第3話 総合導師とは・・・
「あん?
そんな難易度が高いモン・・・
やめとくにゃ。」
商工ギルドマスター・アリシア・ミケランジェロが、そう言った。
「あんなモンは、チートのバケモンにゃ。
確かにライテス卿は、凄かったらしいけど、この世界の技術と自分の前世の知識の融合で、はじめてできたことにゃ。」
アリシアという人は、地球の猫でいうところの、ミケネコのようだ。ちなみに、絵に描かれた彫刻家の子孫だ。
「変人だったみたいだけど・・・」
「そりゃ、変人にゃ。酒を飲んで酔っぱらった挙げ句、「銀魚」作ったにゃ。」
「アロワナとかじゃなく?」
いるのだ。このリシテアールにも。
「「金魚がいるのだ。銀魚がいてなにが悪い!」て、言ったそうだにゃ。
案外、天才ってのは、ああいうものかもしれんにゃ。」
ほほう・・・前世の記憶持ちですかい。
まったく・・・
変人もいたもんだ・・・
前例があるなら、やってみますかい!
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