第12話 取り戻した日常

その後ジャン・ポール・デマジオは拉致監禁及び婦女暴行及び薬物所持使用の疑いで逮捕送検された


その後国外追放されフランスに強制送還され無期懲役で服役する事になるのだった



「でも南條くんも良いタイミングで来たわね〜」


「親父さんから連絡が入ってね…リカルドさん達の事やジャンの事を事細かく聞いたんだよ」


時緒と南條公彦は時緒の実家でお茶を飲んでくつろぎながら話をしていた



「そうだったのね…まさか亜梨沙おばあちゃまの旦那様がイタリアマフィアの大ボス…ゴットファーザーだったとは驚いたわ」



「だよな〜親父さんにリカルドさん達に罪を重ねさせずに逃してやって欲しいって頼まれたんだよ」


「お父様らしいわ…そうそうリカルドさんから伝言なんだけど南條くんに感謝してたわ。なんかあればそのうち借りは返す…だそうよ」



「そうか…イタリアマフィアの大ボスに貸しを作れるなんて俺も出世したかな?なんてな」



「時緒ちゃんはいつから店再会するんだ?」



事件後…時緒は店を休業して休んで2週間ほど経っていた



「そうね…来月から再開する予定よ。アルバイトの子達にも迷惑かけちゃったからその分お給料は少し色つける予定よ」



「そうか…その時は仕事の合間に買いに行くよ」



そして時緒は無事にお店を再開させる事が出来た



再開の日



お店の前には開店を待つ多くのお客さんが長蛇の列を作っていた



再開を喜ぶお客さんと労いの言葉をかけられて時緒は幸せな気持ちになっていた



こうして日常を取り戻した時緒はますます仕事に邁進するのだった



もちろん約束通り南條公彦も客としてやって来たのだった



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