野分来よ 葉見ず花見ず薙ぎはらえしのぶ七種折れ伏す前に

 台風の発生続き。雨女の私にしては珍しく明日の通院が影響を免れたのですが、週末の母の通院が直撃予定日になりました。

 私は電動車椅子に助けられているのですが、この機械、雨の日は外出しないでください、とトリセツに書かれている代物。勿論、そんな訳にはいかず、濡れたら止まるかもしれない機械に移動能力を頼る雨の外出はいつも大事おおごとです。


 天候まで私を苛める、などと落ち込みたくなるので、「台風来い!」と詠んでしまおうかと思いました。

 ですが、続きがブラックから抜け出せていません。


 葉見ず花見ず(彼岸花)は好きな花です。嫌いな植物がないので、逆に特別に何が好きか答えられないタイプですが、そのような中で、より好きな側の花だと私は思っています。印象的な色も容も毒も好き。

 只、今回は悪役になって頂く……と申しますか、悪役に重ね合わせることに致しました。

 ひとえに「葉見ず花見ず」の生き方が、親兄弟に振り回されて疲弊した今の私の癇に障る、という八つ当たりです。実際に植物が倒れたら鬱に陥るので、言葉だけにしてください。

  • Xで共有
  • Facebookで共有
  • はてなブックマークでブックマーク

作者を応援しよう!

ハートをクリックで、簡単に応援の気持ちを伝えられます。(ログインが必要です)

応援したユーザー

応援すると応援コメントも書けます

新規登録で充実の読書を

マイページ
読書の状況から作品を自動で分類して簡単に管理できる
小説の未読話数がひと目でわかり前回の続きから読める
フォローしたユーザーの活動を追える
通知
小説の更新や作者の新作の情報を受け取れる
閲覧履歴
以前読んだ小説が一覧で見つけやすい
新規ユーザー登録無料

アカウントをお持ちの方はログイン

カクヨムで可能な読書体験をくわしく知る