第5話
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我社へ研修に来た
元カレ
別れた理由…
哲が勤めている会社の
社長令嬢との縁談があると
取引先から聞いた私が
良かれと思って 哲に別れを告げた…
当時の私は 哲を忘れるために必死だった
今更、縁談話はデマだと言われても!!!!!!
「忘れたのなら…思い出させてやる」
彼に手を引かれ歩く
″ダメだよ…このまま着いて行ったら…″
それは、わかっている…
でも、大好きだった…
いつも優しくて、
私を大事にしてくれた彼が
ものすごく…大好きだった…
連れてこられたホテル…
ぎゅっと抱き締められたカラダは
哲の熱によって 溶かされていく…
*・゚・*:.。.*.。.:
「ちょっ…てっ…っあ…」
ジワジワと その気にさせる愛撫…
抵抗するのにチカラを入れていた腕は
時間が経つにつれて
優しく微笑んだ 哲の首の後ろで
いつも全身全霊で愛してくれた哲…
あらゆるところに、歯型をつける…
その痛みは、一瞬で快感に変わるほど
「てっち…ゃん…っ…ん!…」
「まだ 名前呼ばないで…っ…ぁ…」
舌の入れ方も、揉みしだく手つきも…
何ら変わらない
たっぷり時間を掛けて
全身を弄んで…焦らして…待たされて…
そして…欲しがって…
「っはぁ...ギュッと握られてるみたいだ...」
味わうように
ゆっくりと挿れたら
馴染むまで動かない…
「もう少しだけ…アミを実感させて…」
哲の大きな口が
すっぽりと私の唇を覆い
声が漏れるキスが続く…
荒々しい手つきで弾いて
時々聞こえる 興奮した息遣いで
お互いを
催促するように
私のカラダが ヒクヒクと
「…っ…動くよ…」
与えて満たしあう…
2人 一緒に…果てるまで 楽しむ…
そうだった…てっちゃんは
こうやって 抱いてくれた…
こうやって 愛してくれたんだ…
全部…
思い出した…
激しく揺れる ひとつになった影…
「アミっ…呼んでっ…っん……」
「てっちゃ…ん!!!!!…!!…あぁ…
なんか来ちゃうっ…イっ!!…」
「っ…っっく……ぅはぁ…っ…」
ドクンドクンと深いところで脈打った
*・゚・*:.。.*.。.:
哲の腕に
呼吸を整えたと同時に
ふと我に返った…
「私…帰らなきゃ…」
ベッドから出て着替え始めた
「えっ、…?
あ、そっか!明日も仕事だね…
今度は俺の部屋に泊まって…ゆっくり…」
「ううん、違う…
…今日のことは忘れて!」
「何言ってるんだよ!
俺たち、また やり直…っ」
「私の中では、てっちゃんのことは
終わらせてる…ごめんね…」
「ちょっと…待てよ、アミ!」
バタン....
「何だよ、それ…
勝手に終わらすなよ…
やっと会えたのに…」
天井を仰ぎながら
哲は ベッドに倒れ込んだ
あ…
もしかして…
いけ好かねぇ あの
関係してるのか?
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自宅へ戻ると
無造作に服を脱ぎ捨て
まっすぐバスルームへ向かった…
熱めのシャワーを
滝に打たれるように頭から被る…
まだ 熱の
愛された感触の残る躰を
後悔と一緒に洗い流す…
「(。´-д-)ハァ-…こんなところに歯型…」
ヤってる最中は気が付かない
首筋の痕を見て…ため息をついた
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次の日…
いつものように
「首輪つけてきたのか?
それとも CAにでもなったつもりか?
あっひゃっひゃっ(ノ∀≦。)ノ」
「いちいちうるさいな!セクハラ男め…」
「誰が、セクハラだよヽ(`Д´)ノ」
「またバトルですか?
今度 俺と してくださいよ、先輩♡」
「勝算のないバトルはしません!
あっという間にKOです」
「えーっ!俺が勝ったら
先輩に言うこと聞いてもらおうと
思ったのにぃ♡」
「俊!!!!してくださいだと??
言い方がエロいぞ!」
「仁さんより、マシだと思いますけど?」
「やーーっ!!!!!俺はそんなつもりじゃ…!!!!!」
「ぷッ…(。 >艸<)」
沈んでいた気持ちが、少し
この2人のおかげで浮上した
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事務所に入り
部長に挨拶しようと
近づいた途端…
「アミっ!!! 会議室に来いっ!!!!!」
「何、いきなりっ!!!!! (*`Д´)ノあ゛?」
"アミ
"部長、朝から怖っ:(´ºдº:;`):ヒィ-"
「…………。」
会議室に向かうアミを
仁と俊は見つめていた
「…流石にアミが可哀想になってきた」
「…ですよね」
その横で哲も
アミの後ろ姿を見つめていた
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朝なのに 薄暗い会議室…
出勤早々 いきなり大声出されて
不機嫌な私…
「何ですか?(´^`*)」
「昨日…
「アイツ?……あぁ…
ご飯食べに行きましたけど…」
「食べた後、まっすぐ帰ったのか?」
「…はい?何故そこまで
説明しないとならないんですか?(๑`H´๑)」
「これは、何?」
首に巻いていたスカーフを
スルリと取られて
昨夜 つけられた歯型が露に
「か、関係ないじゃないですか!」
咄嗟に痕を隠した手を捕まえ
大きな声を出した
「…関係あんだよ!!!」
「は?どうしてですか?
だって、私たちっ……」
「気が変わった…
今度から アイツの誘いは断れ!」
「はぁ?」
ドンッ…
(°∀°)ヒィィィィ
か、壁ドンってやつ…
部長は私に顔を近づけ、耳元で囁いた
「アミは、俺の許嫁だ…
そのことを、忘れるな……」
バタンッ…
部長は出て行った……
「な、何…今の……」
顔がみるみる火照っていくのがわかった…
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