 知ってる人達じゃ あんまり 頼りなくて ここはひとつシリウス旅団に入れてもらうのが一番いいかなとクラリススとも話してたんです」
「過大評価な気もするが 今まで通りよろしく頼むよ」
そして 二人と母ちゃんと俺で次のダンジョンの計画を考える
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