‪☆第2章‪☆

第23話


 *.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜



 大波乱の退職劇から1週間後…

 2人は、アミ父の会社へ出勤した



「お世話になります!!!

 よろしくお願いします!!!(*_ _))*゜」

 緊張した面持ちの柾國まさくに


 会社の入口まで

 迎えに来てくれたのぞむに挨拶


「待ってたよ、柾國くん!

 そんなに緊張しないで(´▽`*)アハハ」


「は、はい…(^_^;)」


「アミも今日から?」


「うん!よろしく!

 あ…のんちゃ…いや、望兄さんに

 ちょっとお願いがあるの…」


「…どうした?」


 この歳でこんなこと言うなんて

 恥ずかしい…だけど、

 "二度も同じことを繰り返したくない"

 …という気持ちが先走り


((*•/(•ω•* ))ヒソヒソ…

(まさくんに 女性が近づかないように

 見張ってて…)



『何を話しているんだ?…』

 柾國は 目を丸くしていた



(。 ´-ω)(ω-`。)ヒソヒソ…

(なになに!

 もしかして浮気されたのか?)


((*•/(•ω•* ))ヒソヒソ…

(…いや、そうじゃないんだけど

 ちょっと心配で…ヘヘッ)


(。 ´-ω)(ω-`。)ヒソヒソ…

(大丈夫だよ!ここ、女性少ないから…

 それに、可愛いアミの頼みだ…

 目を光らせておくからな!)


『アミの誤魔化してるような笑顔…

 柾國くんと何か…あったのかな?』


 アミの頭を撫でて


「大丈夫だから…心配するな」



「ありがとう!助かる!(*´艸`)」



「じゃ、私も行くね!

 まさくん、ファイティンp(*≧ω≦)/ 」



「うん、アミも頑張って…」



「さて、俺達も行こうか!」


 望は 柾國に声をかけた その時




「おはようごじゃいま〜すっ!!!!!」

 元気な挨拶が聞こえて振り返ると



 作業着なのか…

 オーバーオールを着こなした

 黒髪に赤髪のメッシュ…

 色白で可愛らしい男が

 こちらに小走りで向かってきた



「望さ〜ん!εε=(((((( ´ ▽ ` )ノ」


「おっ!さとし、おはよう!」


「あ、そちらの方…新人さんですか?」


「今日入社の柾國まさくにくんだよ」



「柾國さん!

 僕は、智と言います!

 よろしくです!(*´o`*)」


「よろしくお願いします!」



「あ、そうそう…ウチにも

 新人さんが入るんですっ!

 年上の女性なんだって〜♡

 今日は 仕事にならないかも〜♡

 クゥーッ!!”(*>∀<)o迎えに行かなきゃ〜♡」

 ε≡≡\(( *´꒳`*))/シュタタタタ…



 *.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜



「………( '-' )」

 呆然とする柾國の横で


「…びっくりしたよね(´∀`*)アハハハ」

 望がお腹を抱えて笑っていた



「もしかして…クリーンスタッフの…」


「そう、智はクリーンスタッフ…

 今日からアミと一緒だ」



「……そうですか」

 アミと望さんの

 ヒソヒソ話も気になるし…

 あの智ってやつも…


「すごく喜んでたでしょ、智…

 実は年上好きで有名なんだ」


「えっ…(・д・。)」


「あの、あざとい感じに…

 年上女性はコロッと いくらしい…」


「こ、コロッと…ですか(^_^;)」


 場所が変わっても

 落ち着かないってことか… (。´-д-)ハァ-

 まぁ、アミは大丈夫だろう…



 *.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜



「エレベーター前で待つように

 言われたんだけど…

 ここでいいのかな?」



「あ、いたいた〜!!!…」

 εε=(((((ノ*´꒳`*))ノ


 目を細めた笑顔の男の子が

 アミに目掛けて走ってきた


「クリーンスタッフのさとしですっ!‪(*´꒳​`*)ニマッ」


『なんか距離が、近いよ…ヒィ(゚ロ゚;ノ)ノ』


「お姉さんがアミさん?o(。>ω<。)oワクワク」


「は、はい!よろしくお願いします!」



「←・・・(・-・。) ジーッ」


「…えっと…どうしました?」


「お姉さん、僕のタイプです♡(///∇///)ゞ」


「…はぇ??」


「よかった♡ふふっ(*´∇`*)」


『か、可愛い…(*ノωノ)ポッ』



 *.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜



 一方、柾國まさくにの方は…


 朝礼にて自己紹介の後に 別室で

 のぞむに 社内の案内や

 仕事の内容等教わっていた



「前職で部長やってたんだから

 そんなに身構えなくても大丈夫だよ」



 柾國の緊張を汲み取ったのか

 ふわっと包み込むような笑顔で

 話しかける望…



「…いえ、職種も全く違うので

 色々吸収しないと…」

 くまなく資料に目を通していた柾國…


「何か、質問とかあるかな?」


 その問いかけに

 手にしていた資料を置き

 望に向かい合った


「この間…お義母さんから

 望さんはアミの初恋の人だって

 聞きました…」



「えっ…」



 真剣な顔して話す柾國…続けて

「アミとは…

 どういう関係なんでしょうか…」


 柾國の質問に

 望は 目を丸くしたが


「仕事の事じゃないの?

 。゚(゚ノ∀`゚)゚。アヒャヒャ

 柾國くん、気に入った!!!!

 今日から"マサ"って呼んでいい?(´∀`)」


 豪快に笑い飛ばした望は


「そういえば、アミが小さい時に

 "わたち、のんたんの

 およめさんになる〜♡"って

 言ってたなぁ〜( ̄-  ̄ ) ン~カワイカッタ」


 そして

「アミはね、親戚なんだ…

 母親同士が姉妹…

 "従兄妹いとこ"だよ」


「そ、そうですか…従兄妹でしたか(*´꒳`*)」


「アミの受験の時、勉強も教えたよ!

 成績がイマイチで

 大変だった〜!懐かしいなぁ((´∀`*))」



「そうだったんですか(´∀`)」


 親戚か…

 心配して損したな…ε-(´∀`;)ホッ


「……親戚じゃなかったら

 …アミのことは 俺がもらっていたよ」


 突然、真面目な顔で話した望との間に

 緊張が走った


「……えっ(・д・。)…」


 ・・・・・・・・・


「(*°∀°)・∴ブハッ!!w冗談だよ、冗談!!!

 そんな顔しないでよ、マサ!!!

 。゚(゚ノ∀`゚)゚。アヒャヒャ」


 そう言って豪快に笑う望



「…変な質問してすみませんでした」



「気になってたんだよ…何か、あったの?」



 深刻そうな顔で柾國が


「俺たち、付き合う前から

 色々あったもので…」


「さっきもアミに、

 女が近づかないように

 見ていてくれって頼まれたんだ…」


「……そうですか」


「まぁ、2人のことだから

 詮索しないけど……

 俺の大事な妹みたいなものだから

 アミを傷つけるようなことは

 して欲しくないかな〜」



「はい、わかってます…」



「ほら、暗い顔してないで!

 事務所、戻るぞ!」



「…はい!」


 もう、アミを不安にさせない…



 *.゜。:+*.゜。:+*.゜。:+*.゜



 仕事の流れをさとしから聞いて

 メモる…φ(..)メモメモ


「もしかして…

 この行程を全部おひとりで?」


「うん!そうだよ!

 3人でやってたんだけど

 次々と辞めちゃって

 それからは、ずっと1人…(*´꒳`*)

 だから、アミさんが入ってくれて

 すごく、嬉しいんだよ"(ノ*>∀<)ノ」



 ❥ー(♡ω♡ )ー➤ズキュン!!♡

 はしゃいでる姿が可愛い…


「即戦力になれるよう頑張ります!

 何でもお申し付けください!

 ε-(`・ω・´)フンッ」


 これから始める仕事に対して

 意気込んだアミに


「あ!今、何でもって言った?

 それじゃ…連絡先教えて!(*´꒳`*)」



「……えっ?∑(°∀° )」



「社内を手分けして掃除するから

 指示を出す為に必要だからね!

 まさか みんな仕事してるのに

 大きな声で指示できないでしょ(^-^)b」



 そっか…そうだよね…

 びっくりした( °∀° )



「そうですね、わかりました…」



『へへっ!素直なお姉さんで良かった♡

 指示なんてただの口実…

 連絡先GETだぜっ☆』

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