第95話 ネロ視点
ゲイルがデーモンロードの相手をしている間。わらわはミリアーナと決着をつける事にする。
ある程度分かっていた事だが、お互い破壊神と殲戮神として同じベクトルの力を持つ為、お互いに致命傷を与えきれない。
相手を倒すには神核を破壊し神の力を奪うしかない。
その一番手っ取り早い方法は……。
わらわは破壊光や遠距離からの攻撃は捨て、一気に間合いを詰め格闘戦に持ち込む。
「アハっ、ネロならやっぱりそう来ると思っていたわ」
それを見越していたミリアーナが周囲に爆雷魔法を展開し接敵を阻止しようとする。
わらわは爆雷による衝撃を打ち消しながらなおもミリアーナに近づこうとする。
「ちっ、しつこいわよネロ」
ミリアーナは今度は周囲を触れたら腐らせる細菌の膜を形成しわらわに触れられないようにする。
「無駄だ」
しかしわらわはその細菌ごと滅して打撃を叩き込む。すんでの所で躱されたが、ミリアーナも私に近づかれたく無いのは明白。
そうしている間にゲイルの方はデーモンロードを仕留めに掛かっていた。
うむ流石はわらわの認めた男。デーモンロードごときに遅れを取るはずないと信じていた。
「あらあら、もっと粘ってくれると思ったけど、本当にあの男は生きてる時から、中途半端にしか役に立たないわね」
ミリアーナもほぼ勝負が決した二人の様子を見てつまらなそうに呟いた。
――――――――――――――――――――
読んで頂きありがとうございます。
評価をしていただいた方には感謝を。
続きを書くモチベーションにも繋がりますので
面白いと思っていただけたら
☆☆☆評価を頂けると泣いて喜びます。
もちろん率直な評価として☆でも☆☆でも構いませんので宜しくお願いします。
新規登録で充実の読書を
- マイページ
- 読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
- 小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
- フォローしたユーザーの活動を追える
- 通知
- 小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
- 閲覧履歴
- 以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
アカウントをお持ちの方はログイン
ビューワー設定
文字サイズ
背景色
フォント
組み方向
機能をオンにすると、画面の下部をタップする度に自動的にスクロールして読み進められます。
応援すると応援コメントも書けます