第123話 ついに表舞台に? ◆
金髪の超絶美少女が居た。
そんな超絶美少女が男共に絡まれている。
超絶美少女の表情は明らかに困っているように見える。
今こそ俺の出番。
目標まで数メートル。
もう助けれる。
多少の喧嘩暗い余裕――多分。最悪コンビニに逃げ込めば何とかる。
とにかくピンチに颯爽とやって来る王子になる。
茶髪のボサボサ頭の男は自身の脳内をフルスロットルで回転させ――。
この先は無駄なく金髪の美少女を助けるべく男共と少女の間に入ろうと。とりあえず3人のうち2人の体制を崩せれば何とかなる。
2人の体制を崩したら声をかけながら美少女の手を掴む。
「よし。完璧」
茶髪のボサボサ頭。獅子という男は怖さなど微塵もなく。とにかくこの後の超絶美少女とのムフフーな関係を夢見て突っ込んだ――のだが。
妄想をしすぎていたためだろう。
獅子は気が付かなかった。斜め横から迫って来ていたもう1つの影に――。
「――おいおい俺の――ぬわっ!?」
獅子が美少女に声をかけ、手を伸ばそうとしたとき。
彼の背中に大きな衝撃が走ったのだった――そして獅子は男2人へとタックルでもするかのように突っ込む形となったのだった。
そしてそんな彼の上を通過する――人影があった。
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