第13話 夜空に輝く補佐官の瞳
明日は休日・・・
リシテアールは、七日に二日休みがある。
私は、下着のままで夜のバルコニーに出た。
町の灯がきれいだ。 何か歌いたくなる。
こんなときは、勇者ルミナリアの気分がわかる。
ふむう・・・
「♪♪♪」
「愛・お○えていますか」だ。
不意に、人の気配を感じる。
「素敵な歌ですね・・・」
イリアだった。
「地球のアニメソングでね・・・」
「知ってます。
確か、「地球」の騎士たちが、宇宙から来た「文化」を忘れた巨人の騎士たちと、戦争していて、最後に地球の歌姫の歌をもってして、地球の騎士団長の一人が、巨人の将軍を倒し、世界を平和にする話でしょ?」
おおむねあっている!
「僕は、三人のロマンスより、歌が好きなんです。」
「でも、どうして知っているの?」
「ライテス卿が、伝えられたんです。」
けっこう、地球の文化を伝えているなあ・・・
「そういえばさ・・・パスキールのホープメイカーって・・・地球の旗艦に似ているってさ。
いつか、ふたりで見に行こうか?」
「そうですね・・・」
イリアの眼が、きらきらと光っている。
きれいだ。
すいこまれそう・・・
しかし、やるじゃないかライテス!
マク○スシティを現実化するなんて!
「ああ・・・
ホープメイカーの前で歌うミリアム様の姿が見れたらなあ・・・」
よくばりだぞ!
でも・・・
こうして、彼氏と夜景を堪能するのもいいなあ・・・
前世では、こんな余裕もなかったし・・・
働いてばっかで・・・
イリアの瞳は、金色で・・・
神秘的で・・・
吸い込まれそうで・・・
猫ってのは、夜闇では怖がる人も多いけど・・・
いや・・・
リアル・チェシャ猫でコワい奴もいるけど・・・
彼は、好きだ。
惚れ直した・・・
猫耳女王の宇宙計画~猫耳王女になったので、総合導師になってみた~ SHIN @2520
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