緑かな ぼやり雨音十二分




 緑かな ぼやり雨音十二分


 前回の俳句をiPhoneにぽちぽち入力している時、真田は通り雨に降られました。場所は公園で、公園に設けられた小屋根の下に急いで避難したのです。が、思ったよりも雨足が強くなり、小屋根の下から出られなくなってしまいました。

 空を見ると、雨雲の端っこが見える程度だったので、すぐに夕立ちだとわかりました。なので、とりあえず雨が止むのを待つことにしました。

 ぼーっと雨音を聴きながら公園の木々や芝生を眺めていると、そういえば、さっきよりも微妙に緑色が濃くなった気がするなぁ、と感じました。雨に打たれる草木というものは、何故だが緑色が増す気がします。

 そんなことを考えながらこの俳句について頭を巡らしていると、やがて雨が止みました。十分程の通り雨でした。

 はい、二分盛りました。ふふふ。



 季語は「緑」です。

 しれっと三段切れになってしまったことは秘密です。リズムを優先しました。三段切れ気がついた人はシーッ。ですよ?



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