異世界掃除夫
森チロ
第1話
私は異世界転生し、掃除夫になった。異世界デパートの掃除夫。
深夜、客が帰った後、トラクターのような掃除マシーンに乗り、カーペットの上を動き回る。ウイーン。
私は雑貨屋の酒をくすねる。さっそく蓋を開けて飲む。ただの酒は美味いな。そして、おつまみも欲しくなる。よし、ビーフジャーキーだ。普段は高くて手が出ない代物だが今夜は特別だ。悪党になった記念だ。
そして夜は更けてゆく。ウイーン。
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