第2話

 私は異世界デパートの掃除夫だ。

 さて、客もはけた。私の時間だ。

 掃除マシーンに乗って移動する。ウイーン。

 まずは酒だ。昨日の店はやめておこう。

 焼酎とチータラを手に入れた。そして、自分の不道徳の言い訳を探した……そう、私は恵まれない人間だ。友達もいなければ、もちろん、可愛い女の子のアソコに侵入したこともない。

 そして女性の下着が売っている店を発見した。ブラジャーかパンティーか。私はムスコをしごき始めた。発射の直前、手近な布を引っつかみ、ムスコにかぶせた……。私はその汁気で重くなった布をレジの中に突っ込んでおいた。ざまあみやがれ!……いったい何がざまあみやがれ、なのか?私はいつまでこんな凶行を続けられるのか。明日のことは分からない、まったく。

 夜が更けてゆく。ウイーン。

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