エピローグ なに、さきくん
お揃いの白いタキシードを着ると、僕たちの身長は本当に少ししか変わらなくて、衣真くんの方が体格がいいくらいなんだって思い出す。
今日僕の生涯のパートナーになる、僕のフィアンセ。星のようだったのに、天上から僕の腕の中へ自ら降りてきてくれた綺麗なひと。
今日も繊細なまつ毛の先には、彼の愛と知性をうつした小さな火花が瞬いている。
衣真くん。あなたはきれいだ。
衣真くん。
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