第33話
宿で今後の方針を練る。
まず考えないといけないのは封印の解除。
そして俺は有力な情報を持っている人物に心当たりがある。
ただそうなると厄介なのが俺と言う存在だ。
きっも彼等の中では俺は死んだことになっているだろう。
俺としても極力関わり合いになりたく無い。
仮になんらかの形で俺が生きていると知られると面倒な事は目に見えている。
特にクラリス。吹っ切れていても、引きずっていても厄介な気がする。
俺としては、常世での長い年月ですっかりクラリスとの思い出を風化させていた。
残っていたのは驚くほどに懐かしく淡い温かな記憶だけ。
恨みなんて無い。
というより、冷たいようだがどうでも良い。
まあ、顔を合わせれば違った思いが生まれるかもしれないが、もう以前のような感情を抱くことは無いだろう。
なので、俺としては極力クラリスに合うことなくネルソンに話を付けたい。
彼はネロの伝承についてなにか知っているはずだ。でなければネロの力の一端を知り、クラリスに伝えたりしないだろう。
それに彼はエルフだ。もしかしたらネロを封印した一族と関わりがある可能性もある。
まあ、そんな事を言っていればエルフ全員が対象になってしまうのだけれど。
兎に角。俺はネルソンを有力な情報源として接触することを試みることにした。
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