第195話 サバイバルデートまさかの順調?
どうしてこのようなことになっているのかと聞かれれば、大元は海楓の悠宇とちか放置。スルーした方が面白いことが起きるかもしれない。ということから始まっているのだが。今のところ悠宇とちかは海楓が確実に何かした――という情報がないため。本当に置いて行かれた。海楓が何かしているの半分半分くらいで頭の中に――と、なるような場面なのかもしれないが。悠宇とちかはそれどころではなかったというか。余計なことを考える暇がないくらい。ある意味で現在が充実していた。
今の悠宇とちかはというと――目の前の火と真剣に向き合っていた。そして、少し太めの枝なども加えたりして、それからさらに少しするとそこそこちゃんとした焚火。そう簡単に消えることはないだろうという安定した火が2人の前に完成したのだった。
下手をすると海楓やガクたちのことは頭の片隅にしかないかもしれない。
「やばいですね。私たちサバイバルいけます?」
また、現在火を見つつ再度喜んでいる。興奮しているのはちかなのだが。ちかはちかで、悠宇との今の時間が大変楽しく。頭の中ではほぼ100%悠宇のことになってるのは――本人しか知らない事。
ということで、普通に大自然の中で火をおこし。気が付けばサバイバルが順調すぎる2人だった。
「まあ――ちょっと道具はチートを使った気がするが――それくらいいいよな」
「はい。ちゃんと火付きましたし。普通にすごいことですよ」
「とりあえず、良きだな。っか、火があるだけでなんか落ち着くな。明るいし」
「ですねー。なんか焚火?火ってずっと見てれますね。この火の揺れといいますか。パチパチ言う音も良いですし。あと意外と普段の生活で焚火を見るってないんですよね」
「だな。ないな。家に暖炉とかあればだが。そんなところ今はなかなかないよな」
「先輩のところならあってもおかしくない雰囲気ありますけどね」
「あそこは模型に占拠だからな。あったとしても爺ちゃんが模型優先で破壊してるな」
「あー、なんかわかる気がします。で、あとはこのあたりが夜間寒くならないことを祈る」
「今の気温なら問題なしですね。結構過ごしやすい気候の土地なんですかね?暑くもなく寒くもなくですよね」
「詳しくはわからないが――でもまあ過ごしやすそうなところだな」
「向こうの世界だと外で――とかだと。まあ大変そうですよね。こんなに気持ちい感じじゃないと思いますし」
ちかと悠宇は空を見つつのんびり話す。ちなみにあたりは気が付けば暗闇。しかし焚火があることで2人のところは暖かい明かりが灯っている。
ちなみに2人も言っていたが。今の気候的にはとても気持ちいい気候。過ごしやすい気温、湿度だった。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます